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公開番号
2024143064
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023055548
出願日
2023-03-30
発明の名称
エポキシ樹脂、硬化性樹脂組成物、及び硬化物
出願人
日本化薬株式会社
代理人
主分類
C08G
59/08 20060101AFI20241003BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明は、高弾性率を有し、低吸水性に優れるエポキシ樹脂、および該エポキシ樹脂を含有する硬化性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表されるエポキシ樹脂。
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(式(1)中、複数存在するR
1
は独立して、炭素数1~10の炭化水素基を表す。R
2
は水素原子または炭素数1~10の炭化水素基を表す。nは繰り返し数の平均値であり、1<n<15の実数である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表されるエポキシ樹脂。
TIFF
2024143064000011.tif
57
166
(式(1)中、複数存在するR
1
は独立して、炭素数1~10の炭化水素基を表す。R
2
は水素原子または炭素数1~10の炭化水素基を表す。nは繰り返し数の平均値であり、1<n<15の実数である。)
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記式(1)中のR
1
がメチル基である請求項1に記載のエポキシ樹脂。
【請求項3】
請求項1に記載のエポキシ樹脂と、硬化剤とを含有する硬化性樹脂組成物。
【請求項4】
炭素繊維強化プラスチック用である、請求項3に記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項5】
請求項3または4に記載の硬化性樹脂組成物を硬化してなる硬化物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エポキシ樹脂、硬化性樹脂組成物、及び硬化物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
エポキシ樹脂は種々の硬化剤で硬化させることにより、機械的性質、耐水性、耐薬品性、耐熱性、電気的性質などに優れた硬化物となり、接着剤、塗料、積層板、成形材料、注型材料などの幅広い分野に利用されている。エポキシ樹脂および硬化剤をマトリックス樹脂として強化繊維に含浸、硬化させた炭素繊維強化複合材料(CFRP)は、軽量化・高強度化といった特性を付与できることから、近年、航空機構造用部材、風車の羽根、自動車外板およびICトレイやノートパソコンの筐体(ハウジング)などのコンピュータ用途等に広く展開され、その需要は増加しつつある。特に、その成型体の軽量且つ高強度という特性をいかし、航空機用途のマトリックスレジンに使用されている。
【0003】
CFRP材料には高い機械的強度が求められるが、CFRPのマトリックスレジンに使用するエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂は、一般的にもろく、曲げ強度、靭性、接着性等が低い。そのため、熱硬化性樹脂に強靭性の高い熱可塑性樹脂を添加して特性を補う方法が広く採用されている(特許文献1~3)。具体的には、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリアミド等の熱可塑性樹脂の粒子を熱硬化性樹脂と組み合わせることでプリプレグの曲げ強度や靭性を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭60-243113号公報
特許平09-100358号公報
特開2013-155330号公報
特開2007-211254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年は、さらなる高性能なCFRP材料を得るために、熱硬化性樹脂に対して高弾性率化が強く求められている。これは、高弾性率な熱硬化性樹脂が炭素繊維間を埋めつくし接着することで、応力が熱硬化性樹脂を通して隣接するCFフィラメントに伝達され、多くのCFフィラメントが材料強度発現に寄与できるようになり、複合材料として高強度を実現できるためである。また、吸湿による寸法変化や機械強度の低下を防ぐため、熱硬化樹脂のさらなる低吸水化も求められている。
【0006】
特許文献4は、低吸水性のエポキシ樹脂について記載している。しかしながら、特許文献4に記載のエポキシ樹脂は近年の市場要求特性を満足する性能とはなっていない。
【0007】
本発明は、上記状況を鑑みてなされたものであり、高弾性率を有し、低吸水性に優れるエポキシ樹脂、および該エポキシ樹脂を含有する硬化性樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち本発明は、以下の[1]~[5]に示すものである。なお、本願において「(数値1)~(数値2)」は上下限値を含むことを示す。
[1]
下記式(1)で表されるエポキシ樹脂。
【0009】
TIFF
2024143064000001.tif
57
166
【0010】
(式(1)中、複数存在するR
1
は独立して、炭素数1~10の炭化水素基を表す。R
2
は水素原子または炭素数1~10の炭化水素基を表す。nは繰り返し数の平均値であり、1<n<15の実数である。)
[2]
前記式(1)中のR
1
がメチル基である前項[1]に記載のエポキシ樹脂。
[3]
前項[1]または[2]に記載のエポキシ樹脂と、硬化剤とを有する硬化性樹脂組成物。
[4]
炭素繊維強化プラスチック用である、前項[3]に記載の硬化性樹脂組成物。
[5]
前項[3]または[4]に記載の硬化性樹脂組成物を硬化してなる硬化物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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