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公開番号2024141589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053324
出願日2023-03-29
発明の名称問題作成支援装置、問題作成支援方法及びプログラム
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類G09B 19/00 20060101AFI20241003BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】文章内容に適した問題作成を支援するための技術を提供することである。
【解決手段】本開示の一態様は、文章データを取得するデータ取得部と、前記文章データの要約データを生成する要約生成部と、前記要約データからマスク対象箇所を選定するマスク選定部と、前記マスク対象箇所を含む文章を抽出し、マスクした前記文章を問題文として複数の文章を学習した学習済みモデルに入力して前記マスク対象箇所の選択肢候補を取得し、前記問題文と前記選択肢候補およびマスク対象箇所の文字列とに基づいて問題を作成する問題作成部と、を有する、問題作成支援装置に関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
文章データを取得するデータ取得部と、
前記文章データの要約データを生成する要約生成部と、
前記要約データからマスク対象箇所を選定するマスク選定部と、
前記マスク対象箇所を含む文章を抽出し、マスクした前記文章を問題文として複数の文章を学習した学習済みモデルに入力して前記マスク対象箇所の選択肢候補を取得し、前記問題文と前記選択肢候補およびマスク対象箇所の文字列とに基づいて問題を作成する問題作成部と、
を有する、問題作成支援装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記マスク選定部は、前記文章データに含まれる用語の重要度に基づいて前記マスク対象箇所を選定する、請求項1に記載の問題作成支援装置。
【請求項3】
前記マスク選定部はさらに、前記要約データに含まれる用語の重要度に基づいて前記マスク対象箇所を選定する、請求項2に記載の問題作成支援装置。
【請求項4】
前記問題作成部は、前記取得された選択肢候補の確信度に基づいて前記選択肢候補から選択肢を選定し、前記選定された選択肢を利用して前記問題を作成する、請求項1に記載の問題作成支援装置。
【請求項5】
前記問題作成部は、前記取得された選択肢候補をユーザに提示し、前記ユーザによって前記選択肢候補から選定された選択肢を利用して前記問題を作成する、請求項1に記載の問題作成支援装置。
【請求項6】
前記問題作成部は、1つ以上の問題候補をユーザに提示し、前記ユーザによって選択された問題候補を前記問題として決定する、請求項1に記載の問題作成支援装置。
【請求項7】
前記学習済みモデルは、Transformerベースの機械学習モデルである、請求項1に記載の問題作成支援装置。
【請求項8】
文章データを取得することと、
前記文章データの要約データを生成することと、
前記要約データからマスク対象箇所を選定することと、
前記マスク対象箇所を含む文章を抽出し、マスクした前記文章を問題文として複数の文章を学習した学習済みモデルに入力して前記マスク対象箇所の選択肢候補を取得し、前記問題文と前記選択肢候補およびマスク対象箇所の文字列とに基づいて問題を作成することと、
を有する、コンピュータが実行する問題作成支援方法。
【請求項9】
文章データを取得することと、
前記文章データの要約データを生成することと、
前記要約データからマスク対象箇所を選定することと、
前記マスク対象箇所を含む文章を抽出し、マスクした前記文章を問題文として複数の文章を学習した学習済みモデルに入力して前記マスク対象箇所の選択肢候補を取得し、前記問題文と前記選択肢候補およびマスク対象箇所の文字列とに基づいて問題を作成することと、
をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、問題作成支援装置、問題作成支援方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年のディープラーニングの進展によって、機械学習技術が広範な技術分野に適用されてきている。例えば、自然言語処理の技術分野では、情報抽出、情報検索、要約生成、機械翻訳、音声認識、対話処理などに利用される機械学習モデルの研究開発が進展している。
【0003】
例えば、モデルの一つであるBERT(Bidirectinal Encoder Representations from Transformers)によると、入力された文章においてマスクされた単語を高精度に予測することが可能である。BERTを利用して、ある1つの問題文における空欄の単語の選択肢を決定し、決定された選択肢を用いて穴埋め問題を作成するための技術が、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-175437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、数ページ以上などのある程度の分量の文章データから文章内容に沿った問題を作成したいケースがある。この場合、例えば、入力された文章データから問題文がランダムに選択されると、文章内容を適切に捉えていない問題が作成される可能性がある。また、入力された文章データの分量が大きい場合、文章全体を確認して問題文を人手によって選択することは、時間と労力がかかってしまう。
【0006】
本開示の課題は、入力文書量が多くてもより適切な問題の作成を支援するための技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、文章データを取得するデータ取得部と、前記文章データの要約データを生成する要約生成部と、前記要約データからマスク対象箇所を選定するマスク選定部と、前記マスク対象箇所を含む文章を抽出し、マスクした前記文章を問題文として複数の文章を学習した学習済みモデルに入力して前記マスク対象箇所の選択肢候補を取得し、前記問題文と前記選択肢候補およびマスク対象箇所の文字列とに基づいて問題を作成する問題作成部と、を有する、問題作成支援装置に関する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によると、入力文書量が多くてもより適切な問題の作成を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一実施例による問題作成支援処理を示す概略図である。
図2は、本開示の一実施例による問題作成支援装置を示す概略図である。
図3は、本開示の一実施例による問題作成支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4は、本開示の一実施例による問題作成支援装置の機能構成を示すブロック図である。
図5は、本開示の一実施例による問題作成支援装置における画面遷移図である。
図6は、本開示の一実施例による問題作成支援装置における画面遷移図である。
図7は、本開示の一実施例による問題作成支援装置における画面遷移図である。
図8は、本開示の一実施例による問題作成支援処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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