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公開番号2024141300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052868
出願日2023-03-29
発明の名称排水パイプ
出願人日特建設株式会社,緑興産株式会社
代理人弁理士法人高橋特許事務所
主分類E02D 17/20 20060101AFI20241003BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】地山からの排水効率が高い排水パイプの提供を目的としている。
【解決手段】本発明の排水パイプ(1)は、接続部材(5:例えば、スイベルジョイント)により、複数の排水パイプユニット(1N)同士が相互に回転自在に接続されており、複数の排水パイプユニット(1N)の各々は、周方向について、当該排水パイプユニット(1N)が配置された際に上方に位置する側の領域にのみ集水用スリット(2)が形成されており、複数の排水パイプユニット(1N)の各々には流路(3)が形成されており、当該流路(3)の周方向について、当該排水パイプユニット(1N)が配置された際に下方に位置する側の領域に重量物(4)が配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
接続部材により複数の排水パイプユニット同士が相互に回転自在に接続されており、
複数の排水パイプユニットの各々は、周方向について、当該排水パイプユニットが配置された際に上方に位置する側の領域にのみ集水用スリットが形成されており、
複数の排水パイプユニットの各々には流路が形成されており、当該流路の周方向について、当該排水パイプユニットが配置された際に下方に位置する側の領域に重量物が配置されていることを特徴とする排水パイプ。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
集水用スリットは、周方向について、排水パイプユニットが配置された際に上方に位置する側の領域に形成された複数のスリットである請求項1の排水パイプ。
【請求項3】
接続部材により複数の排水パイプユニット同士が相互に回転自在に接続されており、
複数の排水パイプユニットの各々には流路が形成されており、当該流路の周方向について、当該排水パイプユニットが配置された際に下方に位置する側の領域に重量物が配置されており、
排水パイプユニットの横断面は、少なくとも2か所の突起部と、当該突起部間の凹んだ領域と扇形形状の領域により構成される形状であり、
前記凹んだ領域に集水用スリットが形成され、当該集水用スリットは排水パイプユニットの長手方向に延在していることを特徴とする排水パイプ。
【請求項4】
地中側の端部に位置する排水パイプユニットには、断面形状が十文字形をしている錐形のキャップが設けられており、当該キャップには、前記地中側の端部に位置する排水パイプユニット内の流路に連通する溝部が形成されている請求項1~3の何れか1項の排水パイプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地山斜面の崩落等を防止して安定化するため、当該斜面に設置される排水パイプに関する。ここで、排水パイプは、地山中の水を排出するためのパイプである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、図12で示す盛土をした法面において、盛土した領域F(図12において、ハッチングを付して示す)の安定のため、地山Gにおける湧水を確実に排水する必要がある。そのため、盛土領域Fの表面から地山Gの所定箇所(地下水流箇所)まで排水管11を設置する。
ここで、盛土領域Fの表面から地山Gの所定箇所(地下水流箇所)まで到達する排水管11の長さLは、20m~40mとなる場合が存在する。
【0003】
明確には図示されていないが、係る長尺の排水管11を地中に配置するため、例えば二重管削孔が実施される。係る二重管削孔では、盛土領域の表面から地山に到達するまで、二重管により(地山G内の所定の箇所)まで削孔する。所定の箇所まで削孔したならば内管を引き抜いて、排水管11を挿入する。その際に、有孔管(集水用の孔が穿孔された管:図12では集水用孔は図示せず)を継ぎ足しながら、外管(ケーシング)内に排水管11を挿入することが出来る。排水管11を挿入したならば、外管(ケーシング)を引き抜く。これにより、二重管削孔により、盛土表面から地山側まで遠距離(例えば40m)に亘って排水管11を挿入することが出来る。
【0004】
しかし、排水管11の設置作業において、二重管の外管(ケーシング)を引き抜く作業でケーシングが回転してしまうと、排水管11もケーシングと共に回転して、集水用孔が上方の位置から偏寄してしまう。そして、排水管11の上方に集水用孔が位置していないと、地中の水は排水管11に上手く浸入せず、効率的に排水を行うことができない。
そして、排水管が長い(例えば20m~40m)と、排水管の設置は二重管削孔により行う必要があり、上述した様に、効率的な排水が出来ない場合がある。
ここで、上方の領域に集水用スリットを形成した排水管も存在するが、二重管削孔を行った場合には、排水管がケーシングと共回りをして回転して、集水用スリットが排水管の上部から偏奇してしまう。すなわち、上述したのと同様な問題が生じる。
【0005】
これに対して、排水管の全周に亘って集水用スリットを形成する技術も存在する。係る技術によれば、全周に亘って集水用スリットを形成すれば、集水用スリットの一部は常に排水管の上部に位置するので、地下水を確実に集水することが出来る。しかし、全周に亘って形成された集水用スリットの一部は常に排水管の下部に位置しているので、排水管内部に集水された水は常に排水管下部に形成されたスリットから地中に戻されてしまう。そのため、集水効率を向上することは困難であった。
【0006】
その他の従来技術として、地山内部の地下水を排水して、崩落等を防止する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。しかし、係る従来技術(特許文献1)は、上述した問題を解決することを意図してはいない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-92520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、地山からの排水効率が高い排水パイプの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の排水パイプ(1)においては、
接続部材(5:例えば、スイベルジョイント)により、複数の排水パイプユニット(1N)同士が相互に回転自在に接続されており、
複数の排水パイプユニット(1N)の各々は、周方向について、当該排水パイプユニット(1N)が配置された際に上方に位置する側の領域にのみ集水用スリット(2)が形成されており、
複数の排水パイプユニット(1N)の各々には流路(3)が形成されており、当該流路(3)の周方向について、当該排水パイプユニット(1N)が配置された際に下方に位置する側の領域に重量物(4)が配置されていることを特徴としている。
【0010】
本発明において、集水用スリット(2)は、周方向について、排水パイプユニット(1N)が配置された際に上方に位置する側の領域に形成された複数のスリットであるのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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