TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024141166
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052657
出願日2023-03-29
発明の名称アブレーションカテーテル装置、アブレーションカテーテル、及び発熱体
出願人シチズン時計株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 18/18 20060101AFI20241003BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】より扱いやすいアブレーションカテーテル装置を提供すること。
【解決手段】アブレーションカテーテル装置ACDは、光ファイバOFの一端に固定される発熱体HEと、光ファイバOFの他端に接続される光源LSと、発熱体HEが発する輻射光RLを受ける受光素子PDと、発熱体HEの温度を制御する制御部CTRと、を有する。受光素子PDは、光ファイバOFを通じて発熱体HEが発する輻射光RLの強度を検出する。制御部CTRは、受光素子PDが出力する輻射光RLの強度に関するデータに基づいて光源LSが発する照射光ILの強度を調整して発熱体HEの温度を制御する。発熱体HEは、局在表面プラズモン共鳴による複数の共振波長を有し、複数の共振波長のうちの一つに対応する波長を有する照射光ILを受けて発熱し、複数の共振波長のうちの別の一つに対応する波長を有する輻射光RLを発する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光ファイバと、
前記光ファイバの一端に固定される発熱体と、
前記光ファイバの他端に接続される光源と、
前記発熱体が発する輻射光を受ける受光素子と、
前記発熱体の温度を制御する制御部と、を有するアブレーションカテーテル装置であって、
前記受光素子は、前記光ファイバを通じて前記発熱体が発する輻射光の強度を検出し、
前記制御部は、前記受光素子が出力する輻射光の強度に関するデータに基づいて前記光源が発する照射光の強度を調整して前記発熱体の温度を制御し、
前記発熱体は、局在表面プラズモン共鳴による複数の共振波長を有し、複数の前記共振波長のうちの一つに対応する波長を有する前記照射光を受けて発熱し、複数の前記共振波長のうちの別の一つに対応する波長を有する前記輻射光を発するように構成されている、
アブレーションカテーテル装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記発熱体は、
複数の前記共振波長のうちの一つを定める第1導電体と、
複数の前記共振波長のうちの別の一つを定める第2導電体と、
第3導電体と、
前記第1導電体及び前記第2導電体のそれぞれと前記第3導電体との間に設けられる絶縁体と、で構成される積層構造を有する、
請求項1に記載のアブレーションカテーテル装置。
【請求項3】
前記第1導電体と前記第2導電体とは一体化されている、
請求項2に記載のアブレーションカテーテル装置。
【請求項4】
前記絶縁体は、前記第1導電体と前記第2導電体との間に設けられる第1絶縁体、及び、前記第2導電体と前記第3導電体との間に設けられる第2絶縁体を含む、
請求項2に記載のアブレーションカテーテル装置。
【請求項5】
光ファイバと、
前記光ファイバの先端に固定される発熱体と、を有するアブレーションカテーテルであって、
前記発熱体は、局在表面プラズモン共鳴による複数の共振波長を有し、複数の前記共振波長のうちの一つに対応する波長を有する照射光を受けて発熱し、複数の前記共振波長のうちの別の一つに対応する波長を有する輻射光を発するように構成されている、
アブレーションカテーテル。
【請求項6】
局在表面プラズモン共鳴による複数の共振波長を有する発熱体であって、
複数の前記共振波長のうちの一つを定める第1導電体と、
複数の前記共振波長のうちの別の一つを定める第2導電体と、
第3導電体と、
前記第3導電体と前記第1導電体及び前記第2導電体のそれぞれとの間に設けられる絶縁体と、を有し、
前記第1導電体と前記第2導電体とは電気的に絶縁されている、
発熱体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アブレーションカテーテル装置、アブレーションカテーテル、及び発熱体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、アブレーションカテーテルを用いて患者の体内の特定の組織の焼灼を行うカテーテルアブレーション(カテーテル焼灼術)で用いられるアブレーションカテーテル装置が知られている(特許文献1参照。)。この装置は、アブレーションカテーテルの先端と体外に配置された対極板との間に高周波電流を流すことにより、アブレーションカテーテルの先端に接した特定の組織を凝固壊死させることで患部の治療を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-325916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の装置は、高周波電流を用いるため、施術者等に扱いにくいと感じさせてしまうおそれがある。
【0005】
そこで、より扱いやすいアブレーションカテーテル装置を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施形態に係るアブレーションカテーテル装置は、光ファイバと、前記光ファイバの一端に固定される発熱体と、前記光ファイバの他端に接続される光源と、前記発熱体が発する輻射光を受ける受光素子と、前記発熱体の温度を制御する制御部と、を有するアブレーションカテーテル装置であって、前記受光素子は、前記光ファイバを通じて前記発熱体が発する輻射光の強度を検出し、前記制御部は、前記受光素子が出力する輻射光の強度に関するデータに基づいて前記光源が発する照射光の強度を調整して前記発熱体の温度を制御し、前記発熱体は、局在表面プラズモン共鳴による複数の共振波長を有し、複数の前記共振波長のうちの一つに対応する波長を有する前記照射光を受けて発熱し、複数の前記共振波長のうちの別の一つに対応する波長を有する前記輻射光を発するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
上述の手段は、より扱いやすいアブレーションカテーテル装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
アブレーションカテーテル装置の構成例を示す概略図である。
アブレーションカテーテルの先端に取り付けられた発熱体の図である。
アブレーションカテーテルの先端に取り付けられた発熱体の部分断面図である。
発熱体の一部の背面図及び断面図である。
照射光の波数と照射光に対する発熱体の反射率との関係を示すグラフである。
発熱体の一部を概略的に示す図である。
第1導電体のパターンサイズと共振波長との関係の一例を示すグラフである。
発熱体の一部の背面図である。
照射光の波数と照射光に対する発熱体の反射率との関係を示すグラフである。
発熱体の別の構成例を示す図である。
発熱体の更に別の構成例を示す図である。
発熱体の更に別の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に、図1及び図2を参照し、本開示の実施形態に係るアブレーションカテーテル装置ACDの構成例について説明する。図1は、アブレーションカテーテル装置ACDの構成例を示す概略図である。図2は、アブレーションカテーテル装置ACDで使用される使い捨て医療器具(ディスポーザブル製品)としてのアブレーションカテーテルCAの先端に取り付けられた発熱体HEの図である。
【0010】
図2におけるX1は三次元直交座標系を構成するX軸の一方向を表し、X2はX軸の他方向を表す。Y1は三次元直交座標系を構成するY軸の一方向を表し、Y2はY軸の他方向を表す。Z1は三次元直交座標系を構成するZ軸の一方向を表し、Z2はZ軸の他方向を表す。図2では、発熱体HEのX1側は、発熱体HEの前側(正面側)に相当し、発熱体HEのX2側は、発熱体HEの後側(背面側)に相当する。また、発熱体HEのY1側は、発熱体HEの左側に相当し、発熱体HEのY2側は、発熱体HEの右側に相当する。同様に、発熱体HEのZ1側は、発熱体HEの上側に相当し、発熱体HEのZ2側は、発熱体HEの下側に相当する。他の図においても同様である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
錠剤撒き器
2か月前
個人
穿刺補助具
4か月前
個人
男性用下着
3か月前
個人
身体牽引装置
8日前
個人
聴診器
5か月前
個人
蓋付きしびん
5か月前
個人
入れ歯
5か月前
個人
乗馬テラピー
13日前
個人
介護浴槽
6か月前
個人
動体視力強化装置
19日前
株式会社コロナ
脱臭機
2か月前
個人
鼻腔拡張具
2か月前
個人
入浴介護補助装置
5か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
2か月前
個人
磁器治療器
12日前
個人
排便漏れ予防装具
4か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
5か月前
個人
スプレー式目薬容器
6か月前
個人
マウスピース
4か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
2か月前
個人
血管硬化度算出方法
26日前
東レ株式会社
下肢着用具
12日前
株式会社ナカニシ
生検針
12日前
個人
圧排器具
4か月前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
22日前
株式会社ニデック
眼科装置
5か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
大正製薬株式会社
内服液剤
12日前
株式会社ファンケル
化粧料
1か月前
株式会社ファンケル
化粧料
7日前
株式会社ニデック
眼科装置
22日前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
個人
唾液分泌促進具
21日前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
1か月前
続きを見る