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公開番号
2024140691
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051983
出願日
2023-03-28
発明の名称
擁壁構造物施工方法及び擁壁構造物
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02B
3/06 20060101AFI20241003BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】施工性を向上する擁壁構造物施工方法及び擁壁構造物を提供する。
【解決手段】鋼管杭3に剛結される底版部5を備える擁壁構造物1の施工方法では、底版部5を構築する底版部構築工程は、鋼管杭3の杭頭部3aが挿入されるソケット部27を有するソケット付き鋼殻ブロック11Aを含む複数の鋼殻ブロック11を底版部5の構築予定領域6に設置する鋼殻ブロック設置工程と、鋼殻ブロック11同士を接合して鋼殻体9を形成する鋼殻ブロック接合工程と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
基礎杭に剛結される底版部を備える擁壁構造物の施工方法であって、
前記底版部を構築する底版部構築工程は、
前記基礎杭の杭頭部が挿入されるソケット部を有するソケット付き鋼殻ブロックを含む複数の鋼殻ブロックを前記底版部の構築予定領域に設置する鋼殻ブロック設置工程と、
前記鋼殻ブロック同士を接合して鋼殻組立体を形成する鋼殻ブロック接合工程と、を備える、擁壁構造物施工方法。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記鋼殻ブロック設置工程では、
前記構築予定領域に予め設置された前記基礎杭の前記杭頭部をソケット部に挿入させながら前記ソケット付き鋼殻ブロックを設置する、請求項1に記載の擁壁構造物施工方法。
【請求項3】
前記底版部構築工程は、
前記構築予定領域にコンクリートを打設し、前記鋼殻組立体とコンクリート部を含む合成構造の前記底版部を構築するコンクリート打設工程を更に有する、請求項1に記載の擁壁構造物施工方法。
【請求項4】
前記コンクリート打設工程では、
前記鋼殻組立体の側壁及び底壁を型枠として前記コンクリートを打設する、請求項3に記載の擁壁構造物施工方法。
【請求項5】
前記底版部構築工程で構築された前記底版部の上に前記擁壁構造物の縦壁部を構築する縦壁部構築工程を更に備える、請求項1に記載の擁壁構造物施工方法。
【請求項6】
基礎杭に剛結される底版部を備える擁壁構造物であって、
前記底版部は、
前記基礎杭の杭頭部が挿入されたソケット部を有するソケット付き鋼殻ブロックを含む複数の鋼殻ブロック同士が接合されてなる鋼殻組立体と、
前記鋼殻組立体の側壁及び底壁を型枠として打設されたコンクリート部と、を有する、擁壁構造物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、擁壁構造物施工方法及び擁壁構造物に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の擁壁構造物として、例えば、下記特許文献1に記載のプレキャスト堤体構造物が知られている。この堤体構造物は、鋼管杭に剛結される底版部と当該底版部から立ち上がる縦壁部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6834846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の擁壁構造物の建造においては、底版部や縦壁部が現場で構築される場合もある。このように現場で擁壁構造物が構築される場合においても、施工性を向上することが望まれる。本発明は、施工性を向上する擁壁構造物施工方法及び擁壁構造物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の要旨は以下の通りである。
【0006】
〔1〕基礎杭に剛結される底版部を備える擁壁構造物の施工方法であって、前記底版部を構築する底版部構築工程は、前記基礎杭の杭頭部が挿入されるソケット部を有するソケット付き鋼殻ブロックを含む複数の鋼殻ブロックを前記底版部の構築予定領域に設置する鋼殻ブロック設置工程と、前記鋼殻ブロック同士を接合して鋼殻組立体を形成する鋼殻ブロック接合工程と、を備える、擁壁構造物施工方法。
【0007】
〔2〕前記鋼殻ブロック設置工程では、前記構築予定領域に予め設置された前記基礎杭の前記杭頭部をソケット部に挿入させながら前記ソケット付き鋼殻ブロックを設置する、〔1〕に記載の擁壁構造物施工方法。
【0008】
〔3〕前記底版部構築工程は、前記構築予定領域にコンクリートを打設し、前記鋼殻組立体とコンクリート部を含む合成構造の前記底版部を構築するコンクリート打設工程を更に有する、〔1〕又は〔2〕に記載の擁壁構造物施工方法。
【0009】
〔4〕前記コンクリート打設工程では、前記鋼殻組立体の側壁及び底壁を型枠として前記コンクリートを打設する、〔3〕に記載の擁壁構造物施工方法。
【0010】
〔5〕前記底版部構築工程で構築された前記底版部の上に前記擁壁構造物の縦壁部を構築する縦壁部構築工程を更に備える、〔1〕~〔4〕の何れか1項に記載の擁壁構造物施工方法。
(【0011】以降は省略されています)
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