TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024166023
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023169262
出願日
2023-09-29
発明の名称
定着具
出願人
住友電気工業株式会社
,
鹿島建設株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E01D
19/12 20060101AFI20241121BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】コンクリート躯体表面に発生する引張応力を低減することができる定着具を提供する。
【解決手段】コンクリート躯体に埋設されるスリーブ部材を備え、前記スリーブ部材は、メスコーン部と、前記メスコーン部の軸に沿って前記メスコーン部の後端面に一体に連なる支圧部と、を有し、前記後端面は、前記メスコーン部の軸に直交する面であり、前記支圧部は、前記メスコーン部と同軸となるように前記後端面に一体に連なる筒部と、前記筒部の外周面に一体に連なる少なくとも1つのリブと、を有し、前記少なくとも1つのリブは、支圧面を有する、定着具。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート躯体に埋設されるスリーブ部材を備え、
前記スリーブ部材は、
メスコーン部と、
前記メスコーン部の軸に沿って前記メスコーン部の後端面に一体に連なる支圧部と、を有し、
前記後端面は、前記メスコーン部の軸に直交する面であり、
前記支圧部は、
前記メスコーン部と同軸となるように前記後端面に一体に連なる筒部と、
前記筒部の外周面に一体に連なる少なくとも1つのリブと、を有し、
前記少なくとも1つのリブは、支圧面を有する、
定着具。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記支圧面は、前記後端面に平行な面である、請求項1に記載の定着具。
【請求項3】
前記少なくとも1つのリブの外周面は、円筒状面を有する、請求項2に記載の定着具。
【請求項4】
前記円筒状面の直径は、前記メスコーン部の外周面の直径以下である、請求項3に記載の定着具。
【請求項5】
前記少なくとも1つのリブの外周面は、前記円筒状面の前端から前記後端面に向かって先細るテーパー面を有する、請求項4に記載の定着具。
【請求項6】
前記テーパー面は、直線状に構成されており、
前記筒部の軸に対する前記テーパー面の角度は、30°以上60°以下である、請求項5に記載の定着具。
【請求項7】
前記テーパー面は、湾曲状に構成されている、請求項5に記載の定着具。
【請求項8】
前記少なくとも1つのリブの外周面は、四角筒状面を有する、請求項1に記載の定着具。
【請求項9】
前記少なくとも1つのリブの数は、第1リブおよび第2リブの2つであり、
前記第1リブおよび前記第2リブはともに前記円筒状面を有し、
前記第1リブの前記円筒状面の直径は、前記メスコーン部の外周面の直径以下であり、
前記第2リブの前記円筒状面の直径は、前記円筒状面の直径以下である、請求項4に記載の定着具。
【請求項10】
前記少なくとも1つのリブの数は、第1リブおよび第2リブの2つであり、
前記第1リブおよび前記第2リブはともに前記テーパー面を有する、請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の定着具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、定着具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、PC鋼材をコンクリート躯体に定着する定着具が開示されている。定着具は、メスコーンと定着プレートとを備える。メスコーンと定着プレートとは、別体に構成されている。定着プレートは、メスコーンの後端面が接触される前端面を除く領域がコンクリート躯体に埋設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭62-137345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の定着具では、詳しくは後述するようにコンクリート躯体表面に発生する引張応力が大きい。そのため、コンクリート躯体表面に発生する引張応力を低減できる定着具の開発が望まれている。
【0005】
本開示は、コンクリート躯体表面に発生する引張応力を低減することができる定着具を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の定着具は、コンクリート躯体に埋設されるスリーブ部材を備える。前記スリーブ部材は、メスコーン部と、前記メスコーン部の軸に沿って前記メスコーン部の後端面に一体に連なる支圧部と、を有する。前記後端面は、前記メスコーン部の軸に直交する面である。前記支圧部は、前記メスコーン部と同軸となるように前記後端面に一体に連なる筒部と、前記筒部の外周面に一体に連なる少なくとも1つのリブと、を有する。前記少なくとも1つのリブは、支圧面を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の定着具は、コンクリート躯体表面に発生する引張応力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1の定着具が設けられる道路橋床版の一例を示す模式図である。
図2は、図1の領域Aの拡大図である。
図3は、実施形態1の定着具を示す斜視図である。
図4は、図3のIV-IV断面図である。
図5は、実施形態1の定着具が設けられる道路橋床版の別の例の一部を示す模式図である。
図6は、実施形態2の定着具の第1の例を示す断面図である。
図7は、実施形態2の定着具の第2の例を示す断面図である。
図8は、実施形態3の定着具を示す斜視図である。
図9は、図8のIX-IX断面図である。
図10は、図8のX-X断面図である。
図11は、実施形態4の定着具を示す断面図である。
図12は、実施形態5の定着具を示す断面図である。
図13は、実施形態6の定着具を示す断面図である。
図14は、試験例で使用した荷重伝達装置を示す側面図である。
図15は、モデルNo.1-1の解析結果を示す図である。
図16は、モデルNo.1-2の解析結果を示す図である。
図17は、モデルNo.1-101の解析結果を示す図である。
図18は、モデルNo.2-1の解析結果を示す図である。
図19は、モデルNo.2-101の解析結果を示す図である。
図20は、モデルNo.3-1の解析結果を示す図である。
図21は、モデルNo.3-2の解析結果を示す図である。
図22は、モデルNo.3-101の解析結果を示す図である。
図23は、従来の定着具を示す正面図である。
図24は、従来の定着具を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
《本開示の実施形態の説明》
図1に示される道路橋床版300は、道路橋床版300の橋軸に沿って第1端部から第2端部に向かって順に第1端部床版310、複数の第1標準床版330、交差床版350、複数の第2標準床版340、および第2端部床版320を備える。第1端部床版310、複数の第1標準床版330、交差床版350、複数の第2標準床版340、および第2端部床版320は、超高強度繊維補強コンクリート(UFC:Ultra High Strength Fiber Reinforced Concrete)によって構成されている。
【0010】
第1端部床版310は、道路橋床版300の第1端部に配置される。従来、第1端部床版310には、図23、図24に示される定着具500によって、複数の第1PC鋼材101の第1端部が固定される。定着具500は後述する。複数の第1PC鋼材101は、図1の紙面垂直方向に並列に配置されている。第2端部床版320は、道路橋床版300の第2端部に配置される。従来、図1における第2端部床版320には、図23、図24に示される定着具500によって、複数の第2PC鋼材102の第1端部が固定される。複数の第2PC鋼材102は、紙面垂直方向に並列に配置されている。複数の第1標準床版330は、第1端部床版310と交差床版350との間に配置される。複数の第1標準床版330には、複数の第1PC鋼材101が挿通される。複数の第2標準床版340は、第2端部床版320と交差床版350との間に配置される。複数の第2標準床版340には、複数の第2PC鋼材102が挿通される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
鹿島建設株式会社
型枠構造
14日前
日工株式会社
アスファルトプラント
3日前
日工株式会社
アスファルトプラント
3日前
丸紅建材リース株式会社
覆工板
17日前
株式会社 林物産発明研究所
舗装成形部材
3日前
株式会社カーボーイ
安全標識コーン
17日前
株式会社吾妻製作所
自発光式シート
26日前
鹿島建設株式会社
アーチ橋の施工方法
14日前
株式会社イノアック住環境
橋梁構造物
17日前
センクシア株式会社
箱桁防錆用部材、箱桁防錆構造
19日前
鹿島建設株式会社
鉄筋コンクリート部材の構築方法
4日前
日本道路株式会社
骨材の生成方法
10日前
戸田建設株式会社
床版取替工事の支援装置
10日前
蔦井株式会社
位置表示装置
14日前
ハム アーゲー
建設機械
13日前
株式会社鉄軌
レール受台
17日前
個人
スコップ補助具及び固定ユニット
25日前
新中央工業株式会社
パネルの固定金具及びパネルの固定構造
19日前
アラオ株式会社
マグネットポール
14日前
ヨゼフ フェゲーレ アーゲー
道路舗装機
10日前
日工株式会社
アスファルトプラントの運転方法およびアスファルトプラント
3日前
ランデス株式会社
プレキャストコンクリート床版
17日前
三菱重工機械システム株式会社
発進制御機
19日前
有限会社吉田構造デザイン
防護柵およびその補強方法
17日前
東海旅客鉄道株式会社
道路構造及び道路の施工方法
17日前
東鉄工業株式会社
線路扛上装置、軌陸バックホウ、及び線路扛上方法
4日前
三井住友建設株式会社
床版の接合構造及び床版の取替工法
19日前
国立大学法人佐賀大学
リベット塗膜剥離方法
17日前
戸田建設株式会社
床版取替工事の支援方法及び床版取替工事の支援装置
10日前
三井化学産資株式会社
アスファルト舗装構造物および補強材
4日前
JFE建材株式会社
防護工構築方法
14日前
国際航業株式会社
橋梁変位監視システム
17日前
三井住友建設株式会社
ずれ止め部材の撤去方法及び床版の撤去方法
10日前
トヨタ自動車株式会社
横断歩道の道路鋲システム
17日前
開発虎ノ門コンサルタント株式会社
壁高欄の接合構造および施工方法
14日前
オリエンタル白石株式会社
除去装置及び緊張材の接続方法
10日前
続きを見る
他の特許を見る