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公開番号2024155433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023070141
出願日2023-04-21
発明の名称ユニットの施工方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人
主分類E04G 21/14 20060101AFI20241024BHJP(建築物)
要約【課題】狭隘な敷地での工事に適したユニットの施工方法等を提供する。
【解決手段】本発明では、小梁31とデッキ32からなる床組部材に付加部材を取り付けたユニット3を施工する際、平面視で建物躯体1内を延びる組立架台2を設置した後、組立架台2に配置される完成前のユニット3’を組立架台2の一端から他端に向かって移動させながら、ユニット3の製作を行い、完成したユニット3を揚重して建物躯体1の所定位置に設置する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
梁と床材からなる床組部材に付加部材を取り付けたユニットを製作し、設置するユニットの施工方法であって、
平面視で建物躯体内を延びる組立架台を設置した後、
前記組立架台に配置される完成前の前記ユニットを、前記組立架台の一端から他端に向かって移動させながら、前記ユニットの製作を行い、
完成した前記ユニットを揚重して前記建物躯体の所定位置に設置することを特徴とするユニットの施工方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記ユニットは、複数の工程を経て製作され、
各工程を実施する前記組立架台の延伸方向の位置が、前記工程ごとに異なることを特徴とする請求項1記載のユニットの施工方法。
【請求項3】
前記組立架台の両端部が、前記建物躯体の外側に突出していることを特徴とする請求項1に記載のユニットの施工方法。
【請求項4】
前記組立架台は、前記建物躯体の地表面に最も近い階に設けられることを特徴とする請求項1記載のユニットの施工方法。
【請求項5】
前記付加部材は建物の設備を含むことを特徴とする請求項1記載のユニットの施工方法。
【請求項6】
前記付加部材の取り付けを、前記組立架台に配置された完成前の前記ユニットの下方での作業により行うことを特徴とする請求項1記載のユニットの施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ユニットの施工方法等に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
スラブユニット工法は、地上レベルに設けた組立ヤードにおいて、鉄骨組立・デッキ敷き・スタッド固定・耐火被覆・設備工事等を行ってユニットを製作し、完成後のユニットを外部のストックヤードに敷き並べ、鉄骨建方中の適切なタイミングで揚重し、建物躯体への取り付けを行う工法である(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
スラブユニット工法では、鉄骨をユニット化することで鉄骨建方時の揚重回数を減らすことができ、鉄骨建方期間が短縮されるとともに生産性も向上する。またユニットにはデッキが敷かれているため、ユニットの取り付けと同時に広い床が形成され、安全性を確保できる。また、一般的にスラブコンクリートの打設後に行う耐火被覆および天井内設備工事を先行して終わらせることで、内装工事期間中の労務削減・工期短縮を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-91874号公報
特開2009-299311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スラブユニット工法では、ユニットの組立ヤードや、完成後のユニットを貯めておくストックヤードが必要となるが、市街地など狭隘な敷地における工事では、組立ヤードやストックヤードを十分に確保することが困難な場合がある。
【0006】
特許文献1では、複数のユニットをラック装置内で上下層に格納し、最上部のユニットから順に揚重してラック装置から搬出している。この場合、多数のユニットを限られたスペースで格納できるが、ラック装置が大掛かりとなり、また高所での作業も発生することから安全性にも懸念がある。
【0007】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、狭隘な敷地での工事に適したユニットの施工方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した課題を解決するための本発明は、梁と床材からなる床組部材に付加部材を取り付けたユニットを製作し、設置するユニットの施工方法であって、平面視で建物躯体内を延びる組立架台を設置した後、前記組立架台に配置される完成前の前記ユニットを、前記組立架台の一端から他端に向かって移動させながら、前記ユニットの製作を行い、完成した前記ユニットを揚重して前記建物躯体の所定位置に設置することを特徴とするユニットの施工方法である。
【0009】
本発明では、建物躯体の内部をユニットの製作ヤード兼ストックヤードとして活用することができるので、狭隘な敷地での工事においてもユニット工法を適用できる。また組立架台が建物躯体の内部に配置されるので、ユニットの製作や保管が天候に左右されなくなり、ユニットの品質面でも好ましい。また本発明では、完成前のユニットをベルトコンベアのように組立架台の一端から他端へと移動させながら、ライン作業を行う工場のようにユニットの製作を流れ作業で行うことができ、製作効率の向上につながる。
【0010】
前記ユニットは、複数の工程を経て製作され、各工程を実施する前記組立架台の延伸方向の位置が、前記工程ごとに異なることが望ましい。
これにより、各工程に必要な資材や人員等を、個々の工程に対応する位置に集約することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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