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公開番号2025021771
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125723
出願日2023-08-01
発明の名称搬送装置、鉄筋搬送装置、及び鉄筋搬送方法
出願人鹿島建設株式会社,美保鉄筋株式会社,株式会社原商
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E04G 21/12 20060101AFI20250206BHJP(建築物)
要約【課題】現場作業の使用環境に適した低コストな搬送装置、鉄筋搬送装置、及び鉄筋搬送方法を提供する。
【解決手段】搬送装置1は、外周面11にネジ山を有するネジ節鉄筋10と、内周面60aがネジ節鉄筋10のネジ山に螺合する筒状の進退部材60と、ネジ節鉄筋10に沿って並設された長尺部材12と、長尺部材12に沿って移動可能に設けられたスペーサ部材70と、進退部材60に設けられ、進退部材60とスペーサ部材70とを連結する吊シャックル61と、ネジ節鉄筋10を回転させる駆動源21と、スペーサ部材70に設けられ、搬送対象物を支持する支持部72と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外周面にネジ山を有するネジ節鉄筋と、
内周面が前記ネジ節鉄筋の前記ネジ山に螺合する筒状の進退部材と、
前記ネジ節鉄筋に沿って並設された長尺部材と、
前記長尺部材に沿って移動可能に設けられた移動部と、
前記進退部材に設けられ、前記進退部材と前記移動部とを連結する連結部材と、
前記ネジ節鉄筋又は前記進退部材のいずれかを回転させる駆動源と、
前記進退部材又は前記移動部に設けられ、搬送対象物を支持する支持部と、を備える、搬送装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
鉄筋コンクリート構造物の配筋において上下方向に延びる複数の主筋に交差する配力筋を搬送する鉄筋搬送装置であって、
外周面にネジ山を有するネジ節鉄筋と、
内周面が前記ネジ節鉄筋の前記ネジ山に螺合する筒状の進退部材と、
前記ネジ節鉄筋に沿って並設された長尺部材と、
前記長尺部材に沿って移動可能に設けられた移動部と、
前記進退部材に設けられ、前記進退部材と前記移動部とを連結する連結部材と、
前記ネジ節鉄筋又は前記進退部材のいずれかを回転させる駆動源と、
前記移動部に設けられ、搬送対象物を支持する支持部と、を備える搬送装置が、前記主筋に沿って前記ネジ節鉄筋が延在する状態で前記配力筋の配置範囲に複数設置されており、
複数の前記搬送装置のそれぞれにおいて、
前記支持部は、前記搬送対象物として前記配力筋を支持し、
前記駆動源は、前記進退部材を前記ネジ節鉄筋に対して進退させ、
前記移動部は、前記進退部材に連結された状態で前記長尺部材に沿って移動し、前記配力筋を搬送する、鉄筋搬送装置。
【請求項3】
前記移動部は、前記連結部材に係合する係合部を側面に有する筒部材であり、
前記連結部材は、
前記係合部に係合された状態で前記移動部の自重が作用することで前記移動部との連結を維持し、
前記係合部に係合された状態で前記移動部の自重が作用しなくなることで前記移動部との連結を解除する、請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
複数の前記搬送装置の前記駆動源を互いに同期するように制御する制御部を備える、請求項2又は3に記載の搬送装置。
【請求項5】
鉄筋コンクリート構造物の配筋において上下方向に延びる複数の主筋に交差する配力筋を搬送する鉄筋搬送方法であって、
外周面にネジ山を有するネジ節鉄筋と、
内周面が前記ネジ節鉄筋の前記ネジ山に螺合する筒状の進退部材と、
前記ネジ節鉄筋に沿って並設された長尺部材と、
前記長尺部材に沿って移動可能に設けられた移動部と、
前記進退部材に設けられ、前記進退部材と前記移動部とを連結する連結部材と、
前記ネジ節鉄筋又は前記進退部材のいずれかを回転させる駆動源と、
前記移動部に設けられ、搬送対象物を支持する支持部と、を備える搬送装置を用いて、
前記主筋に沿って前記ネジ節鉄筋が延在する状態で前記配力筋の配置範囲に複数の前記搬送装置を設置する設置ステップと、
複数の前記搬送装置のそれぞれにおいて、前記支持部に前記搬送対象物として前記配力筋を支持させる支持ステップと、
複数の前記搬送装置のそれぞれにおいて、前記駆動源によって前記進退部材を前記ネジ節鉄筋に対して進退させ、前記進退部材に連結された前記移動部を前記長尺部材に沿って移動させる移動ステップと、を備える、鉄筋搬送方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送装置、鉄筋搬送装置、及び鉄筋搬送方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一束の鉄筋が載置された載置手段を吊り上げて鉄筋の配筋箇所まで運搬し、配筋箇所において鉄筋を載置手段から脱落させて鉄筋を配筋位置に配置する鉄筋の配筋装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平09-105232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば大規模な鉄筋コンクリート構造物の配筋作業においては、鉄筋の寸法も大型化して人力搬送では作業員の負担が大きいところ、上記従来技術のように搬送装置を用いて負担軽減及び効率的な施工を図ることがある。しかしながら、一般的な搬送装置では例えばリニアガイドといった埃等の影響を受けやすい機構を用いており、土木現場及び建設現場等で用いることは耐久性に支障があり不適であった。また、そのような機構は高コストとなる傾向がある。
【0005】
本発明は、現場作業の使用環境に適した低コストな搬送装置、鉄筋搬送装置、及び鉄筋搬送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る搬送装置は、外周面にネジ山を有するネジ節鉄筋と、内周面がネジ節鉄筋のネジ山に螺合する筒状の進退部材と、ネジ節鉄筋に沿って並設された長尺部材と、長尺部材に沿って移動可能に設けられた移動部と、進退部材に設けられ、進退部材と移動部とを連結する連結部材と、ネジ節鉄筋又は進退部材のいずれかを回転させる駆動源と、進退部材又は移動部に設けられ、搬送対象物を支持する支持部と、を備える。
【0007】
本発明の一態様に係る搬送装置では、駆動源がネジ節鉄筋又は進退部材のいずれかを回転させると、ネジ節鉄筋に沿って進退部材が進退する。進退部材と移動部とが連結部材で連結されているため、ネジ節鉄筋に沿って進退部材が進退すると、長尺部材に沿って移動部が移動する。よって、支持部に支持された搬送対象物が、進退部材の進退又は移動部の移動に応じて搬送される。以上のように、ネジ節鉄筋を用いており、また長尺部材として棒材等を用いることで、低コストに構成されると共に、埃等の影響を受けにくくなる。したがって、本発明の一態様に係る搬送装置は、例えばリニアガイド等を用いる場合と比べて、土木現場及び建設現場等での耐久性の支障が低減し、現場作業の使用環境に適した低コストなものとなる。
【0008】
本発明の他の態様は、鉄筋コンクリート構造物の配筋において上下方向に延びる複数の主筋に交差する配力筋を搬送する鉄筋搬送装置であって、外周面にネジ山を有するネジ節鉄筋と、内周面がネジ節鉄筋のネジ山に螺合する筒状の進退部材と、ネジ節鉄筋に沿って並設された長尺部材と、長尺部材に沿って移動可能に設けられた移動部と、進退部材に設けられ、進退部材と移動部とを連結する連結部材と、ネジ節鉄筋又は進退部材のいずれかを回転させる駆動源と、移動部に設けられ、搬送対象物を支持する支持部と、を備える搬送装置が、主筋に沿ってネジ節鉄筋が延在する状態で配力筋の配置範囲に複数設置されており、複数の搬送装置のそれぞれにおいて、支持部は、搬送対象物として配力筋を支持し、駆動源は、進退部材をネジ節鉄筋に対して進退させ、移動部は、進退部材に連結された状態で長尺部材に沿って移動し、配力筋を搬送する。
【0009】
本発明の他の態様に係る鉄筋搬送装置では、駆動源がネジ節鉄筋又は進退部材のいずれかを回転させると、ネジ節鉄筋に沿って進退部材が進退する。進退部材と移動部とが連結部材で連結されているため、ネジ節鉄筋に沿って進退部材が進退すると、長尺部材に沿って移動部が移動する。ここで、主筋に沿ってネジ節鉄筋が延在する状態で配力筋の配置範囲に複数の搬送装置が設置されている。また、複数の搬送装置のそれぞれにおいて、配力筋が支持部に支持されている。そのため、移動部の移動に応じて、上下方向に延びる複数の主筋に交差する方向に沿うように支持された状態で、配力筋を上下方向に搬送することができる。以上のように、ネジ節鉄筋を用いており、また長尺部材として棒材等を用いることで、低コストに構成されると共に、埃等の影響を受けにくくなる。したがって、本発明の他の態様に係る鉄筋搬送装置は、例えばリニアガイド等を用いる場合と比べて、土木現場及び建設現場等での耐久性の支障が低減し、現場作業の使用環境に適した低コストなものとなる。
【0010】
一実施形態において、移動部は、連結部材に係合する係合部を側面に有する筒部材であり、連結部材は、係合部に係合された状態で移動部の自重が作用することで移動部との連結を維持し、係合部に係合された状態で移動部の自重が作用しなくなることで移動部との連結を解除してもよい。この場合、例えば、進退部材を進行させて配力筋を所定位置に搬送したときに連結部材に作用させていた移動部の自重を連結部材に作用させなくすることで、進退部材と移動部との連結が自動的に解除される。よって、配力筋を支持した状態の移動部を残して、進退部材を退行させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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