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公開番号2025015436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024095106
出願日2024-06-12
発明の名称即時脱型コンクリートブロック及びその製造方法
出願人鹿島建設株式会社,株式会社タイガーチヨダ
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類C04B 28/02 20060101AFI20250123BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】ガラス廃材の再利用量の増大と二酸化炭素の排出量の削減とを実現可能なコンクリートブロックを提供する。
【解決手段】ガラスカレットを骨材として含む即時脱型方式用のコンクリート組成物を加圧振動して成形した後、炭酸化養生することにより製造される即時脱型コンクリートブロックのコンクリート組成物には、質量比において、コンクリート組成物中の結合材の30%を超え90%以下の高炉スラグ微粉末が含まれる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガラスカレットを骨材として含む即時脱型方式用のコンクリート組成物を加圧振動して成形した後、炭酸化養生することにより製造される即時脱型コンクリートブロックであって、
前記コンクリート組成物には、質量比において、前記コンクリート組成物中の結合材の30%を超え90%以下の高炉スラグ微粉末が含まれる、
即時脱型コンクリートブロック。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記ガラスカレットは、質量比において、前記コンクリート組成物中の前記骨材の8%を超える、
請求項1に記載の即時脱型コンクリートブロック。
【請求項3】
前記骨材の粗骨材の少なくとも一部、または、全部は、前記ガラスカレットである、
請求項1に記載の即時脱型コンクリートブロック。
【請求項4】
前記骨材の細骨材の少なくとも一部、または、全部は、前記ガラスカレットである、
請求項1に記載の即時脱型コンクリートブロック。
【請求項5】
前記コンクリート組成物には、炭酸ガスと化学的に結合し得る混和材、または、炭酸ガスを固化した混和材が含まれる、
請求項1に記載の即時脱型コンクリートブロック。
【請求項6】
即時脱型コンクリートブロックの製造方法であって、
ガラスカレットを骨材として含む即時脱型方式用のコンクリート組成物を加圧振動してブロック体を成形する成形工程と、
前記ブロック体を炭酸化養生する養生工程と、を含み、
前記コンクリート組成物には、質量比において、前記コンクリート組成物中の結合材の30%を超え90%以下の高炉スラグ微粉末が含まれる、
即時脱型コンクリートブロックの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、即時脱型コンクリートブロック及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ガラス廃材から得られるガラスカレットを骨材として含むコンクリートを用いて即時脱型コンクリートブロックを製造する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-26009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、再生可能エネルギーとして太陽光発電設備の導入が進められている。その一方で、太陽光パネルのガラスの廃棄量も年々増加していることから、その再利用が課題となっている。このため、コンクリートブロックを製造するにあたっては、特許文献1に記載されるようにガラス廃材を単に再利用するだけではなく、ガラス廃材の再利用量を増大させる必要がある。また、SDGs(Sustainable Development Goals)の観点からは、ガラス廃材を再利用することに加えて、コンクリートブロックの製造過程においても二酸化炭素の排出量を削減することが求められる。
【0005】
本発明は、ガラス廃材の再利用量の増大と二酸化炭素の排出量の削減とを実現可能なコンクリートブロックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ガラスカレットを骨材として含む即時脱型方式用のコンクリート組成物を加圧振動して成形した後、炭酸化養生することにより製造される即時脱型コンクリートブロックであって、コンクリート組成物には、質量比において、コンクリート組成物中の結合材の30%を超え90%以下の高炉スラグ微粉末が含まれる。
【0007】
また、本発明は、即時脱型コンクリートブロックの製造方法であって、ガラスカレットを骨材として含む即時脱型方式用のコンクリート組成物を加圧振動してブロック体を成形する成形工程と、ブロック体を炭酸化養生する養生工程と、を含み、コンクリート組成物には、質量比において、コンクリート組成物中の結合材の30%を超え90%以下の高炉スラグ微粉末が含まれる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コンクリートブロックの製造過程において、二酸化炭素の排出量を削減することができるとともに、ガラス廃材の再利用量を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る即時脱型コンクリートブロックの製造工程を示したフローチャートである。
曲げ強度試験の結果を対比して示したグラフである。
曲げ強度試験の結果をプロットして示したグラフである。
曲げ強度試験の結果を対比して示したグラフである。
中性化深さの測定試験で撮像されたコンクリートブロックの破断面を示す画像である。
促進膨張率試験の結果を対比して示したグラフである。
曲げ強度試験の結果を対比して示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態に係る即時脱型コンクリートブロック及びその製造方法について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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