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公開番号2025017740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120935
出願日2023-07-25
発明の名称人物計数システム、人物計数方法及び人物計数プログラム
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250130BHJP(計算;計数)
要約【課題】所定の空間に存在する人物を精度良く計数する人物計数システム、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】人物計数装置10を含んで構成される人物計数システム1のプロセッサ101は、空間を撮像する複数のカメラの各々により撮像された複数の画像を取得する画像取得部11と、画像の各々から人物を検出する人物検出部13と、検出された人物の、空間中における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部14と、第1のカメラにより撮像された第1の画像から検出された第1の人物と、第2のカメラにより同タイミングで撮像された第2の画像から検出された第2の人物が、第1の人物の位置情報と第2の人物の位置情報との間の距離が所与の閾値以下である場合に同一人物であると判定する判定部16と、同一判定された人物を1人として、画像から検出された人物の数を計数する計数部17と、計数された人数を出力する出力部18と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の空間に存在する人物を計数する人物計数システムであって、
前記空間を撮像するように設置された複数のカメラの各々により撮像された複数の画像を取得する画像取得部と、
前記画像の各々から人物を検出する人物検出部と、
検出された人物の、前記空間中における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記複数のカメラのうちの第1のカメラにより撮像された第1の画像から検出された人物である第1の人物と、前記複数のカメラのうちの前記第1のカメラとは異なる第2のカメラにより前記第1の画像の撮像と同タイミングで撮像された第2の画像から検出された人物である第2の人物との同一性を判定する判定部であって、前記第1の人物の位置情報と前記第2の人物の位置情報との間の距離が所与の閾値以下である場合に、前記第1の人物と前記第2の人物とが同一であることを判定する、判定部と、
前記画像から検出された人物の数を計数する計数部であって、同一であることが判定された人物を1人として計数する、計数部と、
前記計数部により計数された人数を出力する出力部と、
を備える人物計数システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記空間における人物を計数する領域を指定する計数領域の指定を受け付ける計数領域受付部、を更に備え、
前記計数部は、前記計数領域内において検出された人物の数を計数する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記人物検出部は、前記画像中における前記人物が表された矩形状の領域であるバウンディングボックスを検出し、
前記人物計数システムは、
前記バウンディングボックスのアスペクト比を取得するアスペクト比取得部、
を更に備え、
前記判定部は、前記第1の人物の位置情報と前記第2の人物の位置情報との間の距離が所与の閾値以下であり、且つ、前記第1の人物が表されたバウンディングボックスのアスペクト比である第1のアスペクト比と、前記第2の人物が表されたバウンディングボックスのアスペクト比である第2のアスペクト比との差が所定程度以下である場合に、前記第1の人物と前記第2の人物が同一であることを判定する、
請求項1又は2に記載の人物計数システム。
【請求項4】
所定の空間に存在する人物を計数する人物計数システムにおける人物計数方法であって、
前記人物計数システムは、画像取得部と、人物検出部と、位置情報取得部と、計数部と、出力部とを備え、
前記人物計数方法は、
前記画像取得部が、前記空間を撮像するように設置された複数のカメラの各々により撮像された複数の画像を取得する画像取得ステップと、
前記人物検出部が、前記画像から人物を検出する人物検出ステップと、
前記位置情報取得部が、検出された人物の、前記空間中における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
前記判定部が、前記複数のカメラのうちの第1のカメラにより撮像された画像から検出された人物である第1の人物と、前記複数のカメラのうちの前記第1のカメラとは異なる第2のカメラにより撮像された画像から検出された人物である第2の人物との同一性を判定する判定ステップであって、前記第1の人物の位置情報と前記第2の人物の位置情報との間の距離が所与の閾値以下である場合に、前記第1の人物と前記第2の人物とが同一であることを判定する、判定ステップと、
前記計数部が、前記画像から検出された人物の数を計数する計数ステップ部であって、同一であることが判定された人物を1人として計数する、計数ステップと、
前記出力部が、前記計数ステップにおいて計数された人数を出力する出力ステップ部と、
を有する人物計数方法。
【請求項5】
コンピュータを、所定の空間に存在する人物を計数する人物計数システムとして機能させるための人物計数プログラムであって、
前記コンピュータに、
前記空間を撮像するように設置された複数のカメラの各々により撮像された複数の画像を取得する画像取得機能と、
前記画像から人物を検出する人物検出機能と、
検出された人物の、前記空間中における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得機能と、
前記複数のカメラのうちの第1のカメラにより撮像された画像から検出された人物である第1の人物と、前記複数のカメラのうちの前記第1のカメラとは異なる第2のカメラにより撮像された画像から検出された人物である第2の人物との同一性を判定する判定機能であって、前記第1の人物の位置情報と前記第2の人物の位置情報との間の距離が所与の閾値以下である場合に、前記第1の人物と前記第2の人物とが同一であることを判定する、判定機能と、
前記画像から検出された人物の数を計数する計数機能であって、同一であることが判定された人物を1人として計数する、計数機能と、
前記計数機能により計数された人数を出力する出力機能と、
を実現させる人物計数プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人物計数システム、人物計数方法及び人物計数プログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
建築現場等の所定空間における作業者の人数を把握するためのシステムが知られている。例えば、特許文献1には、監視領域を複数のカメラで撮像したカメラ画像から人物を検出するシステムが記載されている。このシステムでは、各々が視野領域を有する複数のカメラで監視領域を撮像し、各カメラにおいて重複する視野領域から検出した人物に関して、位置が近い人物同士が同一人物であると判定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-162306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたシステムでは、一のカメラの視野領域から抽出した人物に対して、他のカメラの視野領域から抽出した人物のうちの最も位置が近い人物が同一人物であると判定されるので、異なる人物が同一人物として判定される場合があった。また、一方のカメラのカメラ画像の視野領域から抽出された人物が、人物同士の遮蔽等に起因して他方のカメラのカメラ画像に表されていない場合には、同一人物ではない他の人物が同一人物として判定されてしまうので、人物の数を過少に計数してしまっていた。
【0005】
そこで本発明は、所定の空間に存在する人物を精度良く計数することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の第1の一側面に係る人物計数システムは、所定の空間に存在する人物を計数する人物計数システムであって、空間を撮像するように設置された複数のカメラの各々により撮像された複数の画像を取得する画像取得部と、画像の各々から人物を検出する人物検出部と、検出された人物の、空間中における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、複数のカメラのうちの第1のカメラにより撮像された第1の画像から検出された人物である第1の人物と、複数のカメラのうちの第1のカメラとは異なる第2のカメラにより第1の画像の撮像と同タイミングで撮像された第2の画像から検出された人物である第2の人物との同一性を判定する判定部であって、第1の人物の位置情報と第2の人物の位置情報との間の距離が所与の閾値以下である場合に、第1の人物と第2の人物とが同一であることを判定する、判定部と、画像から検出された人物の数を計数する計数部であって、同一であることが判定された人物を1人として計数する、計数部と、計数部により計数された人数を出力する出力部と、を備える。
【0007】
本開示の一側面に係る人物計数方法は、所定の空間に存在する人物を計数する人物計数システムにおける人物計数方法であって、人物計数システムは、画像取得部と、人物検出部と、位置情報取得部と、計数部と、出力部とを備え、人物計数方法は、画像取得部が、空間を撮像するように設置された複数のカメラの各々により撮像された複数の画像を取得する画像取得ステップと、人物検出部が、画像から人物を検出する人物検出ステップと、位置情報取得部が、検出された人物の、空間中における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、判定部が、複数のカメラのうちの第1のカメラにより撮像された画像から検出された人物である第1の人物と、複数のカメラのうちの第1のカメラとは異なる第2のカメラにより撮像された画像から検出された人物である第2の人物との同一性を判定する判定ステップであって、第1の人物の位置情報と第2の人物の位置情報との間の距離が所与の閾値以下である場合に、第1の人物と第2の人物とが同一であることを判定する、判定ステップと、計数部が、画像から検出された人物の数を計数する計数ステップ部であって、同一であることが判定された人物を1人として計数する、計数ステップと、出力部が、計数ステップにおいて計数された人数を出力する出力ステップ部と、を有する。
【0008】
本開示の一側面に係る人物計数プログラムは、コンピュータを、所定の空間に存在する人物を計数する人物計数システムとして機能させるための人物計数プログラムであって、コンピュータに、空間を撮像するように設置された複数のカメラの各々により撮像された複数の画像を取得する画像取得機能と、画像から人物を検出する人物検出機能と、検出された人物の、空間中における位置を示す位置情報を取得する位置情報取得機能と、複数のカメラのうちの第1のカメラにより撮像された画像から検出された人物である第1の人物と、複数のカメラのうちの第1のカメラとは異なる第2のカメラにより撮像された画像から検出された人物である第2の人物との同一性を判定する判定機能であって、第1の人物の位置情報と第2の人物の位置情報との間の距離が所与の閾値以下である場合に、第1の人物と第2の人物とが同一であることを判定する、判定機能と、画像から検出された人物の数を計数する計数機能であって、同一であることが判定された人物を1人として計数する、計数機能と、計数機能により計数された人数を出力する出力機能と、を実現させる。
【0009】
上記の側面によれば、第1の人物の位置情報と第2の人物の位置情報との間の距離が近い場合には、第2の人物は、第1の人物と同一である可能性が高いことに鑑みて、第1の人物の位置情報と第2の人物の位置情報との間の距離が所与の閾値以下である場合に第1の人物と第2の人物とが同一であることが判定される。このように、人物の同一性が判断されることにより、人物を重複して計数することが防止される。また、第2の画像に表された第2の人物のうちの、第1の人物の位置情報との間の距離が最も小さい位置情報を有する人物であっても、その距離が一定程度以下ではない場合には、その第2の人物は、第1の人物と同一ではなく、第1の人物が第2の画像に表されていない可能性が高い。かかる可能性に鑑みて、第1の人物の位置情報と第2の人物の位置情報との間の距離が所与の閾値を超える場合には第1の人物と第2の人物とが同一であるとは判定されないので、人物が過少に計数されることが防止される。
【0010】
第2の側面に係る人物計数システムでは、第1の一側面に係る人物計数システムにおいて、空間における人物を計数する領域を指定する計数領域の指定を受け付ける計数領域受付部、を更に備え、計数部は、計数領域内において検出された人物の数を計数することとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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