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公開番号2025019766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123569
出願日2023-07-28
発明の名称地盤湧水評価方法及び地盤湧水評価システム
出願人鹿島建設株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類G01V 9/02 20060101AFI20250131BHJP(測定;試験)
要約【課題】地盤から湧出する湧水量を定量的に評価する。
【解決手段】地盤湧水評価方法は、所定の波長帯域の光が照射された評価対象となる切羽2から反射された反射光の650nm以上1100nm以下の少なくとも2つ以上の異なる波長の画像を取得するステップと、少なくとも2つ以上の異なる波長の画像中の信号レベルに基づいて、湧水量と相関性を有する湧水量指標値を演算するステップと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地盤から湧出する湧水量を評価する地盤湧水評価方法であって、
所定の波長帯域の光が照射された評価対象となる前記地盤から反射された反射光の650nm以上1100nm以下の少なくとも2つ以上の異なる波長の画像を取得するステップと、
少なくとも2つ以上の異なる波長の前記画像中の信号レベルに基づいて、前記湧水量と相関性を有する湧水量指標値を演算するステップと、を含む、
地盤湧水評価方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
少なくとも2つ以上の異なる波長の前記画像中の同じ座標位置における画素の信号レベルを合成して合成ベクトルを求めるステップと、
前記合成ベクトルと比較される基準ベクトルを設定するステップと、
前記基準ベクトルと各合成ベクトルとが成す角度に応じた値を前記湧水量指標値として演算するステップと、
予め求められた前記湧水量指標値と前記湧水量との相関関係から前記湧水量を求めるステップと、をさらに含む、
請求項1に記載の地盤湧水評価方法。
【請求項3】
2つの異なる波長の前記画像中の同じ座標位置における画素の信号レベルの差分を前記湧水量指標値として演算するステップと、
予め求められた前記湧水量指標値と前記湧水量との相関関係から前記湧水量を求めるステップと、をさらに含む、
請求項1に記載の地盤湧水評価方法。
【請求項4】
2つの異なる波長の前記画像中の同じ座標位置における画素の信号レベルの差分を、2つの異なる波長の波長差によって除した値を前記湧水量指標値として演算するステップと、
予め求められた前記湧水量指標値と前記湧水量との相関関係から前記湧水量を求めるステップと、をさらに含む、
請求項1に記載の地盤湧水評価方法。
【請求項5】
前記湧水量指標値を演算する前に、前記画像中の各画素における信号レベルを正規化するステップをさらに含む、
請求項1から4の何れか1つに記載の地盤湧水評価方法。
【請求項6】
異なる波長の波長差は100nm以上である、
請求項1から4の何れか1つに記載の地盤湧水評価方法。
【請求項7】
前記画像を撮像可能な撮像装置は、前記地盤から3m以上離れた位置に設置される、
請求項1から4の何れか1つに記載の地盤湧水評価方法。
【請求項8】
地盤から湧出する湧水量を評価する地盤湧水評価システムであって、
評価対象となる前記地盤に所定の波長帯域の光を照射する光源と、
前記地盤で反射された反射光を撮像可能な撮像装置と、
前記撮像装置により撮像された650nm以上1100nm以下の波長の画像中の信号レベルに基づいて前記湧水量を求める演算装置と、を備え、
前記演算装置は、少なくとも2つ以上の異なる波長の前記画像中の信号レベルに基づいて、前記湧水量と相関性を有する湧水量指標値を演算する、
地盤湧水評価システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地盤湧水評価方法及び地盤湧水評価システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、切羽面における温度分布情報と近赤外線強度分布情報とに基づいて、切羽面における湧水の状態を評価する評価システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-101799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された評価システムによれば、切羽面における湧水発生エリアの場所や面積を特定することが可能である。一方で、特許文献1に記載された評価システムでは、切羽面における湧水量については特定されないことから、湧水量については依然として作業員が目視によって推定している。しかしながら、このような作業員の主観による評価は、個人差が生じやすいことから、切羽面での作業の安全性を検討するための指標として適しているとはいえない。
【0005】
本発明は、地盤から湧出する湧水量を定量的に評価することが可能な方法及びシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、地盤から湧出する湧水量を評価する地盤湧水評価方法であって、所定の波長帯域の光が照射された評価対象となる地盤から反射された反射光の650nm以上1100nm以下の少なくとも2つ以上の異なる波長の画像を取得するステップと、少なくとも2つ以上の異なる波長の画像中の信号レベルに基づいて、湧水量と相関性を有する湧水量指標値を演算するステップと、を含む。
【0007】
また、本発明は、地盤から湧出する湧水量を評価する地盤湧水評価システムであって、評価対象となる地盤に所定の波長帯域の光を照射する光源と、地盤で反射された反射光を撮像可能な撮像装置と、撮像装置により撮像された650nm以上1100nm以下の波長の画像中の信号レベルに基づいて湧水量を求める演算装置と、を備え、演算装置は、少なくとも2つ以上の異なる波長の画像中の信号レベルに基づいて、湧水量と相関性を有する湧水量指標値を演算する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、地盤から湧出する湧水量を定量的に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る地盤湧水評価方法の評価対象となる地盤の一例を示す概略図である。
本発明の実施形態に係る地盤湧水評価システムのブロック図である。
地盤から湧出する湧水の一例を示す図である。
図3のA-A線に沿う湧水の断面を示す断面図である。
吸光特性を測定する方法について説明するための図である。
吸光率の差異について説明するためのグラフである。
本発明の実施形態に係る地盤湧水評価方法の第1実施例において行われる処理手順を示したフローチャートである。
湧水量指標値の演算過程について説明するためのグラフである。
湧水量指標値を画像化した一例を示す図である。
湧水量指標値と湧水厚さの相関性について説明するためのグラフである。
本発明の実施形態に係る地盤湧水評価方法の第2実施例において行われる処理手順を示したフローチャートである。
湧水量指標値の演算過程について説明するための図である。
湧水量指標値を画像化した一例を示す図である。
湧水量指標値と湧水厚さの相関性について説明するためのグラフである。
湧水量指標値と湧水厚さの相関性について説明するための別のグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る地盤湧水評価システム100及び地盤湧水評価方法について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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