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公開番号2024150091
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063334
出願日2023-04-10
発明の名称保管設備
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65G 1/00 20060101AFI20241016BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】複数の保管対象物のそれぞれに対して電力を供給可能な構成を容易に構築する。
【解決手段】保管設備1は、複数の柱部材2と、鉛直方向Zに沿って互いに離間して柱部材2に固定され、パレット8を柱部材2の間に架け渡すように支持する複数の架台部材3と、架台部材3に載置されたパレット8に電力を供給する給電部材4と、を備える。給電部材4は、柱部材2に設けられて、電源7から受けた電力をマイクロ波として柱部材2の内部に放射するマグネトロン40と、架台部材3ごとに、マイクロ波が伝播する柱部材2の内部に設けられた同軸プローブ41と、同軸プローブ41が受けたマイクロ波を所定の形態の電力に変換するRF/DC変換器42と、架台部材3に設けられて、RF/DC変換器42が出力する電力をパレット8に渡す送電電極パッド43と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
パレットに載置された保管対象物に電力を供給可能な保管設備であって、
鉛直方向に沿って起立すると共に、前記鉛直方向と交差する方向に沿って互いに離間して配置された少なくとも2本の柱部材と、
前記鉛直方向に沿って互いに離間して前記柱部材に固定され、前記パレットを前記柱部材の間に架け渡すように支持する少なくとも2個の架台部材と、
前記架台部材に載置された前記パレットに前記電力を供給する給電部材と、を備え、
前記給電部材は、
前記柱部材の下端部に設けられて、外部電源から受けた前記電力をマイクロ波として前記柱部材の内部に放射する電力送信部と、
前記架台部材ごとに、前記マイクロ波が伝播する前記柱部材の内部又は前記架台部材の内部に設けられた電力受信部と、
前記電力受信部が受けた前記マイクロ波を所定の形態の前記電力に変換する第1電力変換部と、
前記架台部材に設けられて、前記第1電力変換部が出力する前記電力を前記パレットに渡す第1電力中継部と、を有する保管設備。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記電力受信部は、前記柱部材の内部に固定されている、請求項1に記載の保管設備。
【請求項3】
前記柱部材の側面には、前記架台部材の内部と連通し、前記柱部材を伝わる前記マイクロ波を前記架台部材の内部に導く開口が設けられ、
前記電力受信部は、前記架台部材の内部に設けられて、前記柱部材の前記開口を介して伝わる前記マイクロ波を受信する、請求項1に記載の保管設備。
【請求項4】
前記第1電力変換部は、前記架台部材に設けられている、請求項1に記載の保管設備。
【請求項5】
前記第1電力変換部は、前記マイクロ波を直流電力に変換する、請求項1に記載の保管設備。
【請求項6】
前記第1電力中継部は、前記直流電力を前記パレットに渡す金属板により形成された電極パッドである、請求項3に記載の保管設備。
【請求項7】
前記給電部材は、前記第1電力変換部が出力した前記電力を蓄える蓄電部を有する、請求項1に記載の保管設備。
【請求項8】
前記保管対象物を支持すると共に前記保管対象物に前記電力を供給可能な前記パレットをさらに備え、
前記パレットは、
前記第1電力中継部から前記電力を受ける電力受電部と、
前記第1電力中継部から受けた前記電力を交流電力に変換する第2電力変換部と、
前記第2電力変換部が出力する前記交流電力を前記保管対象物に渡す第2電力中継部と、を有する、請求項1に記載の保管設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保管設備に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、物流倉庫には、単に物品を保管するだけでなく、さまざまな付帯機能が要求されている。例えば、医薬品を保管する場合には、保管環境を一定の温度に保つ機能が要求される。温度管理機能が要求される場合には、倉庫全体をひとつの巨大な冷凍庫とすることもある。
【0003】
しかし、大規模な倉庫全体を冷凍庫とするような場合には、冷凍庫の内部温度を維持するための空調機、搬出入口を密閉する設備及び温度管理に要するその他の装置を設ける必要がある。さらに、倉庫の断熱性能を確保するための構造も要求される。したがって、付帯機能を倉庫全体で実現する構成は、設備面や運用面での負荷が大きい。そこで、要求される機能を、物流倉庫ではなく物品が収容される収容器具に持たせる手段が考えられる。例えば、医薬品を収容する収容器具に温度管理機能を持たせる。
【0004】
収容器具に温度管理といった機能を持たせるためには、電力の供給が必要となる。例えば、特許文献1に開示された保管棚は、物品を保管するための保管棚が複数並んで設けられた保管設備において、保管棚に対する電力供給を低コストで実現する。また、特許文献2、3は、電力を伝送する技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-176009号公報
特開2006-166662号公報
国際公開第2016/129619号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
保管設備は、複数の保管対象物を鉛直方向に沿って積層されるように配置する。そうすると、保管設備は、鉛直方向に沿って配置された複数の保管対象物のそれぞれに対して電力を供給する必要がある。例えば、電源から複数の保管対象物のそれぞれにまで電力ケーブルを配置することも考えられる。しかし、複数の保管対象物が鉛直方向に沿って配置されているので、電力ケーブルも鉛直方向に配置する必要がある。つまり、電力ケーブルを高さ方向に配置する作業が生じる。このような電力ケーブルの配線作業は困難であるとともにメンテナンスの負担も大きい。
【0007】
そこで、本発明は、複数の保管対象物のそれぞれに対して電力を供給可能な構成を容易に構築できる保管設備を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一形態は、パレットに載置された保管対象物に電力を供給可能な保管設備である。保管設備は、鉛直方向に沿って起立すると共に、鉛直方向と交差する方向に沿って互いに離間して配置された少なくとも2本の柱部材と、鉛直方向に沿って互いに離間して柱部材に固定され、パレットを柱部材の間に架け渡すように支持する少なくとも2個の架台部材と、架台部材に載置されたパレットに電力を供給する給電部材と、を備える。給電部材は、柱部材の下端部に設けられて、外部電源から受けた電力をマイクロ波として柱部材の内部に放射する電力送信部と、架台部材ごとに、マイクロ波が伝播する柱部材の内部に設けられた電力受信部と、電力受信部が受けたマイクロ波を所定の形態の電力に変換する第1電力変換部と、架台部材に設けられて、第1電力変換部が出力する電力をパレットに渡す第1電力中継部と、を有する。
【0009】
この保管設備は、鉛直方向に沿って配置された複数の架台部材ごとに、電力受信部が設けられている。電力受信部は、電力送信部からマイクロ波として送信された電力を取り出すことができる。そして、取り出された電力は、第1電力変換部によって直流電力に変換されて第1電力中継部を介してパレットに渡される。従って、この保管設備は、マイクロ波を利用して鉛直方向に沿って配置された複数の架台部材ごとに電力を送るから、鉛直方向に延びる電力ケーブルの設置が不要である。その結果、複数の保管対象物のそれぞれに対して電力を供給可能な構成を容易に構築できる。
【0010】
上記の保管設備の電力受信部は、柱部材の内部に固定されていてもよい。この構成によっても、複数の保管対象物のそれぞれに対して電力を供給可能な構成を容易に構築できる。
(【0011】以降は省略されています)

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