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公開番号2024155509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023070284
出願日2023-04-21
発明の名称管理システム
出願人鹿島建設株式会社,日本国土開発株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類E02F 9/22 20060101AFI20241024BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】スクレーパ車両のアシストを適切なタイミングで行うことができるシステムを提供する。
【解決手段】管理システムSは、牽引部1と、牽引部1によって牽引され、カッティングエッジ24によって掘削した土砂を取り込み収容する収容部23と、を有するスクレーパ車両Vと、スクレーパ車両Vの走行をアシストするブルドーザBと、の運行を管理する。管理システムSは、スクレーパ車両Vの稼働情報を取得する稼働情報取得部45と、スクレーパ車両Vの位置情報を取得する第1位置情報取得部43と、稼働情報取得部45によって取得したスクレーパ車両Vの稼働情報と第1位置情報取得部43によって取得したスクレーパ車両Vの位置情報とに基づいて、ブルドーザBによるスクレーパ車両Vへのアシストの要否を判定する判定部46と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
牽引部と、前記牽引部によって牽引され、カッティングエッジによって掘削した土砂を取り込み収容する収容部と、を有するスクレーパ車両と、
前記スクレーパ車両の走行をアシストするアシスト走行機械と、の運行を管理する管理システムであって、
前記スクレーパ車両の稼働情報を取得する稼働情報取得部と、
前記スクレーパ車両の位置情報を取得する第1位置情報取得部と、
前記稼働情報取得部によって取得した前記スクレーパ車両の前記稼働情報と前記第1位置情報取得部によって取得した前記スクレーパ車両の前記位置情報とに基づいて、前記アシスト走行機械による前記スクレーパ車両へのアシストの要否を判定する判定部と、を備える、管理システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載された管理システムであって、
前記カッティングエッジによる掘削状態を検出する掘削状態検出部をさらに備え、
前記判定部は、前記掘削状態検出部によって検出された前記カッティングエッジの状態に基づいて、前記スクレーパ車両へのアシストの要否を判定する、管理システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載された管理システムであって、
前記牽引部の牽引負荷を検出する牽引負荷検出部をさらに備え、
前記判定部は、前記牽引負荷検出部によって検出された前記牽引負荷に基づいて、前記スクレーパ車両へのアシストの要否を判定する、管理システム。
【請求項4】
請求項1または2に記載された管理システムであって、
前記収容部に収容された土砂の収容量を検出する収容量検出部をさらに備え、
前記判定部は、前記収容量検出部によって検出された土砂の収容量に基づいて、前記スクレーパ車両へのアシストの要否を判定する、管理システム。
【請求項5】
請求項1または2に記載された管理システムであって、
前記スクレーパ車両を駆動する駆動源の駆動状態を検出する駆動状態検出部をさらに備え、
前記判定部は、前記駆動状態検出部が検出した前記駆動源の駆動状態と、前記第1位置情報取得部によって取得した前記スクレーパ車両の前記位置情報とに基づいて、前記アシスト走行機械による前記スクレーパ車両へのアシストの要否を判定する、管理システム。
【請求項6】
請求項1または2に記載された管理システムであって、
前記アシスト走行機械は、前記判定部によって判定された前記スクレーパ車両へのアシストの要否の結果を報知する報知部を備える、管理システム。
【請求項7】
請求項1または2に記載された管理システムであって、
前記スクレーパ車両の前記稼働情報と前記スクレーパ車両の前記位置情報とに基づいて、前記アシスト走行機械の運転を制御する制御部をさらに備える、管理システム。
【請求項8】
請求項7に記載された管理システムであって、
前記アシスト走行機械の位置情報を取得する第2位置情報取得部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1位置情報取得部によって取得した前記スクレーパ車両の前記位置情報と前記第2位置情報取得部によって取得した前記アシスト走行機械の前記位置情報とに基づいて、前記スクレーパ車両をアシストする位置まで前記アシスト走行機械を誘導する、管理システム。
【請求項9】
牽引部と、前記牽引部によって牽引され、カッティングエッジによって掘削した土砂を取り込み収容する収容部と、を有するスクレーパ車両と、
前記スクレーパ車両の走行をアシストするアシスト走行機械と、の運行を管理する管理システムであって、
前記スクレーパ車両の稼働情報を取得する稼働情報取得部と、
前記スクレーパ車両の位置情報を取得する第1位置情報取得部と、を備え、
前記稼働情報取得部によって取得した前記スクレーパ車両の前記稼働情報と前記第1位置情報取得部によって取得した前記スクレーパ車両の前記位置情報とに基づいて、前記スクレーパ車両をアシストするように前記アシスト走行機械を操作する、管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管理システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、カッティングエッジによって掘削した土砂を収容するボウル本体を有するスクレーパが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭50-12803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には記載されるようなスクレーパは、掘削時に、掘削及び搬送による負荷が大きい場合には、ブルドーザなどによって後方から押されながら(アシストされて)走行する。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されたスクレーパ車両では、スクレーパをブルドーザで押す必要があるか否かの判断を、スクレーパ車両を運転するドライバやブルドーザを運転するドライバが行っている。このため、スクレーパ車両のアシストを適切なタイミングで行うためには、ドライバの熟練度が求められる。
【0006】
本発明は、ドライバの熟練度に関係なく、スクレーパ車両のアシストを適切なタイミングで行うことができるシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、牽引部と、牽引部によって牽引され、カッティングエッジによって掘削した土砂を取り込み収容する収容部と、を有するスクレーパ車両と、スクレーパ車両の走行をアシストするアシスト走行機械と、の運行を管理する管理システムであって、スクレーパ車両の稼働情報を取得する稼働情報取得部と、スクレーパ車両の位置情報を取得する第1位置情報取得部と、稼働情報取得部によって取得したスクレーパ車両の稼働情報と第1位置情報取得部によって取得したスクレーパ車両の位置情報とに基づいて、アシスト走行機械によるスクレーパ車両へのアシストの要否を判定する判定部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、スクレーパ車両のアシストを適切なタイミングで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る管理システムSの概念図である。
図2は、本発明の実施形態に係るスクレーパ車両の側面図である。
図3は、本発明の実施形態に係るスクレーパ車両の被牽引車両の上面図である。
図4は、本発明の実施形態に係る管理システムSのブロック図である。
図5は、本発明の実施形態に係る管理システムSが実行する制御の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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