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公開番号
2025099267
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215797
出願日
2023-12-21
発明の名称
波付き鋼板及び壁構造
出願人
JFE建材株式会社
代理人
弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類
E02D
17/08 20060101AFI20250626BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】組み立て施工の簡略化と作業時間を短縮する波付き鋼板及び壁構造を提供する。
【解決手段】波付き鋼板は、幅方向に垂直な断面形状が波形に加工された本体と、本体の幅方向の両端に設置された平板状の2つの接続プレートと、を備え、本体は、幅方向に直交する高さ方向の両端に設けられる上側接続部及び下側接続部と、を有し、上側接続部は、上側に隣り合う本体の下側接続部に係合する上側係合部を有している。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
幅方向に垂直な断面形状が波形に加工された本体と、
前記本体の幅方向の両端に設置された平板状の2つの接続プレートと、を備え、
前記本体は、
幅方向に直交する高さ方向の両端に設けられる上側接続部及び下側接続部と、を有し、
前記上側接続部は、
上側に隣り合う前記本体の前記下側接続部に係合する上側係合部を有している
波付き鋼板。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記上側係合部は、
前記上側接続部から上方に延びる上側垂直部と、
前記上側垂直部から、前記幅方向及び前記高さ方向に直交する奥行方向に延びる上側水平部と、を有している
請求項1記載の波付き鋼板。
【請求項3】
前記下側接続部には、
高さ方向に対し垂直な面に接続孔が形成されており、
前記上側水平部は、
上側に隣り合う前記本体の前記下側接続部に形成された前記接続孔に挿入される上側挿入部を有している
請求項2記載の波付き鋼板。
【請求項4】
前記下側接続部は、
下側に隣り合う前記本体の前記上側接続部の前記上側係合部に係合する下側係合部を有している
請求項1又は2記載の波付き鋼板。
【請求項5】
前記上側係合部は、
前記上側接続部から上方に延びる上側垂直部と、
前記上側垂直部から、前記幅方向及び前記高さ方向に直交する奥行方向に延びる上側水平部と、を有し、
前記下側係合部は、
前記下側接続部から下方に延びる下側垂直部と、
前記下側垂直部から、前記幅方向及び前記高さ方向に直交する奥行方向に延び、上面が前記上側水平部の下面と当接する下側水平部と、を有している
請求項4記載の波付き鋼板。
【請求項6】
前記上側水平部は、
下方に延びる上側突起部を有し、
前記下側水平部には、
下側に隣り合う前記本体の前記上側係合部の前記上側水平部の前記上側突起部が挿入される下側孔部が形成されている
請求項5記載の波付き鋼板。
【請求項7】
前記上側係合部は、
前記上側接続部から上方に延びる上側垂直部と、
前記上側垂直部から、前記幅方向及び前記高さ方向に直交する奥行方向に延びる上側水平部と、
前記上側水平部から下方に延びる上側先端部と、を有し、
前記下側接続部は、
下側に隣り合う前記本体の前記上側接続部の前記上側係合部に係合する下側垂直部を有する
請求項1記載の波付き鋼板。
【請求項8】
前記上側係合部は、
前記上側接続部において、上側に隣り合う前記接続プレートに対応する部分を避けた位置に設けられている
請求項1又は2記載の波付き鋼板。
【請求項9】
請求項1又は2記載の波付き鋼板を組み合わせて形成された
壁構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば地中又は水中に構築される中空の構造体の壁面を構成する波付き鋼板及びその波付き鋼板を用いた壁構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、構造物の基礎を構築するための立坑、地中に構築される集水井、斜面の擁壁などの土木構造物は、地盤を堰き止めるために、波付き鋼板を設置し、複数の波付き鋼板を接続して環状又は馬蹄形(U字形)に壁構造を形成して構成される。また、壁構造は、水中に構築されて内部に空間を形成する用途にも適用される。
【0003】
このような波付き鋼板による壁構造は、波付き鋼板のそれぞれが軽量であり、山間部等の大型の重機が使用できない現場においても施工が容易であるという利点がある。一方で、地中深くに設置する等の周囲から大きな荷重が壁構造に掛かる場合においては、環状に組立てられた波付き鋼板同士の間に補強リングと呼ばれる断面がH形の鋼材で形成された部材を挟み、壁構造が形成される。これにより、環状に組立てられた波付き鋼板同士を補強リングで接続して形成された壁構造は、強度が向上する。しかし、補強リングは、環状に組み合わされた波付き鋼板の下端に沿って取り付けられるため、H形鋼を波付き鋼板に沿って曲げる加工が必要である。
【0004】
これを解消することを目的として、特許文献1には、幅方向に延びる本体における高さ方向の両端に設けられる2つの接続部よりも、2つの接続部の間に設けられた波加工部の方が、奥行方向において突出している波付き鋼板が開示されている。これにより、特許文献1は、補強リングを設置することなく、壁構造を構築することができるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-078398号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に係る波付き鋼板は、上側及び下側に配置される波付き鋼板と接続される際、ボルト及びナットによって接合されている。このように、作業者は、ボルト及びナットを使用して接合する必要があるため、ボルト及びナットの締め付け個数が多く、施工作業に時間がかかる。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、組み立て施工の簡略化と作業時間を短縮する波付き鋼板及び壁構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る波付き鋼板は、幅方向に垂直な断面形状が波形に加工された本体と、前記本体の幅方向の両端に設置された平板状の2つの接続プレートと、を備え、前記本体は、幅方向に直交する高さ方向の両端に設けられる上側接続部及び下側接続部と、を有し、前記上側接続部は、上側に隣り合う前記本体の前記下側接続部に係合する上側係合部を有している。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、上側接続部の上側係合部が、上側に隣り合う本体の下側接続部に係合する。これにより、上側接続部と、上側に隣り合う本体の下側接続部とが接続される。このように、上下方向に隣り合う本体を接続する際に、ボルト及びナットを使用する必要がない。従って、組み立て施工の簡略化と作業時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る壁構造の斜視図である。
実施の形態1に係る壁構造の平面図及び側面図である。
実施の形態1に係る壁構造を構成する波付き鋼板の斜視図である。
実施の形態1に係る波付き鋼板の断面図である。
実施の形態1に係る波付き鋼板の断面図である。
実施の形態1に係る波付き鋼板の組立図である。
実施の形態1に係る波付き鋼板の組立断面図である。
実施の形態1に係る壁構造の設置状態の断面図である。
比較例に係る波付き鋼板の組立断面図である。
変形例に係る波付き鋼板の断面図である。
実施の形態2に係る波付き鋼板の断面図である。
実施の形態2に係る波付き鋼板の組立断面図である。
実施の形態3に係る波付き鋼板の断面図である。
実施の形態3に係る波付き鋼板の組立断面図である。
実施の形態3の変形例に係る波付き鋼板の組立断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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