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公開番号2024140237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051279
出願日2023-03-28
発明の名称ダンパ装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人,個人
主分類F16F 15/131 20060101AFI20241003BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】 弾性部材に関連して設けられる部材が摩耗することを抑えるダンパ装置を提供する。
【解決手段】 ダンパ装置(1)は、動力が伝達される第1回転体(100)と、第1回転体との間に周方向に沿って配置された第1弾性機構部(200)を挟んで回転する第2回転体(300)と、第2回転体との間に、周方向に沿って配置された、弾性部材、弾性部材の一端を支持する第1シート(404)、及び、弾性部材の他端を支持する第2シート(406)を含む第2弾性機構部(400)を挟んで、回転する第3回転体(500)と、を含み、第1シート及び第2シートの各々が、回転軸に交差する交差方向に延びる第2回転体の第1主面(300a)と交差方向に延びる第3回転体の第2主面(504a)との間に配置され、交差方向に延びる突起部(404C,406C)を含む。
【選択図】 図10
特許請求の範囲【請求項1】
ダンパ装置であって、
動力が伝達され、回転軸の周りに回転する第1回転体と、
該第1回転体との間に当該ダンパ装置の周方向に沿って配置された第1弾性機構部を挟んで、前記回転軸の周りに回転する、第2回転体と、
該第2回転体との間に、前記周方向に沿って配置された、弾性部材、該弾性部材の一端を支持する第1シート、及び、該弾性部材の他端を支持する第2シートを含む第2弾性機構部を挟んで、前記回転軸の周りに回転する、第3回転体と、を具備し、
前記第1回転体は、前記第1弾性機構部を押圧することにより、該第1弾性機構部により押圧された前記第2回転体が、前記第2弾性機構部を圧縮しつつ前記第3回転体に対して相対的に回転する、ように設けられ、
前記第1回転体は、さらに前記第1弾性機構部を押圧することにより、前記第1弾性機構部に当接した前記第2回転体との間において、前記第1弾性機構部を圧縮しつつ、前記第2回転体及び前記第3回転体に対して相対的に回転する、ように設けられ、
前記第1シート及び前記第2シートの各々が、前記回転軸に交差する交差方向に延びる前記第2回転体の第1主面と該交差方向に延びる前記第3回転体の第2主面との間に配置され、該交差方向に延びる突起部を含む、ことを特徴とするダンパ装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記第2回転体との間に前記第3回転体を挟んで設けられた第2環状部材をさらに具備し、
前記第2回転体が、前記第3回転体を貫通して前記第2環状部材に当接する腕部を含んで、前記第1主面と前記第2環状部材との間の距離を所定の距離以上に保つことにより、前記第1間隙及び/又は前記第2間隙が形成される、請求項1に記載のダンパ装置。
【請求項3】
前記腕部が前記第2環状部材に嵌合することにより、前記第2回転体と該第2環状部材とが一体的に回転する、請求項2に記載のダンパ装置。
【請求項4】
前記第2回転体と前記第3回転体との間に設けられた第1環状部材をさらに具備し、
該第1環状部材が前記第1主面と前記第2主面とを離間させることにより、前記第1間隙及び/又は前記第2間隙が形成される、請求項1から請求項3のいずれかに記載のダンパ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本件出願に開示された技術は、ダンパ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両等において、エンジン等の駆動源と変速機との間のトルク伝達経路上には、駆動源から変速機に向けて伝達されるトルクの振動を吸収するダンパ装置が設けられる。
【0003】
このようなダンパ装置の一例として、特許文献1に開示されたダンパ装置が知られている。特許文献1に記載されたダンパ装置は、駆動源からの動力が伝達されるディスクプレートと、このディスクプレートとの間に配置された第1コイルスプリングを伸縮させて、このディスクプレートに対して相対的に回転するハブと、このハブとの間に配置され、第1コイルスプリングより小さい第2コイルスプリングを伸縮させて、このハブに対して相対的に回転するコントロールプレートと、を含む。
【0004】
かかるダンパ装置の捩じれ特性においては、捩じれ角が0に近い領域として、第2コイルスプリングにより低剛性の領域(プリダンパ領域)が形成され、捩じれ角度が大きい領域として、第1コイルスプリング及び第2コイルスプリングにより高剛性の領域が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-148512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に開示されたダンパ装置にあっては、第2コイルスプリングが、ハブ及び/又はコントロールプレート等を含む他の部材に直接的に接触する構成が採用されているので、第2コイルスプリング及び/又は他の部材が摩耗するという問題が生ずる。
【0007】
そこで、本件出願に開示された技術は、弾性部材に関連して設けられる部材が摩耗することを少なくとも部分的に抑えるダンパ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様に係るダンパ装置は、「動力が伝達され、回転軸の周りに回転する第1回転体と、該第1回転体との間に当該ダンパ装置の周方向に沿って配置された第1弾性機構部を挟んで、前記回転軸の周りに回転する、第2回転体と、該第2回転体との間に、前記周方向に沿って配置された、弾性部材、該弾性部材の一端を支持する第1シート、及び、該弾性部材の他端を支持する第2シートを含む第2弾性機構部を挟んで、前記回転軸の周りに回転する、第3回転体と、を具備し、前記第1回転体は、前記第1弾性機構部を押圧することにより、該第1弾性機構部により押圧された前記第2回転体が、前記第2弾性機構部を圧縮しつつ前記第3回転体に対して相対的に回転する、ように設けられ、前記第1回転体は、さらに前記第1弾性機構部を押圧することにより、前記第1弾性機構部に当接した前記第2回転体との間において、前記第1弾性機構部を圧縮しつつ、前記第2回転体及び前記第3回転体に対して相対的に回転する、ように設けられ、前記第1シート及び前記第2シートの各々が、前記回転軸に交差する交差方向に延びる前記第2回転体の第1主面と該交差方向に延びる前記第3回転体の第2主面との間に配置され、該交差方向に延びる突起部を含む」ことができる。
【発明の効果】
【0009】
本件出願に開示された技術によれば、弾性部材に関連して設けられる部材が摩耗することを少なくとも部分的に抑えるダンパ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係るダンパ装置の構成を模式的に示す斜視図である。
図1に示したダンパ装置の構成を模式的に示す上面図である。
一部の部材を取り外した状態にある図1に示したダンパ装置の構成を模式的に示す斜視図である。
図3に示した状態にあるダンパ装置の構成を模式的に示す上面図である。
さらに一部の部材を取り外した状態にある図4に示したダンパ装置の構成を模式的に示す上面図である。
内部に存在する部材を仮想的に透視した形式により図2に示したダンパ装置の構成を模式的に示す上面図である。
図1に示したダンパ装置の構成を分解して模式的に示す斜視図である。
図1に示したダンパ装置の構成を、図6に示す変則的なA-A’切断面からみて模式的に示す断面図である。
図1に示したダンパ装置に含まれる第2弾性機構部の構成を模式的に示す斜視図である。
図1に示したダンパ装置の構成を、図6に示す変則的なB-C-D-E切断面からみて模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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