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公開番号2024140130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051131
出願日2023-03-28
発明の名称避難誘導システム及び無人飛行体
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A62B 3/00 20060101AFI20241003BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】より迅速な避難誘導を行うことができる避難誘導システムを得る。
【解決手段】避難誘導システム(100)は、火災の発生を感知すると火災発生信号を送信する1以上の感知器(3)から、当該火災発生信号を受信する機器操作盤(1)と、機器操作盤(1)との間でデータの送受信が可能な無人飛行体(2)と、を備え、機器操作盤(1)は、感知器(3)から火災発生信号を受信すると、当該火災発生信号に基づいて、火災が発生した場所を識別するための火災場所情報を、無人飛行体(2)に送信し、無人飛行体(2)は、火災場所情報に基づいて、現在位置から避難口までの経路のうち、火災が発生した前記場所を回避した経路である避難誘導経路に沿って飛行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
火災の発生を感知すると火災発生信号を送信する1以上の感知器から、当該火災発生信号を受信する機器操作盤と、
前記機器操作盤との間でデータの送受信が可能な無人飛行体と、
を備え、
前記機器操作盤は、前記感知器から前記火災発生信号を受信すると、当該火災発生信号に基づいて、火災が発生した場所を識別するための火災場所情報を、前記無人飛行体に送信し、
前記無人飛行体は、前記火災場所情報に基づいて、現在位置から避難口までの経路のうち、火災が発生した前記場所を回避した経路である避難誘導経路に沿って飛行する、
避難誘導システム。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記無人飛行体は、照明部を備え、前記照明部を点灯させながら前記避難誘導経路を飛行する、
請求項1に記載の避難誘導システム。
【請求項3】
前記無人飛行体は、音声出力部を備え、避難誘導を行っていることを示すメッセージを、前記音声出力部により音声通知しながら前記避難誘導経路を飛行する、
請求項1または2に記載の避難誘導システム。
【請求項4】
前記無人飛行体は、周囲を撮像する撮像部と、音声出力部とを備え、前記撮像部によって撮像された画像に基づいて、煙が充満しているか否か判定し、煙が充満していると判定した場合、低姿勢の状態になるのを促すメッセージを、前記音声出力部により音声通知する、
請求項1または2に記載の避難誘導システム。
【請求項5】
前記無人飛行体は、煙が充満していると判定した場合、設定高度を維持するように低空飛行する、
請求項4に記載の避難誘導システム。
【請求項6】
前記無人飛行体は、発光部を備え、
前記避難誘導経路を飛行している状態である誘導状態と、前記避難誘導経路を飛行していない状態である非誘導状態とで、発光色、発光パターン、及び、点灯しているか消灯しているかの点灯状態のうち少なくともいずれかが切り替わるように、前記発光部を制御する、
請求項1または2に記載の避難誘導システム。
【請求項7】
前記無人飛行体は、音声出力部を備え、
前記避難誘導経路を飛行している状態である誘導状態と、前記避難誘導経路を飛行していない状態である非誘導状態とで、前記音声出力部から出力されるメッセージの内容が切り替わるように、前記音声出力部を制御する、
請求項1または2に記載の避難誘導システム。
【請求項8】
1以上の感知器から火災発生信号を受信する機器操作盤との間で、データの送受信を行い、前記機器操作盤から、火災が発生した場所を識別する情報である火災場所情報を受信する通信部と、
前記火災場所情報に基づいて、現在位置から避難口までの経路のうち、火災が発生した前記場所を回避した経路である避難誘導経路に沿って飛行するように制御する制御部と、
を備える無人飛行体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、無人飛行体、及び無人飛行体を用いた避難誘導システムに関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、商業ビル、工場施設などの建物内で火災が発生した際、建物内にいる者は早急に避難する必要がある。しかしながら、煙が充満して視界が遮られている状況下では、建物内にいる者は、どこへ向かって避難すべきかの判断ができなくなる場合がある。
【0003】
このため、建物内にいる者を迅速に避難させるシステムが求められている。
【0004】
避難誘導に関し、無人飛行体を用いて避難誘導を行うシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る避難誘導システムにおいては、河川の氾濫、土砂崩れ、地割れ、火災などの災害が発生する可能性のある特定場所まで無人飛行体が飛行し、現場の状況を把握した上で、避難誘導を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-135875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の避難誘導システムでは、主に屋外で避難誘導を行うことを想定しており、災害の発生状況を把握するため、無人飛行体が指定場所まで移動している。
【0007】
一方、建物内で火災が発生した場合、発生状況を把握するための時間的な余裕は無く、建物内の者を早急に避難させる必要がある。加えて、建物内の者が火災発生場所に立ち入らないように誘導する必要がある。
【0008】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、より迅速な避難誘導を行うことができる避難誘導システム及び無人飛行体を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る避難誘導システムは、火災の発生を感知すると火災発生信号を送信する1以上の感知器から、当該火災発生信号を受信する機器操作盤と、機器操作盤との間でデータの送受信が可能な無人飛行体と、を備え、機器操作盤は、感知器から火災発生信号を受信すると、当該火災発生信号に基づいて、火災が発生した場所を識別するための火災場所情報を、無人飛行体に送信し、無人飛行体は、火災場所情報に基づいて、現在位置から避難口までの経路のうち、火災が発生した前記場所を回避した経路である避難誘導経路に沿って飛行する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、より迅速な避難誘導を行うことができる避難誘導システム及び無人飛行体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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