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公開番号2024141798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053637
出願日2023-03-29
発明の名称火災受信機
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20241003BHJP(信号)
要約【課題】文字変更に係るコストを抑制しつつ、回線の種別を識別しやすい地区表示部を備えた火災受信機を提供する。
【解決手段】筐体と、筐体の表面に設けられ、異常が発生した場所を表示する地区表示部とを備える火災受信機であって、地区表示部は、複数の表示灯と、複数の表示灯のそれぞれに対応して設けられ、地区名称が表示される複数の表示シートと、複数の表示シートのそれぞれに重ねて筐体に取り付けられる複数のカバー32と、を備える。複数のカバー32のそれぞれは、透光材料で構成された基材320と、基材320の一方の表面の一部に設けられ、光不透過性を有する第1領域321と、基材の他方の表面の一部に設けられ、光不透過性を有し、第1領域とは外観が異なる第2領域322と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体の表面に設けられ、異常が発生した場所を表示する地区表示部とを備え、
前記地区表示部は、
複数の表示灯と、
前記複数の表示灯のそれぞれに対応して設けられ、地区名称が表示される複数の表示シートと、
前記複数の表示シートのそれぞれに重ねて前記筐体に取り付けられる複数のカバーとを備え、
前記複数のカバーのそれぞれは、
透光材料で構成された基材と、
前記基材の一方の表面の一部に設けられ、光不透過性を有する第1領域と、
前記基材の他方の表面の一部に設けられ、光不透過性を有し、前記第1領域とは外観が異なる第2領域と、を備えた
火災受信機。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記複数のカバーは、前記複数の表示灯のそれぞれに重ねて前記筐体に取り付けられ、
前記複数のカバーそれぞれの前記第1領域及び前記第2領域は、前記カバーが前記筐体に取り付けられた状態において、前記表示灯を囲む位置に設けられている
請求項1記載の火災受信機。
【請求項3】
前記複数のカバーそれぞれの前記第1領域及び前記第2領域は、前記カバーが前記筐体に取り付けられた状態において、前記基材の外周部に枠状に設けられている
請求項1又は請求項2に記載の火災受信機。
【請求項4】
前記第1領域と前記第2領域とは、同じ形状であって互いに色が異なる
請求項1又は請求項2に記載の火災受信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異常が発生した場所を表示する地区表示部を備えた火災受信機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、火災受信機又は表示機等の火災受信機には、火災又は他の異常が発生した場所を表示する地区表示部が設けられている。例えば特許文献1には、表裏両面が互いに異なった外観体裁に形成されている地区窓用シートを備えた地区表示部を備えた火災受信機が開示されている。特許文献1では、地区窓用シートに重ねられる透明プレート、地区窓用シートと透明プレートとの間に挟み込まれる紙片、又は地区窓用シートに、地区を示す文字を刻印等によって表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平07-249184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、表裏両面が互いに異なった外観体裁に形成されている地区窓用シートによって、各地区表示灯の回線の種別をユーザが識別しやすくなっている。回線が設置された地区を示す文字に関して、特許文献1には、透明プレート又は地区窓用シートに刻印等により文字を表示する態様が開示されているが、文字の刻印には専用機材が必要であり、表示する文字を変更する場合には専門業者への依頼が必要となってコストと時間がかかる。また、特許文献1に記載の、地区窓用シートと透明プレートとの間に挟み込まれる紙片に文字を表示する態様においては、紙片への文字の記載は専用機材も不要で容易であるが、紙片に加えて地区窓用シートと透明プレートとが必要となり、地区の表示に係る部材の点数が増えてコストも増加する。
【0005】
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、文字変更に係るコストを抑制しつつ、回線の種別を識別しやすい地区表示部を備えた火災受信機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る火災受信機は、筐体と、前記筐体の表面に設けられ、異常が発生した場所を表示する地区表示部とを備え、前記地区表示部は、複数の表示灯と、前記複数の表示灯のそれぞれに対応して設けられ、地区名称が表示される複数の表示シートと、前記複数の表示シートのそれぞれに重ねて前記筐体に取り付けられる複数のカバーとを備え、前記複数のカバーのそれぞれは、透光材料で構成された基材と、前記基材の一方の表面の一部に設けられ、光不透過性を有する第1領域と、前記基材の他方の表面の一部に設けられ、光不透過性を有し、前記第1領域とは外観が異なる第2領域と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の火災受信機は、地区名称が表示される複数の表示シートに重ねられるカバーが、透光材料で構成された基材の両面に、光不透過性を有し互いに外観が異なる第1領域と第2領域とを備えた。このため、透過材料で構成された基材のうち第1領域及び第2領域とは異なる領域を表示シートの文字に重ねることで文字が視認され、この表示シートの文字を印刷し直す又は書き直す等により容易に変更できる。また、カバーの両面の第1領域と第2領域の外観が互いに異なることにより、カバーを取り付ける向きを回線によって変えることで、回線の種別の識別も容易である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る火災受信機の外観を示す図である。
実施の形態に係る地区表示部を説明する図である。
実施の形態に係るカバーを説明する図である。
実施の形態に係るカバーの他の例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、以下の実施の形態及び図示された態様に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含む。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又は相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
【0010】
実施の形態.
(火災受信機の構成)
図1は、実施の形態に係る火災受信機1の外観を説明する図である。火災受信機1は、図示しない感知器回線及び移報回線に接続され、感知器回線に接続された火災感知器が火災からの発報信号を受けると、報知を行うとともに、移報回線に接続された防排煙機器等を連動させる。火災受信機1は、筐体2と、地区表示部3と、操作部4とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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