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公開番号2024127277
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036314
出願日2023-03-09
発明の名称火災感知器
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類G08B 17/10 20060101AFI20240912BHJP(信号)
要約【課題】本発明は、高コストとならずに防爆領域や高温領域で使用可能な火災感知器を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の火災感知器は、感知器本体と、設置面に設置され、感知器本体を取り付けるベース部材と、火災の感知を送信する、電池を備えた無線通信部と、を備え、前記無線通信部は、前記設置面よりも背面側に設けられるとともに、前記電池を前記無線通信部の電源とすることを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
感知器本体と、
設置面に設置され、感知器本体を取り付けるベース部材と、
火災の感知を送信する、電池を備えた無線通信装置と、を備え、
前記無線通信装置は、前記設置面よりも背面側に設けられるとともに、前記電池を前記無線通信装置の電源とする、
ことを特徴とする火災感知器。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記ベース部材は前記設置面に向けた開口部を有し、
前記開口部は、前記無線通信装置が通過可能な形状である、
ことを特徴とする請求項1に記載された火災感知器。
【請求項3】
前記感知器本体と前記無線通信装置の間に接続部を有し、
前記感知器本体と前記接続部と前記無線通信装置は、筐体が一体に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載された火災感知器。
【請求項4】
センサー以外の回路を前記設置面よりも背面側に設けた、
ことを特徴とする請求項3に記載された火災感知器。
【請求項5】
上側は燃焼性のガスがない安全領域であり、下側は燃焼性のガスがある危険領域である前記設置面に設置する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載された火災感知器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災感知器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
建物内の天井や壁面等に設置して火災を監視する火災感知器には、特別な構造を備え、厳しい環境下で火災を監視するものがある。たとえば、燃焼性のガスが生じ易い場所等、爆発の危険のある場所には、特許文献1、2に記載されているような防爆構造を備えた火災感知器が用いられる。このような防爆構造を備えた火災感知器は、爆発の圧力に耐えうる強度が必要となるため、特殊なケーブルを用いる必要があるうえ、一般的な感知器とは異なる配線方法や配管設備も必要となる。また、電線を接続する際にも特殊な端子が必要となる。
【0003】
一方、火災感知器と火災受信機の通信を無線で行うものがある。これを用いて防爆構造の火災感知器を構成すれば、配線は不要となるが、無線通信部の電源となる電池等を火災感知器の近傍に設ける必要がある。しかし、電源機器自体が電気を貯蔵しており火花が発生する原因となりうるため、爆発の危険のある場所には設置できないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-40664号公報
特開平11-175860号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、配線を無線化しつつ、無線通信部用の電源機器を安全に設けることを可能とする火災感知器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態における火災感知器は、感知器本体と、設置面に設置され、感知器本体を取り付けるベース部材と、火災の感知を送信する、電池を備えた無線通信部と、を備え、前記無線通信部は、前記設置面よりも背面側に設けられるとともに、前記電池を前記無線通信部の電源とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、火災感知器から火災受信機等に配線を施すことのない無線式の火災感知器において、簡便な構造で無線通信部用の電源である電池を安全に配置することができる火災感知器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1における無線通信装置の側面図。
天井板に設置した実施例1の火災感知器の側面図。
実施例1において、ベース部材に無線通信装置を通過させる際の上面図。
実施例2における火災感知器の側面図。
実施例2における火災感知器の断面図。
天井板に設置した実施例2の火災感知器の側面図。
実施例2におけるベース部材の上面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書では、火災感知器を天井板に取り付けた際の方向で上下方向、側方を示す。天井板下面に設置する例では、設置面の背面側が上側であり、正面側が下側である。火災感知器は、壁等の天井板以外にも設置することができる。また、図面において、内部構成を点線で示す。
【実施例】
【0010】
図1に、実施例1における火災感知器1における無線通信装置13の部分を示す。実施例1の火災感知器1は、煙により火災を感知する煙感知器である。無線通信装置13は、内部に制御部131、電池132、無線通信部133を備えている。電池132は、無線通信装置13の制御部131、無線通信部133の電源である。また、無線通信装置13は、図1に示すように高さHの直方体の形状をなし、下方に導線134が導出されて備えている。火災感知器1の無線通信装置13は、後述する感知器本体11と別の筐体で形成され、導線134により接続する。
(【0011】以降は省略されています)

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