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公開番号
2024129181
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2023038207
出願日
2023-03-13
発明の名称
自動閉鎖装置
出願人
能美防災株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A62C
2/24 20060101AFI20240919BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】防火防煙設備を保持状態とするための操作によって装置内部に加わる負荷を軽減する。
【解決手段】底板部を有するハウジングと、防火防煙設備に連動する連動部材と、ハウジング内に設けられており、連動部材を保持する保持状態と非保持状態との間で変化可能な保持機構と、保持状態から非保持状態へ保持機構の状態を復帰させる復帰機構と、底板部を貫通してスライド可能なスライド部材とを備え、底板部には、開口部が設けられており、連動部材は、開口部を通してハウジング内に挿入可能な挿入部と張り出し部とを有しており、連動部材は、挿入部がハウジング内に挿入される挿入位置へハウジングに対して移動することにより、張り出し部によってスライド部材を介して保持機構を操作して非保持状態を解除するようになっており、保持機構は、非保持状態の解除によって動作することにより保持状態となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
底板部を有するハウジングと、
防火あるいは防煙の区画を作るための防火防煙設備に連動する連動部材と、
前記ハウジング内に設けられており、前記連動部材を保持する保持状態と、前記連動部材の保持を解除している非保持状態との間で変化可能な保持機構と、
前記保持状態から前記非保持状態へ前記保持機構の状態を復帰させる復帰機構と、
前記底板部を貫通しており、前記底板部を貫通する方向へ前記底板部に対してスライド可能なスライド部材と
を備え、
前記底板部には、開口部が設けられており、
前記連動部材は、前記開口部を通して前記ハウジング内に挿入可能な挿入部と、前記ハウジング外において前記挿入部に設けられている張り出し部とを有しており、
前記連動部材は、前記挿入部が前記ハウジング内に挿入される挿入位置へ前記ハウジングに対して移動することにより、前記張り出し部によって前記スライド部材を介して前記保持機構を操作して前記非保持状態を解除するようになっており、
前記保持機構は、前記非保持状態の解除によって動作することにより前記保持状態となる
自動閉鎖装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記保持機構は、
掛かり位置と外れ位置との間で前記ハウジングに対して変位可能なフック部材と、
退避位置と前進位置との間で前記ハウジングに対して変位可能な変位カム部材と、
前記前進位置に向かう方向へ作動力を前記変位カム部材に加えている作動力発生体と
を有しており、
前記保持状態では、前記フック部材が前記掛かり位置に位置していることにより前記挿入部が前記フック部材に掛かるようになっており、
前記非保持状態では、前記フック部材が前記外れ位置に位置していることにより前記挿入部が前記フック部材に掛かることが回避されているとともに、前記変位カム部材が前記フック部材によって前記退避位置に保持されており、
前記フック部材には、前記外れ位置に向かう方向へフック後退力が加わっており、
前記非保持状態は、前記保持機構において、前記フック部材が前記フック後退力に逆らって前記外れ位置から前記掛かり位置に向かって変位されることにより解除され、
前記保持機構は、前記非保持状態の解除によって前記変位カム部材が前記退避位置から前記フック部材を押し退けながら前記前進位置へ変位することにより前記保持状態となり、前記保持状態となることで前記スライド部材が前記保持機構に対して非接触の状態となり、
前記復帰機構は、前記前進位置から前記退避位置へ前記変位カム部材を変位させることにより前記保持状態から前記非保持状態へ前記保持機構の状態を復帰させる
請求項1に記載の自動閉鎖装置。
【請求項3】
前記フック部材は、前記ハウジングに設けられたフック軸を中心として回転することにより、前記掛かり位置と前記外れ位置との間で変位する
請求項2に記載の自動閉鎖装置。
【請求項4】
前記フック部材は、ストッパを有しており、
前記フック部材が前記外れ位置に位置している状態では、前記変位カム部材が前記ストッパによって前記退避位置に保持されており、
前記変位カム部材が変位される方向は、前記ストッパが変位される方向に対して交差する方向である
請求項2または3に記載の自動閉鎖装置。
【請求項5】
前記復帰機構は、電磁石を有しており、
前記電磁石は、前記電磁石への通電により、前記作動力に逆らって前記変位カム部材を吸引する電磁吸引力を発生する
請求項2または3に記載の自動閉鎖装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、防火あるいは防煙の区画を作るための防火防煙設備を、常時は開放状態に保持し、火災発生時等の非常時には閉鎖させる自動閉鎖装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
自動閉鎖装置は、防火防煙シャッター、防煙垂幕、垂れ壁、窓用ダンパー、防火戸などを含む防火防煙設備に付随して用いられる装置である。自動閉鎖装置は、火災発生時等の非常時に防火防煙設備の駆動部(開閉機)のブレーキを開放し、降下(閉鎖)させ、防火防煙の区画を作る役割を果たす。
【0003】
以下では、防火防煙設備の代表例を防火戸として説明する。防火戸に用いられる自動開閉装置は、一般に、防火戸の係合部材と係合する係合部を有するラッチを備えており、常時は、ラッチの係合部と防火戸の係合部材との係合を保持して、防火戸を開放状態に保持する。
【0004】
一方、火災発生時等の非常時には、ソレノイド等の起動手段の動作に連動して、ラッチの係合部と防火戸の係合部材との係合の保持状態を解除し、防火戸をその自重により自動的に閉鎖させることができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-087574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
自動閉鎖装置は、防火戸を開放状態に維持するとともに、必要に応じて防火戸を閉鎖状態にする役割を果たしている。このような自動閉鎖装置により防火戸を閉鎖状態にするための起動方法としては、感知器と連動して動作する連動起動と、手動操作に基づいて起動する手動起動の2種類がある。
【0007】
日常的に防火戸を手動起動により開閉するような場合には、自動閉鎖装置に繰り返しの負荷がかかる。一般的に、防火戸は重量が重く、このような防火戸を自動閉鎖装置によって開放させておく保持状態とするためには、防火戸と自動閉鎖装置を係合させるために強く押し込む操作をすることとなり、防火戸の係合部材と自動閉鎖装置の係合部との接触が繰り返されることとなる。この結果、自動閉鎖装置の内部部品に繰り返し負荷が加わり、自動閉鎖装置の故障に至るおそれがある。
【0008】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、防火戸に代表される防火防煙設備を保持状態とするための操作によって装置内部に加わる負荷を軽減することのできる自動閉鎖装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る自動閉鎖装置は、底板部を有するハウジングと、防火あるいは防煙の区画を作るための防火防煙設備に連動する連動部材と、ハウジング内に設けられており、連動部材を保持する保持状態と、連動部材の保持を解除している非保持状態との間で変化可能な保持機構と、保持状態から非保持状態へ保持機構の状態を復帰させる復帰機構と、底板部を貫通しており、底板部を貫通する方向へ底板部に対してスライド可能なスライド部材とを備え、底板部には、開口部が設けられており、連動部材は、開口部を通してハウジング内に挿入可能な挿入部と、ハウジング外において挿入部に設けられている張り出し部とを有しており、連動部材は、挿入部がハウジング内に挿入される挿入位置へハウジングに対して移動することにより、張り出し部によってスライド部材を介して保持機構を操作して非保持状態を解除するようになっており、保持機構は、非保持状態の解除によって動作することにより保持状態となるものである。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、防火戸に代表される防火防煙設備を保持状態とするための操作によって装置内部に加わる負荷を軽減することのできる自動閉鎖装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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