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公開番号2024138401
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-08
出願番号2024110595,2022526599
出願日2024-07-09,2021-05-26
発明の名称複素環化合物の製造方法
出願人武田薬品工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07D 471/04 20060101AFI20241001BHJP(有機化学)
要約【課題】MALT1(Mucosa associated lymphoid tissue protein 1)阻害作用を有し、癌等の予防または治療薬として有用であることが期待される新規な複素環化合物の効率的な製造方法を提供する。
【解決手段】光学活性な有機酸とのジアステレオマー塩の形成を利用した光学分割法を用いることによる、高い光学純度の下記式で示される化合物の製造方法を提供する。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
本明細書中に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、MALT1(Mucosa associated lymphoid tissue protein 1)阻害作用を有し、癌等の予防または治療薬として有用であることが期待される新規な複素環化合物の効率的な製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
MALT1の活性を阻害する阻害剤は、T細胞受容体シグナルやB細胞受容体シグナルの異常によるMALT1活性亢進を是正することを可能とすると期待され、MALT1活性に起因するがんや炎症性疾患等の予防または治療薬として有用であると考えられている。
従来から、MALT1阻害剤の研究が当技術分野では進められて来ており、例えば、特許文献1には、MALT1阻害作用を有し、関節リウマチ、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、血管炎状態などの自己免疫性障害および炎症性疾患、慢性骨髄性白血病、骨髄性白血病、非ホジキンリンパ腫および他のB細胞リンパ腫を含む造血系由来の癌または固形腫瘍等の治療に有用な化合物が開示され、特許文献2には、MALT1阻害作用を有し、関節リウマチ、多発性硬化症、乾癬、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、血管炎状態などの自己免疫性障害および炎症性疾患、慢性骨髄性白血病、骨髄性白血病、非ホジキンリンパ腫および他のB細胞リンパ腫を含む造血系由来の癌または固形腫瘍等の治療に有用な化合物が開示されている。また、特許文献3、4および5にも、MALT1阻害作用を有する化合物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/181747号
国際公開第2017/081641号
国際公開第2018/020474号
国際公開第2018/085247号
国際公開第2021/000855号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような中、下記の式(X)で表される新規な化合物またはその塩が、優れたMALT1阻害作用を有することが見出されている(国際出願番号:PCT/JP2019/046261(国際出願日:2019年11月27日);国際公開番号:WO2020/111087(国際公開日:2020年6月4日))。
【0005】
JPEG
2024138401000001.jpg
38
67
【0006】
(式中、R

はメチル基、


は、C
1-6
アルキル基またはハロゲン原子、


は、C
1-6
アルキル基、および


は、ハロゲン原子で置換されていてもよいC
1-6
アルキル基を示す。)
【0007】
より具体的には、下記の式(X1)および(X2)で表される新規な化合物が見出されている(以下、化合物(X1)および化合物(X2)と略記する場合がある。)。
【0008】
JPEG
2024138401000002.jpg
28
69
【0009】
化学名:(S)-N-(6-クロロ-4-(1-メトキシエチル)-1,5-ナフチリジン-3-イル)-N’-(6-(2H-1,2,3-トリアゾール-2-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)尿素(上記国際出願の実施例2の化合物)
【0010】
JPEG
2024138401000003.jpg
30
75
(【0011】以降は省略されています)

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