TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024137882
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2024045506
出願日2024-03-21
発明の名称媒体処理装置及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B65H 37/04 20060101AFI20240927BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】複数の供給動作方法を備え、媒体処理装置の動作モードに基づいて、液体の供給
動作を選択的に実行することにより、液体付与手段に液体を安定して供給することで綴じ
品質を向上することができる媒体処理装置を提供する。
【解決手段】
少なくとも一枚の媒体の一部に液体付与をする液体付与手段において液体付与をされた
媒体を含む媒体束に処理を施す後処理手段、液体付与手段による液体付与に用いられる液
体を貯留する第1貯液部、第1貯液部に供給される液体を貯留する第2貯液部、第2貯液
部から第1貯液部に液体を供給する液体供給動作を実行する液体供給手段、前記液体供給
動作を規定する動作モードに基づいて、液体供給手段に液体供給動作をさせる制御手段、
を備える媒体処理装置による。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一枚の媒体の一部に液体付与をする液体付与手段と、
前記液体付与手段において液体付与をされた少なくとも一枚の前記媒体を含む媒体束に処理を施す後処理手段と、
前記液体付与手段による液体付与に用いられる液体を貯留する第1貯液部と、
前記第1貯液部に供給される前記液体を貯留する第2貯液部と、
前記第2貯液部から前記第1貯液部に前記液体を供給する液体供給動作を実行する液体供給手段と、
前記液体供給動作を規定する動作モードに基づいて、前記液体供給手段に前記液体供給動作をさせる制御手段と、
を備えることを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1貯液部に貯留されている前記液体の液位が基準液位に到達している否かを検知する液体検知手段を備え、
前記制御手段は、前記動作モードが充填供給動作であるとき、
前記液体供給手段に、前記液体検知手段における検知結果が前記基準液位を下回るときに、当該基準液位に到達するまで前記液体供給動作を継続させ、
当該基準液位に到達したときに当該液体供給動作を停止させ、停止状態を所定時間継続させ、
その後、前記検知結果が再度、前記基準液位を下回るときは、前記液体供給手段に、前記基準液位に至るまで再度前記液体供給動作をさせる、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記動作モードが継ぎ足し供給動作であるとき、
前記液体供給手段に、前記液体検知手段における検知結果が前記基準液位を下回るときに、当該基準液位に到達するまで前記液体供給動作を継続させ、
当該基準液位に到達したときに当該液体供給動作を停止させる、
請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
前記後処理手段の動作状況に応じて、前記液体供給手段に、前記充填供給動作と前記継ぎ足し供給動作を選択的に実行させる、
請求項3に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記制御手段は、
前記後処理手段の起動時において、前記液体供給手段に、前記充填供給動作をさせる、
請求項2乃至4のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記後処理手段は、前記媒体束を加圧変形させて綴じる圧着手段であり、
前記制御手段は、前記圧着手段の動作開始時において、前記液体供給手段に、前記充填供給動作をさせる、
請求項2乃至4のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
【請求項7】
操作部を備え、
前記制御手段は、当該操作部を介する実行指令に基づいて、前記液体供給手段に前記充填供給動作をさせる、
請求項2乃至4のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
【請求項8】
前記制御手段は、
前記後処理手段の動作終了時において、前記液体供給手段に、前記継ぎ足し供給動作をさせる、
請求項3又は4に記載の媒体処理装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前回の前記液体供給動作から所定時間が経過したときに、再度、前記液体供給手段に、当該継ぎ足し供給動作をさせる、
請求項3又は4に記載の媒体処理装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記液体供給手段に前記液体の供給速度を変更させることが可能である、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体処理装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
シート状の媒体を積み重ねたシート束を綴る媒体処理装置が知られている。当該媒体処理装置に適用される綴じ処理として、シート束に貫通させる針状の部材(綴じ部材)を用いて綴る「針綴じ処理」や、シート束の一部を加圧変形させて綴る「圧着綴じ処理」などが知られている。
【0003】
圧着綴じをするときにシート状の媒体としての用紙に、液体を付与する加水圧着綴じ装置に関し、加水後に圧着綴じを行う綴じユニットを取り扱いしやすくすることを目的とし、加水のための水たまり部及び水たまり部に補水する補水ポンプ部が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、加水のための水たまり部(貯液部)を備えていて媒体に加水後に圧着綴じを行う構成は開示されているが、貯液部への液体を供給する動作の制御方法に関する開示はされていない。すなわち、従来技術では、加水後に圧着綴じをする綴じ機構に関し、貯液部の状態に応じて、加水部への液体供給動作を適切に制御することはできず、液体の供給動作を貯液部の状態に応じて制御して、貯液部の液体を適切に保持することにおいて課題がある。
【0005】
本発明は、複数の供給動作方法を備え、媒体処理装置の動作モードに基づいて、液体の供給動作を選択的に実行することにより、液体付与手段に液体を安定して供給することで綴じ品質を向上することができる媒体処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、媒体処理装置に関し、少なくとも一枚の媒体の一部に液体付与をする液体付与手段と、前記液体付与手段において液体付与をされた少なくとも一枚の前記媒体を含む媒体束に処理を施す後処理手段と、前記液体付与手段による液体付与に用いられる液体を貯留する第1貯液部と、前記第1貯液部に供給される前記液体を貯留する第2貯液部と、前記第2貯液部から前記第1貯液部に前記液体を供給する液体供給動作を実行する液体供給手段と、前液体記供給動作を規定する動作モードに基づいて、前記液体供給手段に前記液体供給動作をさせる制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数の供給動作方法を備え、媒体処理装置の動作モードに基づいて、液体の供給動作を選択的に実行することにより、液体付与手段に液体を安定して供給することで綴じ品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成システムの全体構成を示す図。
第1実施形態に係る後処理装置の内部構造を示す図。
端綴じ処理部を搬送方向の上流側から見た模式図。
端綴じ処理部を主走査方向の液体付与手段側から見た模式図。
端綴じ処理部の圧着手段の構成を示す模式図。
針綴じ処理部を搬送方向の上流側から見た模式図。
針綴じ処理部の変形例を搬送方向の上流側から見た模式図。
第1実施形態に係る後処理装置を制御する制御ブロックのハードウェア構成図。
端綴じ処理部による綴じ処理のフローチャート。
端綴じ処理部による綴じ処理中における液体付与手段及び圧着手段の位置を示す図。
後処理装置における第2貯液タンクの配置及び構成を示す図。
後処理装置における第2貯液タンクの着脱構成を示す図。
本実施形態に係る液体供給判定処理のフローチャート。
本実施形態に係る給排液モードを説明する図。
本実施形態に係る第1貯液タンクへの液体補充の様子を例示する図。
本実施形態に係る液体供給判定処理のフローチャート。
本実施形態に係る第1貯液タンクへの液体補充の様子を例示する図。
本実施形態に係る液体供給判定処理のフローチャート。
本実施形態に係る液体供給判定処理のフローチャート。
給排液モードの一つである液体排出動作の概要を説明する図。
本実施形態に係る液体供給判定処理のフローチャート。
本実施形態に係る給排液モードの選択入力画面の例を示す図。
端綴じ処理部の他の実施形態を示す図。
液体付与手段回動機構の構成を示す図。
液体付与手段回動機構の構成を示す図。
姿勢切替部材の構成を示す図。
姿勢切替部材爪による姿勢切替レバーの切替動作説明図。
圧着手段及び液体付与手段を「斜め綴じ姿勢」に変更する際の動作説明図。
圧着手段及び液体付与手段を「平行綴じ姿勢」に変更する際の動作説明図。
圧着手段及び液体付与手段による平行綴じの動作説明図。
第2実施形態に係る後処理装置の内部構造を示す図。
第2実施形態に係る内部トレイを用紙の厚み方向から見た図。
第2実施形態に係る圧着手段を搬送方向の下流側から見た模式図。
第2実施形態に係る液体付与手段を用紙の厚み方向から見た図。
図34のXXV-XXVにおける断面図。
図34のXXVI-XXVIにおける断面図。
第2実施形態に係る後処理装置の制御ブロックのハードウェア構成図。
第2実施形態に係る後処理装置の後処理フローチャート。
画像形成システムの変形例の全体構成を示す図。
後処理装置の制御部の変形例1を示す図。
後処理装置の制御部の変形例2を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[画像形成システム1の実施形態]
以下、本発明に係る画像形成システム1について、図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成システム1の全体構成を示す図である。画像形成システム1は、シート状の媒体の一種としての用紙Pに画像を形成する画像形成機能、画像が形成された用紙Pに対して所定の後処理を施す後処理機能、などを有する。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成機能を有する画像形成装置2と、本発明に係る後処理機能を有する媒体処理装置としての後処理装置3と、を連携して動作するように構成されている。
【0010】
なお、本実施形態では、画像形成システム1において処理の対象とするシート状の媒体 として「紙」を前提にする説明をしている。しかし、本実施形態に係る処理の対象は、紙に限定されるものではない。例えば、従来から知られている画像形成プロセスを利用して画像形成が可能な媒体であれば、その種類などは問わない。また、折り処理や綴じ処理の対象物となりうる媒体も、これに含むものとし、素材や仕様などを限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
液体吐出装置
4日前
株式会社リコー
栽培方法、および栽培システム
3日前
株式会社リコー
多層構造体、積層体及び多層構造体の製造方法
3日前
株式会社リコー
液体収容容器、インクカートリッジ、液体吐出装置
4日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置
3日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置
3日前
株式会社リコー
移動体システム、情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム
4日前
株式会社リコー
光源装置、検出装置及び電子機器
5日前
株式会社リコー
重合体、共重合体、インク、インク収容容器、画像形成方法、画像形成装置、及び太陽電池バックシート
3日前
株式会社リコー
撮像装置、画像通信システム、画像処理方法、プログラム
3日前
株式会社リコー
会議支援システム、会議支援装置、会議支援方法及びプログラム
3日前
株式会社リコー
情報処理システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
3日前
個人
3日前
個人
包装体
14日前
個人
構造体
7か月前
個人
収納用具
4か月前
個人
半蓋半箱筒
9か月前
個人
物品収納具
3か月前
個人
折り畳み水槽
13日前
個人
折り畳み製品
11か月前
個人
テープホルダー
11か月前
個人
ダンボール宝箱
20日前
個人
開封用カッター
6か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
5か月前
個人
「即時結束具」
11か月前
個人
パウチ容器
7か月前
個人
粘着テープカッタ
11か月前
個人
爪楊枝流通セット
10か月前
個人
圧縮収納袋
24日前
個人
チャック付き袋体
6か月前
個人
折りたたみコップ
6か月前
個人
コード長さ調整器
11か月前
個人
粘着テープ剥がし具
1か月前
三甲株式会社
容器
9か月前
個人
プラスチックバッグ
8か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
4か月前
続きを見る