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公開番号
2024137557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2023049116
出願日
2023-03-25
発明の名称
農作物の栽培装置並びに農作物の栽培方法
出願人
個人
,
個人
代理人
個人
主分類
A01G
31/00 20180101AFI20240930BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】水耕栽培と土耕栽培を並行して行うことができることとなるこれまでにない画期的な農作物の栽培装置並びに農作物の栽培方法を提供すること。
【解決手段】下部の貯水槽部1の水をくみ上げ上部の前記栽培槽部6に灌水することで、この栽培槽部6の培土5を通過して貯水槽部4に戻る灌水機構7が設けられていて、栽培槽部6の培土5に張る農作物の根2は、底部の根通過部3を介して支承部4下方の貯水槽部1に至りこの貯水槽部1でも根張りされるように構成されている農作物の栽培装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
貯水槽部の上部に、発根する農作物の根が通過する根通過部が備えられている支承部が設けられていて、
この支承部の上部に、この支承部に培土を支承させて培土を収納する栽培槽部が設けられていて、
前記貯水槽部の水をくみ上げ前記栽培槽部に灌水することで、この栽培槽部の前記培土を通過して前記貯水槽部に戻る灌水機構が設けられていて、
発根し前記栽培槽部の前記培土に張る農作物の前記根は、前記根通過部を介して前記支承部下方の前記貯水槽部に至りこの貯水槽部でも根張りされるように構成されていることを特徴とする農作物の栽培装置。
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【請求項2】
前記根通過部が備えられている前記支承部は、前記培土を支承し下方の前記貯水槽部にこの培土を落とさず且つ農作物の前記根は前記根通過部を介してこの貯水槽部に至り根張りする構成とされていることを特徴とする請求項1記載の農作物の栽培装置。
【請求項3】
前記灌水機構は、前記貯水槽部の水をくみ上げるポンプ部と、このポンプ部でくみ上げた水を前記栽培槽部の上部から前記培土に灌水する灌水部と、前記貯水槽部に水や栽培用水を補給する補給部と、前記ポンプ部を作動制御する灌水制御部とからなる構成であることを特徴とする請求項1記載の農作物の栽培装置。
【請求項4】
貯水槽部の上部に、発根する農作物の根が通過する根通過部が備えられている支承部が設けられていて、
この支承部の上部に、この支承部に培土を支承させて培土を収納する栽培槽部が設けられている農作物の栽培装置を用いる農作物の栽培方法であって、
灌水機構により前記貯水槽部の水をくみ上げ前記栽培槽部に灌水することで、この水は前記栽培槽部の前記培土を潤し通過し前記貯水槽部に戻り、この栽培槽部の前記培土で農作物を栽培するとともに、
この栽培槽部の培土で栽培される農作物の前記根は、前記根通過部を介して前記貯水槽部に至りこの貯水槽部でも根張りすることで農作物を栽培し、農作物を土耕栽培および水耕栽培することを特徴とする農作物の栽培方法。
【請求項5】
前記根通過部が備えられている前記支承部は、前記培土を支承し下方の前記貯水槽部にこの培土を落とさず且つ農作物の前記根は前記根通過部を介してこの貯水槽部に至り根張りする構成とされていることを特徴とする請求項4記載の農作物の栽培方法。
【請求項6】
前記灌水機構は、前記貯水槽部の水をくみ上げるポンプ部と、このポンプ部でくみ上げた水を前記栽培槽部の上部に灌水する灌水部と、前記貯水槽部に水や栽培用水を補給する補給部と、前記ポンプ部を作動制御する灌水制御部とからなる構成であることを特徴とする請求項4記載の農作物の栽培方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえばトマトなどの苗を植えた後又は種をまいた後、根付いて又は発芽し収穫に至るまでの過程において、土を用いた土耕栽培と水を用いた水耕栽培の2つの栽培方法により農作物を栽培する、すなわち農作物を土耕栽培しながらも水耕栽培することもできることとなる新規な農作物の栽培装置並びに栽培方法に関するものである。
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【背景技術】
【0002】
トマトなどの農作物は畑の土を耕し畑底盤面上に培地(元肥の混ざった耕された培土)で畝をたて、この畝上面に苗を植え又は種をまいて、活着発芽本体を育てながら収穫する土耕栽培と、液肥を含んだ栽培用水を貯水しゆるやかな水流を発生させている水耕栽培槽(貯水槽部)に根を発生させて本体を育てながら収穫する水耕栽培と、ロックウールを培地とした溶液点滴栽培の3方法が主流となっている。しかし、これら栽培方法はそれぞれ長所・短所を併せ持っているが、この短所を排除して長所をより生かして育成栽培しようとすることはなされていない。
【0003】
すなわち、土耕栽培においては同じ畝培地に同じ作物を作り続けると発生する連作障害を回避するために輪作作付けを行わなければならない不都合、水耕栽培やロックウール培地による溶液点滴栽培においては培地として土を使用せず液肥を溶いた水で栽培するがその作物は総じて水っぽく、こくが出ず旨味が薄い不都合、またこの溶液点滴栽培においては作付け毎ロックウール培地の廃棄処理がSDGsに反する不都合、また近年のICTを用いた栽培方法においては多額の初期設備費用がかかる不都合、液肥による作物のこくのなさ、旨味の薄さの不都合などが存在する。これらを総じて排除できる栽培方法は生み出されてはいない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような問題を解決するもので、水耕栽培と土耕栽培を並行して行うことができることとなり、前記不都合を解決または軽減出来るこれまでにない画期的な農作物の栽培装置並びに農作物の栽培方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0006】
本発明は、貯水槽部1の上部に、発根する農作物の根2が通過する根通過部3が備えられている支承部4が設けられていて、この支承部4の上部に、この支承部4に培土5を支承させて培土5を収納する栽培槽部6が設けられていて、前記貯水槽部1の水をくみ上げ前記栽培槽部6に灌水することで、この栽培槽部6の前記培土5を通過して前記貯水槽部4に戻る灌水機構7が設けられていて、発根し前記栽培槽部6の前記培土5に張る農作物の前記根2は、前記根通過部3を介して前記支承部4下方の前記貯水槽部1に至りこの貯水槽部1でも根張りされるように構成されていることを特徴とする農作物の栽培装置に係るものである。
【0007】
また前記根通過部3が備えられている前記支承部4は、前記培土5を支承し下方の前記貯水槽部1にこの培土5を落とさず且つ農作物の前記根2は前記根通過部3を介してこの貯水槽部1に至り根張りする構成とされていることを特徴とする請求項1記載の農作物の栽培装置に係るものである。
【0008】
また前記灌水機構7は、前記貯水槽部1の水をくみ上げるポンプ部8と、このポンプ部8でくみ上げた水を前記栽培槽部6の上部から前記培土5に灌水する灌水部9と、前記貯水槽部1に水や栽培用水を補給する補給部10と、前記ポンプ部8を作動制御する灌水制御部11とからなる構成であることを特徴とする請求項1記載の農作物の栽培装置に係るものである。
【0009】
また貯水槽部1の上部に、発根する農作物の根2が通過する根通過部3が備えられている支承部4が設けられていて、この支承部4の上部に、この支承部4に培土5を支承させて培土5を収納する栽培槽部6が設けられている農作物の栽培装置を用いる農作物の栽培方法であって、灌水機構7により前記貯水槽部1の水をくみ上げ前記栽培槽部6に灌水することで、この水は前記栽培槽部6の前記培土5を潤し通過し前記貯水槽部1に戻り、この栽培槽部6の前記培土5で農作物を栽培するとともに、この栽培槽部6の培土5で栽培される農作物の前記根2は、前記根通過部3を介して前記貯水槽部1に至りこの貯水槽部1でも根張りすることで農作物を栽培し、農作物を土耕栽培および水耕栽培することを特徴とする農作物の栽培方法に係るものである。
【0010】
また前記根通過部3が備えられている前記支承部4は、前記培土5を支承し下方の前記貯水槽部1にこの培土5を落とさず且つ農作物の前記根2は前記根通過部3を介してこの貯水槽部1に至り根張りする構成とされていることを特徴とする請求項4記載の農作物の栽培方法に係るものである。
(【0011】以降は省略されています)
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