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公開番号2024136779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048018
出願日2023-03-24
発明の名称ブロックの施工方法
出願人株式会社オーイケ
代理人個人
主分類E04H 6/42 20060101AFI20240927BHJP(建築物)
要約【課題】ブロックを貫通するアンカーピンを用いてブロックを床に固定する施工方法を提供する。
【解決手段】ブロック10はアンカーピン20が通るガイド孔12を備えており、アンカーピンを打設するための治具50をガイド孔の真上にガイド孔の延長方向に沿って支持するためのガイドフレーム60を、ブロックに仮固定し、ガイドフレームにガイドされた状態の治具を用いてガイド孔に挿入されたアンカーピンを床30に打設し、ガイドフレームをブロックから取り外す。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ブロックを貫通するアンカーピンを用いて前記ブロックを床に固定することを有するブロックの施工方法であって、
前記ブロックは前記アンカーピンが通るガイド孔を備えており、
前記固定することは、前記アンカーピンを打設するための治具を前記ガイド孔の真上に前記ガイド孔の延長方向に沿って支持するためのガイドフレームを、前記ブロックに仮固定することと、
前記ガイドフレームにガイドされた状態の前記治具を用いて前記ガイド孔に挿入された前記アンカーピンを前記床に打設することと、
前記ガイドフレームを前記ブロックから取り外すこととを含む、施工方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記ガイドフレームは、前記ブロックの対峙する両側の少なくとも一部に合致する形状を備えた支持フレームを含み、
前記仮固定することは、前記支持フレームを前記ブロックの前記両側の合致する形状に合わせて設定することを含む、施工方法。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記治具はハンマードリルであり、前記ガイドフレームは前記ハンマードリルのビットを前記ガイド孔の真上に前記ガイド孔の延長方向に沿ってガイドするガイド部を含む、施工方法。
【請求項4】
請求項1または2において、
前記治具は前記アンカーピンを打設するための打設ホルダーであり、前記ガイドフレームは前記打設ホルダーを前記ガイド孔の真上に前記ガイド孔の延長方向に沿って支持するガイド部を含む、施工方法。
【請求項5】
請求項1または2において、
前記ブロックは、コンクリート製のブロックである、施工方法。
【請求項6】
請求項1または2において、
前記ブロックは、車止めブロックである、施工方法。
【請求項7】
ブロックを貫通するアンカーピンを床に打設する際に用いられ、前記ブロックに着脱可能なガイドフレームであって、
前記ブロックは前記アンカーピンが通るガイド孔を備えており、
当該ガイドフレームは、
前記ブロックの対峙する両側の少なくとも一部に合致する形状を備えた一対の縦フレームと、
前記アンカーピンを打設するための治具を前記ガイド孔の真上に前記ガイド孔の延長方向に沿って支持するガイド部と、
前記一対の縦フレームを介して前記ガイド部を前記ブロックの所定の位置に設定するための横フレームとを有する、ガイドフレーム。
【請求項8】
請求項7において、
前記治具はハンマードリルであり、前記ガイド部は、前記ハンマードリルのビットを前記ガイド孔の真上に前記ガイド孔の延長方向に沿ってガイドする、ガイドフレーム。
【請求項9】
請求項7において、
前記治具は前記アンカーピンを打設するための打設ホルダーであり、前記ガイド部は、前記打設ホルダーを前記ガイド孔の真上に前記ガイド孔の延長方向に沿って支持する、ガイドフレーム。
【請求項10】
請求項7において、
前記ブロックは、コンクリート製のブロックである、ガイドフレーム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車止めブロックなどのブロックを床に固定する方法に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、安全衛生管理面及び作業効率の面から手作業によるホールインアンカー打設作業を無くすために、ホールインアンカー用打設ホルダーを用いハンマードリルを使用する方法を提供することが記載されている。この方法においては、ホールインアンカーの端部に開口した螺孔と着脱自在に係合する突部と、この突部に続く外周の段部が前記螺孔の開口端と当接すると共にハンマードリルに取り外し自在の係止部を有する棒桿状体を形成してなるホールインアンカー用打設ホルダーを用い所望の打設個所にホールインアンカーを挿し通し、このホールインアンカーの端面に開口した螺孔内にハンマードリルの一端に取り外し自在に係止させた棒桿状の打設ホルダーの先端を着脱自在に係入させてハンマードリルの打撃作用でホールインアンカーを打設できるようにしたことを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-195988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パーキングブロックなどのコンクリートブロックの固定方法の一つとしてブロックの貫通孔にアンカーとなるパーキングボルト(アンカーピン)をハンマードリルやハンマーで地面に叩き込む方法がある。ハンマードリルにアンカー打設専用の治具を取り付けて作業をすることにより作業スピードを大幅に改善できる。その一方、アンカーに加わる衝撃が大きくなるので、アンカーを手で保持することが難しく、アンカーの取り付け位置精度を向上することが困難となる。さらに、ハンマードリルを使用する際は、衝撃でパーキングボルトからハンマードリルの先端や治具が外れて、パーキングブロックを傷つけてしまったり、治具やハンマードリルの先端が作業者の足にぶつかり怪我をする恐れがある。
【0005】
そこで、本発明においては、アンカーピンの打ち込み速度を向上でき、位置精度も保持できるとともに、安全に設置作業を行うことができる方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、ブロックを貫通するアンカーピンを用いてブロックを駐車場、路面、基礎などの床に固定することを有するブロックの施工方法である。ブロックはアンカーピンが通るガイド孔を備えており、固定することは、以下のステップを含む。
1.アンカーピンを打設するための治具をガイド孔の真上にガイド孔の延長方向に沿って支持するためのガイドフレームを、ブロックに仮固定すること。
2.ガイドフレームにガイドされた状態の治具を用いてガイド孔に挿入されたアンカーピンを床に打設すること。
3.ガイドフレームをブロックから取り外すこと。
【0007】
この施工方法においては、アンカーピンを打設する際に、アンカーピンは、ブロックのガイド孔によりガイドされ、アンカーピンの打設に用いられる治具は、ブロックに仮固定されたガイドフレームによりガイド孔の真上にガイド孔の延長方向に支持される。したがって、アンカーピンを打設する間、ブロックとガイドフレームとにより、アンカーピンと治具とはガイド孔に沿って真っ直ぐな状態で保持される。このため、アンカーピンを打設する際に、ハンマードリルや、打設ホルダーを治具として用いても、位置精度を保持できるとともに、安全に設置作業を行うことができ、アンカーピンの打ち込み速度を向上できる。
【0008】
ガイドフレームは、ブロックの対峙する両側の少なくとも一部に合致する形状を備えた支持フレームを含んでもよく、仮固定することは、支持フレームをブロックの両側の合致する形状に合わせて設定することを含んでもよい。
【0009】
治具の一例はハンマードリルであり、ガイドフレームはハンマードリルの先端となるビットをガイド孔の真上にガイド孔の延長方向に沿ってガイドするガイド部を含んでもよい。治具はアンカーピンを打設するためにハンマードリルやハンマーで打撃される打設ホルダーであってもよく、ガイドフレームは打設ホルダーをガイド孔の真上にガイド孔の延長方向に沿って支持するガイド部を含んでもよい。ブロックは、コンクリート製のブロックであってもよく、車止めブロックであってもよい。
【0010】
本発明の他の態様の1つは、ブロックを貫通するアンカーピンを床に打設する際に用いられる、ブロックに着脱可能なガイドフレームである。ブロックは前記アンカーピンが通るガイド孔を備えており、ガイドフレームは、ブロックの対峙する両側の少なくとも一部に合致する形状を備えた一対の縦フレームと、アンカーピンを打設するための治具をガイド孔の真上にガイド孔の延長方向に沿って支持するガイド部と、一対の縦フレームを介してガイド部をブロックの所定の位置に設定するための横フレームとを有する。このガイドフレームは、一対の縦フレームをブロックの両側の所定の形状、例えば、縦に延びた凹みや、両側面の前後のコーナーなどに合わせて設定(設置)することにより、ガイド部がブロックのガイド孔の真上に位置するようにでき、ガイド部によりガイド孔に対して真っ直ぐに治具を保持、支持またはガイドできる。治具はハンマードリルであってもよく、ガイド部は、ハンマードリルの先端を構成するビット(先端部)をガイド孔の真上にガイド孔の延長方向に沿ってガイドするパイプ、チャンネルなどの部材であってもよい。治具はアンカーピンを打設するための打設ホルダーであってもよく、ガイド部は、打設ホルダーをガイド孔の真上にガイド孔の延長方向に沿って支持するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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