TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024135821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046700
出願日2023-03-23
発明の名称二酸化炭素吸収放出剤、二酸化炭素の回収方法、二酸化炭素の吸収方法、二酸化炭素の放出方法、二酸化炭素吸収放出装置
出願人東京都公立大学法人
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B01D 53/14 20060101AFI20240927BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】十分な二酸化炭素の吸収能および放出能を有する二酸化炭素吸収放出剤と、新規の二酸化炭素の回収方法、二酸化炭素吸収放出装置を提供する。
【解決手段】二酸化炭素を吸収し、吸収後の前記二酸化炭素を放出する、二酸化炭素吸収放出剤であって、前記二酸化炭素吸収放出剤が、下記式(1)で表される化合物を含有する、二酸化炭素吸収放出剤。
[化1]
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024135821000020.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">38</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
二酸化炭素を吸収し、吸収後の前記二酸化炭素を放出する、二酸化炭素吸収放出剤であって、前記二酸化炭素吸収放出剤が、下記式(1)で表される化合物を含有する、二酸化炭素吸収放出剤。
TIFF
2024135821000015.tif
38
170
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
下記式(1)で表される化合物を含有する二酸化炭素吸収放出剤に、二酸化炭素を吸収させる工程(A)と、
前記二酸化炭素を吸収後の前記二酸化炭素吸収放出剤を、窒素雰囲気下、室温で放置することにより、前記二酸化炭素吸収放出剤から前記二酸化炭素を放出させる工程(B)と、を有する、二酸化炭素の回収方法。
TIFF
2024135821000016.tif
38
170
【請求項3】
前記工程(A)および工程(B)を2回以上繰り返して行う、請求項2に記載の二酸化炭素の回収方法。
【請求項4】
下記式(1)で表される化合物を含有する二酸化炭素吸収放出剤に、二酸化炭素を吸収させる工程(a)を有する、二酸化炭素の吸収方法。
TIFF
2024135821000017.tif
38
170
【請求項5】
下記式(1)で表される化合物と、二酸化炭素と、の反応物を含有する二酸化炭素放出剤を、窒素雰囲気下、室温で放置することにより、前記二酸化炭素放出剤から前記二酸化炭素を放出させる工程(b)を有する、二酸化炭素の放出方法。
TIFF
2024135821000018.tif
38
170
【請求項6】
下記式(1)で表される化合物を含有する二酸化炭素吸収放出剤を収容する反応容器と、
前記反応容器に収容した前記二酸化炭素吸収放出剤を加熱する加熱部と、
前記反応容器に接続され、前記反応容器内にガスを流入する第1のガス流路と、
前記第1のガス流路に設けられ、前記ガスの流量を調節する第1の開閉弁と、
前記反応容器に接続され、前記反応容器内からガスを放出する第2のガス流路と、
前記第2のガス流路に設けられ、前記ガスの流量を調節する第2の開閉弁と、を備える、二酸化炭素吸収放出装置。
TIFF
2024135821000019.tif
38
170

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素吸収放出剤、二酸化炭素の回収方法、二酸化炭素の吸収方法、および二酸化炭素の放出方法、二酸化炭素吸収放出装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
二酸化炭素ガスは、温室効果ガスであり、大気中での濃度が上昇することによって、地球温暖化の原因となる。地球上ではこれまでに、文明の進歩によって化石燃料の大量消費が続き、二酸化炭素の排出量が増大し続けてきた。これに対して、植物は光合成によって二酸化炭素を吸収して酸素を放出する。しかし、世界的規模で森林伐採が進み、植物が大量に失われてきており、二酸化炭素の消費量が減少し続けてきている。その結果、大気中の二酸化炭素の濃度が上昇してきており、温暖化が原因と考えられる様々な弊害が、世界的規模で認められる。このような背景から、大気中の二酸化炭素を吸収して固定化する技術が、種々検討されている。
【0003】
例えば、1,3-ジアミノシクロヘキサン、またはそのシクロヘキサン環骨格中の1~3個の水素原子が、炭素数1~4のアルキル基で置換された誘導体を含有する、二酸化炭素吸収剤が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この二酸化炭素吸収剤は、1,3-ジアミノシクロヘキサンおよびその前記誘導体が、その中のアミノ基(-NH

)において、二酸化炭素と反応し、アミノ基がカルボキシアミノ基(-NH-C(=O)-OH)となったカルバミン酸誘導体となることにより、二酸化炭素を吸収した状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2019-520201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、1,3-ジアミノシクロヘキサンおよびその誘導体は、それ自体がポリマー化し易いことが知られており、二酸化炭素吸収能が低下し易いという問題点があった。
一方で、二酸化炭素は、植物の光合成に利用されるだけでなく、高機能材料の製造原料でもある。そこで近年は、二酸化炭素を吸収し、吸収した二酸化炭素を放出する、二酸化炭素の回収技術の開発が進められている。これに対して、特許文献1に記載の1,3-ジアミノシクロヘキサンおよびその誘導体は、十分な二酸化炭素放出能を有するか、定かではない。
【0006】
本発明は、十分な二酸化炭素の吸収能および放出能を有する二酸化炭素吸収放出剤と、新規の二酸化炭素の回収方法、二酸化炭素吸収放出装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の構成を採用する。
[1]二酸化炭素を吸収し、吸収後の前記二酸化炭素を放出する、二酸化炭素吸収放出剤であって、前記二酸化炭素吸収放出剤が、下記式(1)で表される化合物を含有する、二酸化炭素吸収放出剤。
【0008】
TIFF
2024135821000001.tif
38
170
【0009】
[2]下記式(1)で表される化合物を含有する二酸化炭素吸収放出剤に、二酸化炭素を吸収させる工程(A)と、
前記二酸化炭素を吸収後の前記二酸化炭素吸収放出剤を、窒素雰囲気下、室温で放置することにより、前記二酸化炭素吸収放出剤から前記二酸化炭素を放出させる工程(B)と、を有する、二酸化炭素の回収方法。
【0010】
TIFF
2024135821000002.tif
38
170
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東京都公立大学法人
摘み取り装置
2日前
東京都公立大学法人
振動伝達装置
9日前
東京都公立大学法人
超伝導体及び超伝導体の製造方法
10日前
東京都公立大学法人
過酸化水素分解用複合材料及びその製造方法
1か月前
株式会社ウオールナット
探査方法、探査装置及び探査システム
1か月前
日本電信電話株式会社
音源信号推定装置、音源信号推定方法、プログラム
1か月前
個人
担持光触媒
15日前
有限会社レイノ
嘔吐物の処理剤
22日前
NOK株式会社
除湿装置
1か月前
株式会社フルヤ金属
触媒
10日前
株式会社フクハラ
圧縮空気圧回路
15日前
松本油脂製薬株式会社
泡消火薬剤用消泡剤
17日前
東レ株式会社
スパイラル分離膜エレメント
3日前
住友金属鉱山株式会社
蒸気回収機構
15日前
CYC株式会社
工業炉用煤塵除去装置
24日前
東洋紡エムシー株式会社
濾材およびフィルター
9日前
ヤマシンフィルタ株式会社
カプセルフィルタ
23日前
株式会社フルヤ金属
担持触媒の作製方法
10日前
株式会社丸山製作所
液体浄化装置
22日前
トヨタ自動車株式会社
吸着システム及び吸着方法
15日前
大同化学株式会社
ワックスソリューション液の製造方法
16日前
東洋リビング株式会社
除湿ユニットおよび保管庫
16日前
個人
水溶性フィルター
4日前
国立大学法人広島大学
二酸化炭素吸放出材
10日前
株式会社レゾナック
ノズル、送液装置、及び送液システム
9日前
セイコーエプソン株式会社
気体分離膜
10日前
株式会社デンソー
二酸化炭素供給装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
気体分離膜
10日前
JFEエンジニアリング株式会社
多重管式反応容器
2日前
JFEエンジニアリング株式会社
多重管式反応容器
2日前
JFEエンジニアリング株式会社
多重管式反応容器
2日前
株式会社美和製作所
触媒材
3日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
脱気機構
24日前
株式会社パウレック
フィルタ及び粉粒体処理装置
1か月前
日産自動車株式会社
気体分離膜及びその製造方法
17日前
株式会社荏原製作所
排ガス処理装置
9日前
続きを見る