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公開番号2024135055
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045554
出願日2023-03-22
発明の名称ワイヤハーネス及び電線保護部材
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20240927BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電線を損傷し難くできるワイヤハーネス及び電線保護部材を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス1は、電線5、外装部材11、電線保護部材15、電磁波吸収部材16、編組17、及び固定部材35、を備える。電磁波吸収部材16は、電線5に取付けられている。編組17は、電線5及び電磁波吸収部材16を周囲から覆う。外装部材11は、筒状の第1保護部材9の端部に一端が固定されつつ筒状の第2保護部材10の端部に他端が固定されるとともに、電線5において電磁波吸収部材16が位置する吸収部30を収容する。固定部材35は、外装部材11を吸収部30の部位において取付け先34に固定する。電線保護部材15は、電線5と電磁波吸収部材16との間に設けられ、電磁波吸収部材16の揺れに対して電線5を保護する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電線と、前記電線に取付けられた電磁波吸収部材と、前記電線及び前記電磁波吸収部材を周囲から覆う編組と、筒状の第1保護部材の端部に一端が固定されつつ筒状の第2保護部材の端部に他端が固定されるとともに、前記電線において前記電磁波吸収部材が位置する吸収部を収容する外装部材と、前記外装部材を前記吸収部の部位において取付け先に固定する固定部材と、を備えたワイヤハーネスであって、
前記電線と前記電磁波吸収部材との間に設けられ、前記電磁波吸収部材の揺れに対して前記電線を保護する電線保護部材を備える、ワイヤハーネス。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記電線保護部材の少なくとも一部は、前記電線を挿入するために環状に形成されている、請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記電線保護部材は、
前記電線を挿入する環状部と、
前記電磁波吸収部材を取付けるために前記環状部から前記電線に沿って延びるように形成された取付部と、を有する、請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記固定部材は、前記外装部材を前記環状部の部位において前記取付け先に固定する、請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記取付部は、前記環状部の一部から部分的に突出するように形成された複数の舌片部である、請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記複数の舌片部の少なくとも1つの先端には、前記電磁波吸収部材の軸方向の移動を規制する突起が形成されている、請求項5に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記電線保護部材は、外面に前記電磁波吸収部材を嵌合するための凹部を有する、請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記電線保護部材は、前記電線保護部材を前記電線に固定するのに用いる保護固定材を取付けるための延出部を有する、請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項9】
電線と、前記電線に取付けられた電磁波吸収部材と、前記電線及び前記電磁波吸収部材を周囲から覆う編組と、筒状の第1保護部材の端部に一端が固定されつつ筒状の第2保護部材の端部に他端が固定されるとともに、前記電線において前記電磁波吸収部材が位置する吸収部を収容する外装部材と、前記外装部材を前記吸収部の部位において取付け先に固定する固定部材と、を備えたワイヤハーネスに使用される電線保護部材であって、
前記電線と前記電磁波吸収部材との間に設けられ、前記電磁波吸収部材の揺れに対して前記電線を保護する、電線保護部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネス及び電線保護部材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、編組シールドで覆われた複数の電線に筒状の電磁波吸収部品が取付けられた配線部材が周知である。この配線部材は、電磁波吸収部品と編組シールドとの相対的な位置を固定する位置固定部材を有する。配線部材は、ブラケットによって位置固定部材が車両の車体に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-198042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電線は、挿入された電磁波吸収部品がブラケットに吊り下げられた構成となっている。また、電磁波吸収部品は、電磁波を十分に抑制するために、ある程度の大きさを有している。このため、走行中に車両が振動すると、電磁波吸収部品によって電線が揺さぶられるので、電線が損傷する可能性があった。
【0005】
本開示の目的は、電線を損傷し難くできるワイヤハーネス及び電線保護部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するワイヤハーネスは、電線と、前記電線に取付けられた電磁波吸収部材と、前記電線及び前記電磁波吸収部材を周囲から覆う編組と、筒状の第1保護部材の端部に一端が固定されつつ筒状の第2保護部材の端部に他端が固定されるとともに、前記電線において前記電磁波吸収部材が位置する吸収部を収容する外装部材と、前記外装部材を前記吸収部の部位において取付け先に固定する固定部材と、を備えた構成であって、前記電線と前記電磁波吸収部材との間に設けられ、前記電磁波吸収部材の揺れに対して前記電線を保護する電線保護部材を備える。
【0007】
前記課題を解決する電線保護部材は、電線と、前記電線に取付けられた電磁波吸収部材と、前記電線及び前記電磁波吸収部材を周囲から覆う編組と、筒状の第1保護部材の端部に一端が固定されつつ筒状の第2保護部材の端部に他端が固定されるとともに、前記電線において前記電磁波吸収部材が位置する吸収部を収容する外装部材と、前記外装部材を前記吸収部の部位において取付け先に固定する固定部材と、を備えたワイヤハーネスに使用される構成であって、前記電線と前記電磁波吸収部材との間に設けられ、前記電磁波吸収部材の揺れに対して前記電線を保護する。
【発明の効果】
【0008】
本開示は、電線を損傷し難くできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、ワイヤハーネスの取付け例を示す模式図である。
図2は、ワイヤハーネスの断面図である。
図3は、電線に取付けられた電線保護部材の斜視図である。
図4は、電線保護部材の斜視図である。
図5は、電線保護部材の斜視図である。
図6(a)、図6(b)は、組立ての手順図である。
図7は、別例の電線保護部材の斜視図である。
図8は、他の別例の電線保護部材の断面図である。
図9は、他の別例の電線保護部材の断面図である。
図10は、他の別例の電線保護部材の断面図である。
図11は、他の別例の電線保護部材の断面図である。
図12は、他の別例の電線保護部材の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のワイヤハーネスは、電線と、前記電線に取付けられた電磁波吸収部材と、前記電線及び前記電磁波吸収部材を周囲から覆う編組と、筒状の第1保護部材の端部に一端が固定されつつ筒状の第2保護部材の端部に他端が固定されるとともに、前記電線において前記電磁波吸収部材が位置する吸収部を収容する外装部材と、前記外装部材を前記吸収部の部位において取付け先に固定する固定部材と、を備えた構成であって、前記電線と前記電磁波吸収部材との間に設けられ、前記電磁波吸収部材の揺れに対して前記電線を保護する電線保護部材を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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