TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024153343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067169
出願日2023-04-17
発明の名称配電装置
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20241022BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】2つの電池における直列と並列との切り替えと、装置全体の小型化が可能な、配電装置を開示する。
【解決手段】配電装置10が、第1回路20の第1マイナス側ライン28に接続された第1リレー30と、第2回路26の第2プラス側ライン32に接続された第2リレー34と、第1リレー30よりも上流側の第1マイナス側ライン28と、第2リレー34よりも上流側の第2プラス側ライン32とを接続する第3回路36と、第3回路36に接続された第3リレー38と、第2リレー34の下流側で第1プラス側ライン40と第2プラス側ライン32を並列接続するプラス側接続部42と、第1リレー30の下流側で第1マイナス側ライン28と第2マイナス側ライン44を並列接続するマイナス側接続部46と、プラス側接続部42とマイナス側接続部46のそれぞれの下流側に接続されたプラス側出力部48およびマイナス側出力部50と、を備える。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
第1電池に接続される第1プラス側入力部および第1マイナス側入力部を有する第1回路と、
第2電池に接続される第2プラス側入力部および第2マイナス側入力部を有する第2回路と、
前記第1回路の第1マイナス側ラインに接続された第1リレーと、
前記第2回路の第2プラス側ラインに接続された第2リレーと、
前記第1リレーよりも上流側の前記第1マイナス側ラインと、前記第2リレーよりも上流側の前記第2プラス側ラインとを接続する第3回路と、
前記第3回路に接続された第3リレーと、
前記第2リレーの下流側で第1プラス側ラインと前記第2プラス側ラインを並列接続するプラス側接続部と、
前記第1リレーの下流側で前記第1マイナス側ラインと第2マイナス側ラインを並列接続するマイナス側接続部と、
前記プラス側接続部と前記マイナス側接続部のそれぞれの下流側に接続されたプラス側出力部およびマイナス側出力部と、を備える配電装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1回路の前記第1プラス側ラインに接続された第1電流センサと、
前記第2回路の前記第2マイナス側ラインに接続された第2電流センサと、を含み、
前記第1電流センサの下流側で前記プラス側接続部が前記第1プラス側ラインに接続され、
前記第2電流センサの下流側で前記マイナス側接続部が前記第2マイナス側ラインに接続されている、請求項1に記載の配電装置。
【請求項3】
前記第3回路の前記第3リレーに直列接続されたヒューズを備え、
前記第3リレーの配置領域と前記ヒューズの配置領域が、前記第3リレーの搭載方向でオーバーラップしている、請求項1または請求項2に記載の配電装置。
【請求項4】
前記第1回路を搭載する第1ベース部材と、
前記第2回路を搭載する第2ベース部材と、を含み、
前記第1ベース部材と前記第2ベース部材は、それぞれ、リレー搭載部と電流センサ搭載部と追加搭載部を含んでおり、
前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を組み合わせることで、各前記追加搭載部が連結されて構成された第3回路搭載部が構成され、
前記第3回路が前記第3回路搭載部に搭載されている、請求項2に記載の配電装置。
【請求項5】
前記第3回路の前記第3リレーに直列接続されたヒューズを備え、
前記第3回路搭載部が、前記ヒューズが搭載されるヒューズ搭載部と、前記ヒューズの搭載方向で前記ヒューズ搭載部およびその周囲を含んで構成されて、前記第3リレーが搭載される第3リレー搭載部と、を含み、前記第3リレー搭載部に搭載された前記第3リレーが、前記第3リレーの搭載方向で前記ヒューズに重ね合わされている、請求項4に記載の配電装置。
【請求項6】
前記第1ベース部材と前記第2ベース部材は、同一形状を有し、
各前記ベース部材の長手方向の一端側に前記追加搭載部が配置され、前記追加搭載部は、各前記ベース部材の前記長手方向の他端側よりも小さい幅寸法で幅方向の一方側に偏って設けられており、前記幅方向で前記追加搭載部の内方縁部には、前記長手方向の前記一端側に断面多角形状の嵌合部が設けられ、前記長手方向の前記他端側に前記嵌合部と同じ断面形状で前記嵌合部が嵌合する嵌合穴が設けられており、
前記第1ベース部材の配置方向に対して板厚方向の中心軸回りで180°回転した配置方向とした前記第2ベース部材の前記嵌合部と前記嵌合穴を、前記第1ベース部材の前記嵌合穴と前記嵌合部に嵌合させることで、前記第1ベース部材と前記第2ベース部材が組み付けられて各前記追加搭載部が連結されてなる前記第3回路搭載部が構成されている、請求項4または請求項5に記載の配電装置。
【請求項7】
各前記ベース部材の外周面には、係止凸部と係止凹部が設けられており、
前記第1ベース部材と前記第2ベース部材が組み付けられた際に、前記係止凸部が前記係止凹部に嵌合することで前記第1ベース部材と前記第2ベース部材の離脱が制限される、請求項6に記載の配電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配電装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の組電池からなる第1の電池と第2の電池を備えた車両用の電池パックが開示されている。2つの電池を備える電池パックの場合、それら2つの電池の接続状態を、並列接続と直列接続の何れかに切り替えることができれば、電池パックの用途の多様化や利便性の向上を図ることができる。そこで、2つの電池の接続状態を切り替えるための配電装置を設けることが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2011/104792号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、2つの電池を直列と並列に切り替えるための配電装置を構成する場合、各電池のプラス側ラインに接続されているリレーを利用しつつ、さらに、一方の電池のマイナス側ラインに追加のリレーを接続すると共に、一方の電池のマイナス側ラインと他方の電池のプラス側ラインの間の通電と遮断を切り替える更なる追加のリレーが必要となる。それゆえ、部品点数の増大とそれに伴う配電装置の大型化が避けられなかった。
【0005】
そこで、2つの電池における直列と並列との切り替えと、装置全体の小型化が可能な、配電装置を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の配電装置は、第1電池に接続される第1プラス側入力部および第1マイナス側入力部を有する第1回路と、第2電池に接続される第2プラス側入力部および第2マイナス側入力部を有する第2回路と、前記第1回路の第1マイナス側ラインに接続された第1リレーと、前記第2回路の第2プラス側ラインに接続された第2リレーと、前記第1リレーよりも上流側の前記第1マイナス側ラインと、前記第2リレーよりも上流側の前記第2プラス側ラインとを接続する第3回路と、前記第3回路に接続された第3リレーと、前記第2リレーの下流側で第1プラス側ラインと前記第2プラス側ラインを並列接続するプラス側接続部と、前記第1リレーの下流側で前記第1マイナス側ラインと第2マイナス側ラインを並列接続するマイナス側接続部と、前記プラス側接続部と前記マイナス側接続部のそれぞれの下流側に接続されたプラス側出力部およびマイナス側出力部と、を備える配電装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、2つの電池における直列と並列との切り替えと、装置全体の小型化が可能な、配電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係る配電装置を示す斜視図である。
図2は、図1に示された配電装置における平面図である。
図3は、図1に示された配電装置をロアケースを除いた状態で示す斜視図である。
図4は、図1に示された配電装置において第1回路、第2回路および第3回路を構成する部材を抜き出して正面側から示す斜視図である。
図5は、図4に示された第1回路、第2回路および第3回路を構成する部材における背面側からの斜視図である。
図6は、図1に示された配電装置において一部の部材を分解状態で示す斜視図である。
図7は、図1に示された配電装置において第1ベース部材と第2ベース部材とが相互に連結された連結体を示す斜視図である。
図8は、図7に示された第1ベース部材と第2ベース部材との連結体における平面図である。
図9は、図8におけるIX-IX断面の要部を拡大して示す縦断面図である。
図10は、図1に示された配電装置を構成する第1ベース部材を左側から示す斜視図である。
図11は、図10に示された第1ベース部材における右側からの斜視図である。
図12は、図10に示された第1ベース部材における平面図である。
図13は、図1に示された配電装置における電気的構成を説明するための回路図である。
図14は、図1に示された配電装置により第1電池と第2電池とが並列に接続されている状態を説明するための回路図である。
図15は、図1に示された配電装置により第1電池と第2電池とが直列に接続されている状態を説明するための回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の配電装置は、
(1)第1電池に接続される第1プラス側入力部および第1マイナス側入力部を有する第1回路と、第2電池に接続される第2プラス側入力部および第2マイナス側入力部を有する第2回路と、前記第1回路の第1マイナス側ラインに接続された第1リレーと、前記第2回路の第2プラス側ラインに接続された第2リレーと、前記第1リレーよりも上流側の前記第1マイナス側ラインと、前記第2リレーよりも上流側の前記第2プラス側ラインとを接続する第3回路と、前記第3回路に接続された第3リレーと、前記第2リレーの下流側で第1プラス側ラインと前記第2プラス側ラインを並列接続するプラス側接続部と、前記第1リレーの下流側で前記第1マイナス側ラインと第2マイナス側ラインを並列接続するマイナス側接続部と、前記プラス側接続部と前記マイナス側接続部のそれぞれの下流側に接続されたプラス側出力部およびマイナス側出力部と、を備えるものである。
【0010】
本開示の配電装置によれば、第1回路の第1マイナス側ラインに接続された第1リレーおよび第2回路の第2プラス側ラインに接続された第2リレーをONにして、第3リレーをOFFにすることで、第1電池と第2電池を並列接続することができる。また、第1リレーおよび第2リレーをOFFにして、第3リレーをONにすることで、第1電池と第2電池を直列接続して、並列接続時よりも高い電圧の出力をプラス側出力部とマイナス側出力部に取り出すことができる。さらに、第3リレーは、第1リレーよりも上流側の第1マイナス側ラインと、第2リレーよりも上流側の第2プラス側ラインとを接続する第3回路に設けられている。それゆえ、3つのリレーを用いるだけで、2つの電池の直列並列の切り替えを行うことができ、少ない部品点数による小型化を図ることができる。しかも、第1リレーと第2リレーとの間に第3リレーを含む第3回路をスペース効率よく設けることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
赤道周回変圧器
6日前
株式会社ダイヘン
電源装置
13日前
株式会社ダイヘン
電源装置
13日前
カヤバ株式会社
モータ
13日前
株式会社東光高岳
充電器
1か月前
個人
ゼロカーボン発電循環装置
13日前
西芝電機株式会社
回転電機
7日前
株式会社村田製作所
電源装置
1か月前
帝国繊維株式会社
作業用車両
1か月前
株式会社SUBARU
充電装置
1か月前
日置電機株式会社
電流制限回路
1か月前
株式会社ダイヘン
電源装置
14日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
5日前
サンデン株式会社
モータ制御装置
1か月前
個人
架台及び架台システム
6日前
株式会社豊田自動織機
ロータ
6日前
マツダ株式会社
モータ
7日前
株式会社辰巳菱機
電力供給システム
12日前
キヤノン電子株式会社
ステッピングモータ
26日前
マツダ株式会社
モータ
7日前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
1か月前
株式会社豊田自動織機
駆動装置
1か月前
株式会社サタケ
電動機の端子箱
1か月前
本田技研工業株式会社
回転電機
1か月前
株式会社ダイヘン
給電システム
14日前
富士電機株式会社
電力変換装置
13日前
富士電機株式会社
電力変換装置
27日前
株式会社ダイヘン
充電システム
28日前
株式会社サタケ
制御盤の扉
13日前
株式会社日立製作所
動力装置
27日前
株式会社デンソー
電気機器
1か月前
株式会社豊田自動織機
誘導電動機
13日前
日野自動車株式会社
電動機
20日前
株式会社B&GLOBAL
ポータブル電源
1か月前
富士電機株式会社
監視制御システム
今日
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
7日前
続きを見る