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公開番号
2024134555
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2024089594,2023044800
出願日
2024-06-01,2023-03-20
発明の名称
介護用飲料容器のための専用スタンド
出願人
有限会社ハンド
代理人
個人
,
弁護士法人柴田・中川法律特許事務所
主分類
B65D
25/20 20060101AFI20240926BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 被介護者等が自身で飲料容器を持つことなく、飲料用器内の飲料を摂取できる飲料容器用スタンドを提供する。
【解決手段】 飲料容器の飲み口から吸引力によって飲用できる構成の飲料容器PDを保持するための飲料容器用スタンド100であって、基部10と、基部から所定の高さに設けられた飲料容器収容部20を備える。飲料容器収容部は、水平面に対して所定の角度で傾斜する飲料容器当接面を有し、飲料容器を飲料容器当接面に当接するとき、水平面に対して所定の勾配に維持する傾斜面形成部21を備える。傾斜面形成部による下り勾配の先方は、飲料容器の飲み口DMが飲料容器収容部から外方に突出可能に開放されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
適宜な細孔を介して飲料を飲み口から流出させる構成とした飲料用嚥下補助具の本体がペットボトル飲料として市販される飲料におけるペットボトルの開口部に装着されることにより、反転した場合においても該ペットボトル内の飲料が漏れ出ない状態となった該ペットボトルを保持し、寝たきり状態の被介護者または要介護者が横臥位姿勢において前記飲料用嚥下補助具の前記飲み口から吸引力によって飲用可能とするために、寝具の上面に載置して使用する飲料容器用スタンドであって、
2枚の平行な支持壁部と、前記2枚の支持壁部の相互間に懸架された飲料容器収容基部とで構成される飲料容器収容部を備え、
前記飲料容器収容基部は、その上面において前記支持壁部の幅方向に向かって15°~30°の角度で傾斜する飲料容器当接面を有する傾斜面形成部と、前記飲料容器収容基部に立設され、前記飲料容器当接面の傾斜の低位側において前記ペットボトルに装着した前記飲料用嚥下補助具の前記飲み口の近傍を支持する飲み口支持部とを備え、基部によって所定の高さに維持されるものであり、
前記飲料用嚥下補助具の前記飲み口の近傍を前記飲み口支持部に支持させつつ前記ペットボトルを前記飲料容器当接面の傾斜に沿って設置することにより、前記飲料用嚥下補助具の前記飲み口を前記飲料容器当接面の低位側から先方に露出可能としてなることを特徴とする介護用飲料容器のための専用スタンド。
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【請求項2】
前記基部は、前記被介護者または前記要介護者が使用する敷き布団またはベッドマットの下側に挿入可能に構成された固定部材に対して、連結部を介して一体的に連結されている請求項1に記載の介護用飲料容器のための専用スタンド。
【請求項3】
前記基部は、前記適宜面積を有する板状に形成され、
前記2枚の平行な支持壁部は、前記基部の上面に立設されたものであり、
前記基部、前記2枚の平行な支持壁部および前記飲料容器収容基部によって空間が形成され、
前記空間は、錘収容部として形成されたものであり、該錘収容部に適宜な重量の錘を設置することができる請求項2に記載の介護用飲料容器のための専用スタンド。
【請求項4】
前記空間は、廃液用タンクを設置するために形成されたものであり、該空間には箱状の廃液タンクが設置されるものであり、前記廃液用タンクは、矩形の箱状に構成され、前記基部の上面および平行に立設された2枚の支持壁部との間で摺動可能に設けられ、引き出しおよび収納を可能としているものである請求項3に記載の介護用飲料容器のための専用スタンド。
【請求項5】
適宜な細孔を介して飲料を飲み口から流出させる構成とした飲料用嚥下補助具の本体が飲料容器の開口部に装着されることにより、反転した場合においても飲料が漏れ出ない状態となった該飲料容器を保持し、寝たきり状態の被介護者または要介護者が横臥位姿勢において前記飲料用嚥下補助具の前記飲み口から吸引力によって飲用可能とするために、寝具の上面に載置して使用する飲料容器用スタンドであって、
前記被介護者または前記要介護者が使用するベッド側部に使用される手摺用のパイプその他の支柱によって構成される基部と、この基部の上方に設けられる飲料容器収容部とを備え、
前記飲料容器収容部は、前記基部の上端に設けられた飲料容器収容基部と、この飲料容器収容基部の両側に立設された2枚の支持壁部と、前記飲料容器収容基部の上面において前記支持壁部の幅方向に向かって15°~30°の角度で傾斜する飲料容器当接面を有する傾斜面形成部とを備え、
前記飲料容器当接面の傾斜の低位側から先方には、前記飲料容器に装着した前記飲料用嚥下補助具の前記飲み口が前記飲料容器収容部から露出可能に構成することを特徴とする介護用飲料容器のための専用スタンド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料容器用スタンドに関し、特に、飲料用嚥下補助具を装着したペットボトル飲料を保持するものに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
疾病や事故等による入院時や高齢による要介護状態または要介助状態となった場合には、臥位姿勢とならざるを得ないが、このような状況下においても飲食を行う必要がある。こときに注意すべきは誤嚥であり、誤嚥を原因とする肺炎(誤嚥性肺炎)などの発症を防止することが重要である。誤嚥とは、食物や飲料が食道ではなく気道に入ることであり、通常はむせることで排出されることになるが、嚥下機能が低下すると排出し難くなるため、気管へ飲食物が入り、これが原因で肺に炎症が起こり、肺炎を誘引させることがある。
【0003】
今年では、要介護等の状態にある高齢者を在宅で介護することが多くなっており、常時臥位姿勢の要介護者等の飲食を家族などが介護者として介護している。しかし、飲食物の摂取に際し、要介護者等が誤嚥することは稀ではなく、そのため流動食を提供するなど各種の工夫が余儀なくされている。このとき、食物に関しては臥位姿勢の状態で摂取することは稀であるため、食材の調理方法を工夫することで対応可能であるが、飲料に関しては、その都度起き上がることをせず、横臥位(側臥位)の状態においてストローなどで吸引するか、仰臥位(背臥位)の状態で摂取する際には、昔ながらのいわゆる「吸い飲み」が使用されてきた。
【0004】
ところが、高齢者の要介護者等の場合には、嚥下機能の低下(各種の筋力の低下)により、臥位姿勢での飲料の嚥下は非常に難しく、誤嚥を防止できる飲料供給用の保護具が切望されてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3191758号公報
特表2020-507428号公報
実用新案登録第3188291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、従来は、チューブの内部に流速抑制用の材料を挿入し、容器から流下する液体の速度を抑制し、口腔の動きの遅延による誤嚥を防止させるものが提案されていた(特許文献1参照)。この技術は、チューブと速度制御用部材とを分離可能とするものであり、洗浄を簡便に行え得るものとして有用であるが、専用容器に専用チューブが必要となり、市販される飲料を摂取しようとするときは、購入した飲料の内容物を当該専用容器に入れ替える手間が必要であった。
【0007】
また、とろみを付けた飲料の提供には、「吸い飲み」の出口に容量の大きい摂食取付具を装着可能とするものがあった(特許文献2参照)。ところが、この技術により摂取できる飲料はとろみのついたものに限定され、仮に流動性のある(粘度の低い)飲料を提供しようとする場合には、摂食取付具をスプーンのように使用することとなり、結果として仰臥位での飲料の摂取は困難なものであった。
【0008】
そこで、市販の飲料を飲料容器から直接摂取できるものが切望されているところ、そのような補助具は開発されていない。なお、飲料容器に取り付け可能な補助具には、飲料が脈動しないように通孔を設けたものが考案されている(特許文献3参照)が、これは要介護者等に使用できるものではなかった。
【0009】
そこで、本願の発明者は、臥位姿勢の飲料摂取者において誤嚥を防止しつつ飲料の嚥下動作を容易に行い得る飲料用嚥下補助具を開発した(特願2022-173863)。この飲料用嚥下補助具は、飲料容器の開口部に装着可能な本体を有し、適宜な細孔を介して飲料を流出させる構成としたものであって、飲料容器を反転させても内容物が漏れ出ることがなく、飲料摂取者において任意に吸引する場合にのみ、飲料容器の可撓性の範囲で流出させることができるものであった。
【0010】
上記構成の飲料用嚥下補助具は、飲料摂取者が横臥姿勢の状態で飲料を摂取できることから、寝たきり状態の被介護者または要介護者において、介護者(介護従事者)による介護を要することなく飲料を摂取できることにおいて優れたものであった。ところが、被介護者等の腕力や握力の低下等により、自身で飲料容器を保持できない場合には、介護者等の介護が必要となっていた。そこで、被介護者等が飲料を摂取できる状態に予め容器を設置できるスタンドの開発が切望されていた。
(【0011】以降は省略されています)
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