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公開番号
2024158303
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073400
出願日
2023-04-27
発明の名称
包装箱
出願人
株式会社トーモク
代理人
個人
主分類
B65D
5/54 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】手掛穴の形成と開梱とを選択でき、かつ、包装箱を手掛穴で持ち上げた際に、包装箱の重さで、意図せず包装箱の側方が破断されていくことを防止することができる包装箱を提供する。
【解決手段】粘着テープ8で封緘されているいわゆるミカン箱型の包装箱1であり、第1側板21は、手掛穴形成部60と、手掛穴形成部60より上側に配置され、第1側板21から分離可能とされた剥離端緒部50とを有し、剥離端緒部50は、粘着テープ8の下端部8aで覆われる上側部50aと、粘着テープ8の延長上に露出する下側部50bと、下側部50bの側端同士を繋ぐ突起折目線と、を有し、手掛穴形成部60は、端緒破断可能線から水平方向に延びる一対の手掛穴折目線と、これらの外側端同士を繋いで下方向に向かって凸状に延びて剥離端緒部50の下側部50bを囲む手掛穴破断可能線と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに対向する一対の第1側板及び該一対の第1側板の対向方向に交わる方向で互いに対向する一対の第2側板を有して上下方向に延びる角筒状の胴部と、前記胴部の下側の開放端を閉塞する底部と、前記一対の第2側板の上縁にそれぞれ連設されてその先端縁が互いに突き合せられる一対の外フラップとを備え、一方の前記第1側板から前記外フラップの前記先端縁に沿って前記一対の外フラップを経て他方の前記第1側板に亘るように粘着テープが貼り付けられることで、前記胴部の上側の開放端が閉塞される包装箱であって、
前記第1側板は、手掛穴形成部と、前記手掛穴形成部より上側に配置され、端緒破断可能線で区画されて前記第1側板から分離可能とされた剥離端緒部とを有し、
前記剥離端緒部は、前記粘着テープの下端部で覆われる上側部と、前記上側部の下側に連続して前記粘着テープの下端部から前記粘着テープの延長上に露出する下側部と、前記下側部の側端同士を繋ぐ突起折目線と、を有し、
前記手掛穴形成部は、前記突起折目線よりも下側において前記下側部を区画する端緒破断可能線から互いに離間するように水平方向に延びる一対の手掛穴折目線と、前記一対の手掛穴折目線の外側端同士を繋いで下方向に向かって凸状に延びて前記剥離端緒部の下側部を囲む手掛穴破断可能線と、を有することを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
請求項1記載の包装箱において、
前記突起折目線は、前記粘着テープの下端部に隣接されるように配置されることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項1記載の包装箱において、
前記突起折目線は、上方向に凸の弧状であることを特徴とする包装箱。
【請求項4】
請求項1記載の包装箱において、
前記第1側板には、前記手掛穴形成部の内側に前記剥離端緒部と連設される破断開始部を有し、
前記破断開始部は、湾曲または屈曲して延びる開曲線であって前記端緒破断可能線と一部が重複する開始破断可能線と、前記開始破断可能線の両端を繋ぐ開始折目線とを有することを特徴とする包装箱。
【請求項5】
請求項4記載の包装箱において、
前記破断開始部は、観音開きされるように左右一対設けられ、
一方の前記破断開始部の開始破断可能線と他方の前記破断開始部の開始破断可能線の互いに重複する部分は、上下方向に延びるように形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項6】
請求項1記載の包装箱において、
前記剥離端緒部の上側部は、上側に向かうにつれて横幅が狭くなることを特徴とする包装箱。
【請求項7】
請求項6記載の包装箱において、
前記剥離端緒部は、雫形状であって、前記突起折目線の両端部において、横幅が最大となることを特徴とする包装箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外フラップ同士の突き合わせ部を封緘した粘着テープを容易に剥がすことができる包装箱に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、外フラップ同士の突き合わせ部を封緘した粘着テープを容易に引き剥がすことができる包装箱として、例えば実開平07-019123(特許文献1)に開示された包装箱が知られている。
【0003】
この従来の包装箱は、特許文献1の図1~3に示されるように、側壁(1)に接着テープ(5)の先端部を取り囲む不連続な切目から成る破断案内線(6)を設けることにより剥離端緒部(1a)が形成され、この破断案内線(6)の下端部が指掛け案内切目線(6a)となっている。この横割切込線(8)の両端部と前記指掛け案内切目線(6a)の両端部とが、斜め折曲線(9)により相互に連結されている。そして、縦割切込線(7)と横割切込線(8)とに囲まれる各側壁(1)の一部を、斜め折曲線(9)に従って箱本体(3)内に折り曲げると、指掛け凹所が形成される。
【0004】
この結果、従来の包装箱では、この指掛け凹所に指をかけることで包装箱を運搬することができる。また、指掛け凹所に指を挿入して指掛け案内切目線(6a)に指をかけて、側壁(1)の上部を引き起こすと、この指掛け案内切目線(6a)に連続する破断案内線(6)に取り囲まれる剥離端緒部(1a)が接着テープ(5)の先端部を伴って切り取られ、外フラップ(4)の突き合わせ目に沿って引っ張ることで接着テープ(5)全体が箱本体(3)から剥がし取られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平07-019123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、この従来の包装箱では、指掛け凹所を使用して包装箱を持ち上げた際に指掛け凹所の左右方向中央に位置する指掛け案内切目線(6a)に指がかかるため、包装箱の重さで、意図せず指掛け案内切目線(6a)に連続する破断案内線(6)が破断されていくおそれがある。
【0007】
また、従来の包装箱では、指掛け凹所を形成してからでないと剥離端緒部(1a)が分離できないため、単に、接着テープ(5)だけを剥がして開梱したいときに手間がかかるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、手掛穴と形成と開梱とを選択でき、かつ、包装箱を手掛穴で持ち上げた際に、包装箱の重さで、意図せず包装箱の側方が破断されていくことを防止することができる包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の包装箱は、互いに対向する一対の第1側板及び該一対の第1側板の対向方向に交わる方向で互いに対向する一対の第2側板を有して上下方向に延びる角筒状の胴部と、前記胴部の下側の開放端を閉塞する底部と、前記一対の第2側板の上縁にそれぞれ連設されてその先端縁が互いに突き合せられる一対の外フラップとを備え、一方の前記第1側板から前記外フラップの前記先端縁に沿って前記一対の外フラップを経て他方の前記第1側板に亘るように粘着テープが貼り付けられることで、前記胴部の上側の開放端が閉塞される包装箱であって、前記第1側板は、手掛穴形成部と、前記手掛穴形成部より上側に配置され、端緒破断可能線で区画されて前記第1側板から分離可能とされた剥離端緒部とを有し、前記剥離端緒部は、前記粘着テープの下端部で覆われる上側部と、前記上側部の下側に連続して前記粘着テープの下端部から前記粘着テープの延長上に露出する下側部と、前記下側部の側端同士を繋ぐ突起折目線と、を有し、前記手掛穴形成部は、前記突起折目線よりも下側において前記下側部を区画する端緒破断可能線から互いに離間するように水平方向に延びる一対の手掛穴折目線と、前記一対の手掛穴折目線の外側端同士を繋いで下方向に向かって凸状に延びて前記剥離端緒部の下側部を囲む手掛穴破断可能線と、を有することを特徴とする(以下、「第1の本発明の包装箱」という。)。
【0010】
第1の本発明の包装箱では、手掛穴形成部を手掛穴破断可能線に沿って破断して一対の手掛穴折目線に沿って包装箱の内方に折り曲げることで手掛穴を形成することができる。このとき、剥離端緒部の下側部の下端は、端緒破断可能線の一部が一対の手掛穴折目線の隙間から下方にはみ出すことになる。この下端は、手掛穴形成部を一対の手掛穴折目線に沿って折り曲げる際に同時に包装箱の内方に押し込まれる。この結果、剥離端緒部の下側部は、一対の手掛穴折目線との接続位置から上方に向かって端緒破断可能線に沿ってさらに破断され、突起折目線に達するまで破断されたところで突起折目線に沿って包装箱の内方に向かって折り曲げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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