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公開番号
2025047834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023156576
出願日
2023-09-21
発明の名称
包装箱
出願人
株式会社トーモク
代理人
個人
主分類
B65D
5/54 20060101AFI20250326BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】容易に上下に分割してトレー状にすることができる包装箱を提供する。
【解決手段】一対の側板3と、側板3の下端縁を繋ぐ底板5と、側板3の上端縁を繋ぐ天板6とを有し、側板3に連設され、その先端縁が対向する一対の内フラップ22と、天板6及び底板5に連設され、先端側が幅狭な凸状かつ先端縁が互いに突き当てられ、内フラップ22の外側に接着される外フラップ21,23と、外フラップ21,23の先端縁の端部によって挟まれ内フラップ22が外側に露出する凹部200と、側板3の両側縁を繋いで中間部に沿って延びる帯状破断部30と、凹部200に設けられ、帯状破断部30に接続される破断開始部40aと、内フラップ22の外フラップ21,23に重合される領域に設けられ、破断開始部40から内フラップ20の先端縁まで延びる先端破断可能線50と、を有する構成の包装箱1とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水平方向に延びる四角筒状の胴部と、前記胴部の開放端をそれぞれ閉塞する一対の閉塞部とを備え、
前記胴部は、互いに対向する一対の側板と、前記一対の側板の下端縁を繋ぐ底板と、前記一対の側板の上端縁を繋ぐ天板とを有し、
前記閉塞部は、前記側板に連設され、その先端縁が互いに対向する一対の内フラップと、前記天板及び底板に連設され、先端側が幅狭な凸状であって、その先端縁の中間部が互いに突き当てられ、前記内フラップの外側に重合して接着される一対の外フラップと、前記一対の外フラップの互いに対向する先端縁の端部によって挟まれる領域であって前記内フラップが外側に露出する凹部と、を有する包装箱において、
前記側板に設けられ、両側縁を繋いで上下方向の中間部に沿って延びる一対の側板破断可能線によって挟まれた帯状破断部と、
前記内フラップの前記凹部に設けられ、前記帯状破断部に接続される破断開始部と、
前記内フラップの前記一対の外フラップに重合される領域に設けられ、前記天板に連設される外フラップとの接着箇所及び前記底板に連設される外フラップとの接着箇所の隙間を通って前記破断開始部から該内フラップの先端縁まで延びる先端破断可能線と、
を有することを特徴とする包装箱。
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【請求項2】
請求項1記載の包装箱において、
前記先端破断可能線は、前記一対の外フラップの先端縁の中間部が互いに突き当てられている上下方向の位置から上方向または下方向に偏倚して形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項1または2に記載の包装箱において、
前記先端破断可能線は、その基端部に上方向に向かって傾斜する傾斜部を有することを特徴とする包装箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品を包装する包装箱に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
飲料缶、飲料ボトル、カップ麺、カップスープ等の食品の輸送兼展示用包装箱として、従来から所謂ラップアラウンドケース式の包装箱が用いられてきた。
【0003】
この種の包装箱として、水平方向に延びる四角筒状の胴部と、前記胴部の開放端をそれぞれ閉塞する一対の閉塞部とを備え、前記胴部は、互いに対向する一対の側板と、前記一対の側板の下端縁を繋ぐ底板と、前記一対の側板の上端縁を繋ぐ天板とを有し、前記閉塞部は、前記側板に連設され、その先端縁が互いに対向する一対の内フラップと、前記天板及び底板に連設され、先端側が幅狭な凸状であって、その先端縁の中間部が互いに突き当てられ、前記内フラップの外側に重合して接着される一対の外フラップと、前記一対の外フラップの互いに対向する先端縁の端部によって挟まれる領域であって前記内フラップが外側に露出する凹部と、を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
この従来の包装箱は、側板を挟む両内フラップの先端縁同士をつなぐように内面側に破断用テープが取り付けられている。そして、内フラップの凹部に対応する位置には、破断用テープを跨ぐように倒H字状の切れ目であるHカットが形成されている。
【0005】
従来の包装箱では、Hカットの側板側の半分をつまんで引っ張ることで破断用テープにより側板を破断させ、Hカットの内フラップ先端側の残り半分をつまんで引っ張ることで、破断用テープにより内フラップの先端部を破断させる。これにより、従来の包装箱によれば、上下に分割された包装箱の上側部分が取り除き、トレー状となった下側部分に収納された商品をそのまま展示することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-209148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の包装箱では、Hカットの内フラップ先端側の残り半分をつまんで内フラップの先端部を破断させる際に、外フラップの先端縁同士が突き合わされているため、破断用テープをその隙間から包装箱の外方に引き出して破断させることが容易ではないという問題がある。
【0008】
上記の点に鑑み、本発明は、容易に上下に分割してトレー状にすることができる包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明の包装箱は、水平方向に延びる四角筒状の胴部と、前記胴部の開放端をそれぞれ閉塞する一対の閉塞部とを備え、
前記胴部は、互いに対向する一対の側板と、前記一対の側板の下端縁を繋ぐ底板と、前記一対の側板の上端縁を繋ぐ天板とを有し、
前記閉塞部は、前記側板に連設され、その先端縁が互いに対向する一対の内フラップと、前記天板及び底板に連設され、先端側が幅狭な凸状であって、その先端縁の中間部が互いに突き当てられ、前記内フラップの外側に重合して接着される一対の外フラップと、前記一対の外フラップの互いに対向する先端縁の端部によって挟まれる領域であって前記内フラップが外側に露出する凹部と、を有する包装箱において、
前記側板に設けられ、両側縁を繋いで上下方向の中間部に沿って延びる一対の側板破断可能線によって挟まれた帯状破断部と、
前記内フラップの前記凹部に設けられ、前記帯状破断部に接続される破断開始部と、
前記内フラップの前記一対の外フラップに重合される領域に設けられ、前記天板に連設される外フラップとの接着箇所及び前記底板に連設される外フラップとの接着箇所の隙間を通って前記破断開始部から該内フラップの先端縁まで延びる先端破断可能線と、
を有することを特徴とする(以下、「第1の本発明の包装箱」という)。
【0010】
第1の本発明の包装箱では、内フラップが外側に露出する凹部に破断開始部が形成されているため、この部分を手指で包装箱の内側に押し込むことにより破断開始部を包装箱の内側に折り込むことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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