TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024134505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023198370
出願日2023-11-22
発明の名称オレフィン重合用触媒、オレフィン重合体の製造方法および遷移金属化合物
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類C08F 4/6592 20060101AFI20240926BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】特異な分子量分布のオレフィン重合体を製造し得るオレフィン重合用触媒、オレフィン重合体の製造方法、および遷移金属化合物を提供すること。
【解決手段】】下記一般式(A-1)で表される遷移金属化合物を含むオレフィン重合用触媒。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024134505000041.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">70</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">148</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)下記一般式(A-1)で表される遷移金属化合物と、
TIFF
2024134505000039.tif
70
149
〔式(A-1)において、

1
は、2以上の独立した環構造を有する置換基であり、

2
、R
2'
、R
3
、およびR
3'
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、ハロゲン含有基、ケイ素含有基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基、リン含有基、ホウ素含有基、アルミニウム含有基、またはジエン系二価誘導体基から選ばれる置換基であり、

4
およびR
5
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~20の炭化水素基、酸素含有基または窒素含有基から選ばれる置換基であり、
Mは、周期表第4族の金属原子である。〕
(B)(B-1)有機金属化合物、
(B-2)有機アルミニウムオキシ化合物、および
(B-3)前記遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物
からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物と
を含むオレフィン重合用触媒。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記R
1
が、ビフェニル基または置換ビフェニル基から選ばれる置換基である、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒。
【請求項3】
前記R
4
およびR
5
が、ハロゲン原子である、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒。
【請求項4】
前記Mが、チタン、ジルコニウム、またはハフニウムから選ばれる遷移金属原子である、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載のオレフィン重合用触媒の存在下でオレフィンを重合する、オレフィン重合体の製造方法。
【請求項6】
前記オレフィンが、炭素数2~30のオレフィンから選ばれるオレフィンである、請求項5に記載のオレフィン重合体の製造方法。
【請求項7】
前記オレフィンが、エチレン、プロピレン、または1-ブテンから選ばれるオレフィンである、請求項5に記載のオレフィン重合体の製造方法。
【請求項8】
下記一般式(A-2)で表される遷移金属化合物。
TIFF
2024134505000040.tif
71
146
〔式(A-2)において、

1
は、2以上の独立した環構造を有する置換基であり、

2
、R
2'
、R
3
、およびR
3'
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、ハロゲン含有基、ケイ素含有基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基、リン含有基、ホウ素含有基、アルミニウム含有基、またはジエン系二価誘導体基から選ばれる置換基であり、

4
およびR
5
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~20の炭化水素基、酸素含有基または窒素含有基から選ばれる置換基であり、
M’は、チタン、ハフニウムから選ばれる遷移金属原子である。〕

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遷移金属錯体化合物を用いる新規のオレフィン重合用触媒、オレフィンの重合方法および新規の遷移金属化合物に関する。詳細には、複数の配位子部位が特定の置換基で連結した構造を有する遷移金属化合物を特徴とする。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
エチレン・α-オレフィン共重合体やプロピレン重合体などのオレフィン重合体を製造するための触媒として、メタロセン化合物と有機アルミニウムオキシ化合物などの共触媒とからなる触媒が知られている。
【0003】
かかる触媒としては、例えば、複数のインデニル骨格、あるいはそれを部分水素添加した骨格を比較的コンパクトな置換基で架橋した構造を有する配位子を含むメタロセン化合物とそれを用いた重合触媒およびオレフィン重合体の製造方法が報告されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
この様なメタロセン化合物と、有機アルミニウムオキシ化合物および有機ホウ素化合物からなる群より選ばれる1種以上の化合物とを組み合わせた重合触媒は、エチレンや炭素数3~20のα-オレフィンの単独重合体や共重合体を製造することが出来る。また得られた重合体は、比較的分子量分布の狭い重合体である場合が多い傾向を示す。
【0005】
一方、特許文献2には、インデニル骨格の特定の位置で架橋基と結合する構造のメタロセン化合物とそれを用いたオレフィン重合触媒が開示されている。
また、非特許文献1には、様々なジルコニウム錯体化合物を用いた有機合成反応が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
欧州特許公開公報783022号
欧州特許公開公報1059300号
【非特許文献】
【0007】
Dalton Trans. 2021, 50, 15802-25820
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
メタロセン化合物を含むオレフィン重合用触媒は、分子量分布や立体規則性分布の比較的狭いオレフィン重合体や、組成分布が比較的狭いオレフィン共重合体を与える傾向があるなどのユニークな性質を有するが、市場からはより高度な性能のオレフィン重合体を求められている。
【0009】
例えば、得られる重合体の溶融流動性や剛性などの観点では、分子量分布は広い方が好適な場合がある。上記の様なオレフィン重合用触媒を用いて、多段重合することで広分子量分布オレフィン重合体を得る試みもなされているが、特に高い分子量の重合体成分を含む広分子量分布オレフィン重合体を製造するのは困難な場合がある様である(Mz/Mwがその指標となることがある。)。
【0010】
上記の観点から本発明は、従来にない特徴を有するオレフィン重合用触媒となり得る遷移金属化合物やそれを含むオレフィン重合用触媒、オレフィン重合体の製造方法を提供することを課題として検討したものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

三井化学株式会社
細胞容器用シート、細胞容器、および、細胞を培養する方法
7日前
三井化学株式会社
シーラントフィルム、積層体、包装体、蓋材、容器、および食品包装体
12日前
三井化学株式会社
組成物、硬組織補修用組成物、硬組織補修用キット及び組成物の製造方法
12日前
東ソー株式会社
延伸物
1か月前
東ソー株式会社
配管材
2か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
2か月前
東ソー株式会社
樹脂組成物
2か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
2か月前
三菱ケミカル株式会社
テープ
2か月前
株式会社トクヤマ
樹脂組成物
1か月前
日本化薬株式会社
樹脂微粒子
2か月前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
2か月前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
2か月前
株式会社カネカ
液晶ポリエステル
2か月前
株式会社カネカ
液晶ポリエステル
2か月前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
2か月前
オムロン株式会社
電子部品
19日前
NOK株式会社
EPDM組成物
1か月前
花王株式会社
乳化組成物
2か月前
東レ株式会社
繊維強化樹脂中空構造体
2か月前
アイカ工業株式会社
メラミン樹脂発泡体
1か月前
JNC株式会社
白色熱硬化性樹脂組成物
2か月前
株式会社スリーボンド
硬化性樹脂組成物
26日前
住友精化株式会社
粘性組成物の製造方法
1か月前
株式会社大阪ソーダ
ゴム加硫物の製造方法
1か月前
日本ポリプロ株式会社
プロピレン系重合体
19日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
1か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
1か月前
第一工業製薬株式会社
熱可塑性樹脂組成物
2か月前
株式会社大阪ソーダ
熱可塑性材料用組成物
1か月前
JNC株式会社
低誘電率樹脂形成用組成物
2か月前
積水フーラー株式会社
硬化性組成物
2か月前
三井化学ファイン株式会社
樹脂シート
2か月前
東ソー株式会社
ポリカーボネート樹脂組成物
1か月前
旭有機材株式会社
耐熱性重合体
12日前
花王株式会社
情報処理システム
26日前
続きを見る