TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024176313
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094770
出願日2023-06-08
発明の名称組成物、硬組織補修用組成物、硬組織補修用キット及び組成物の製造方法
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類A61L 27/16 20060101AFI20241212BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】造影性を有しつつ、十分且つ適正な圧縮強度を有する硬組織補修用組成物の硬化体を付与可能な組成物を提供する。
【解決手段】組成物は、(メタ)アクリレート系重合体(A)と、造影剤(B)とを含み、前記組成物中の前記造影剤(B)の凝集物の長径が1.0mm未満である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(メタ)アクリレート系重合体(A)と、造影剤(B)とを含む組成物であって、
前記組成物中の前記造影剤(B)の凝集物の長径が1.0mm未満である、
組成物。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記造影剤(B)は、硫酸バリウム又は酸化ジルコニウムを含む、
請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記(メタ)アクリレート系重合体(A)と前記造影剤(B)の含有比は、(A):(B)=1:0.003~1:1.8(質量比)である、
請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記(メタ)アクリレート系重合体(A)の含有量は、前記組成物の総量に対して33~99.8質量%である、
請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記造影剤(B)の含有量は、前記組成物の総量に対して0.1~65質量%である、
請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記造影剤(B)の体積平均粒子径は、5.0μm以下である、
請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
抗菌薬粒子(Z)をさらに含む、
請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
前記抗菌薬粒子(Z)の含有量は、前記組成物の総量に対して、0.1~20質量%である、
請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物と、(メタ)アクリレート系単量体(C)と、重合開始剤(D)とを含む、
硬組織補修用組成物。
【請求項10】
骨を補修する用途に用いられる、
請求項9に記載の硬組織補修用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物、硬組織補修用組成物、硬組織補修用キット及び組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、骨、軟骨等の硬組織と人工関節との固定用の骨セメント、骨粗しょう症治療用等に用いる骨充填剤、人工骨材料等として、様々な硬組織補修用組成物が検討されてきている。
【0003】
例えば特許文献1には、(メタ)アクリレート系単量体(A)、(メタ)アクリレート系重合体(B)、重合開始剤(D)及び造影剤(X)を含む硬組織補修用組成物が開示されている。この組成物は、硬化時の発熱が小さく、しかも操作性に優れている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/181477号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、硬組織補修用組成物は、通常、基材となるモノマー及びポリマーと、造影能を持たせるための造影剤とを含む。一方で、造影剤の添加により、硬化体の圧縮強度が低下する場合があった。
【0006】
例えば、人工関節を固定するための骨セメントとして、圧縮強度が低い硬組織補修用組成物の硬化体を用いると、固定が不十分となり、歩行が困難になる等の不具合が生じる場合がある。そのため、硬組織補修用組成物の硬化体は、造影剤を含んでいても十分且つ適正な圧縮強度を有することが望まれる。
【0007】
本発明の目的は、造影性を有しつつ、十分且つ適正な圧縮強度を有する硬組織補修用組成物の硬化体を付与可能な組成物、当該組成物より得られる硬組織補修用組成物、硬組織補修用キット及び組成物の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1] (メタ)アクリレート系重合体(A)と、造影剤(B)とを含む組成物であって、前記組成物中の前記造影剤(B)の凝集物の長径が1.0mm未満である、組成物。
[2] 前記造影剤(B)は、硫酸バリウム又は酸化ジルコニウムを含む、[1]に記載の組成物。
[3] 前記(メタ)アクリレート系重合体(A)と前記造影剤(B)の含有比は、(A):(B)=1:0.003~1:1.8(質量比)である、[1]又は[2]に記載の組成物。
[4] 前記(メタ)アクリレート系重合体(A)の含有量は、前記組成物の総量に対して33~99.8質量%である、[1]~[3]のいずれかに記載の組成物。
[5] 前記造影剤(B)の含有量は、前記組成物の総量に対して0.1~65質量%である、[1]~[4]のいずれかに記載の組成物。
[6] 前記造影剤(B)の体積平均粒子径は、5.0μm以下である、[1]~[5]のいずれかに記載の組成物。
[7] 抗菌薬粒子(Z)をさらに含む、[1]~[6]のいずれかに記載の組成物。
[8] 前記抗菌薬粒子(Z)の含有量は、前記組成物の総量に対して、0.1~20質量%である、[1]~[7]のいずれかに記載の組成物。
[9][1]~[8]のいずれかに記載の組成物と、(メタ)アクリレート系単量体(C)と、重合開始剤(D)とを含む、硬組織補修用組成物。
[10] 骨を補修する用途に用いられる、[9]に記載の硬組織補修用組成物。
[11] [1]~[8]のいずれかに記載の組成物と、(メタ)アクリレート系単量体(C)を含む組成物と、重合開始剤(D)を含む組成物と、が分割されて収容された部材を有する、硬組織補修用キット。
[12] (メタ)アクリレート系単量体(C)と重合開始剤(D)のうち一方と、[1]~[8]に記載の組成物とを含む第1組成物と、(メタ)アクリレート系単量体(C)と重合開始剤(D)のうち他方を含む第2組成物と、が分割されて収容された部材を有する、硬組織補修用キット。
[13] 組成物の製造方法であって、(メタ)アクリレート系重合体(A)と造影剤(B)とを、攪拌羽根を備える混合機内で攪拌して混合する工程を含み、前記工程では、前記(メタ)アクリレート系重合体(A)と前記造影剤(B)とを、(A):(B)=1:0.003~1:1.8(質量比)の比率で混合すると共に、前記攪拌羽根の先端羽根速度が5~30.0m/sの条件で混合する、組成物の製造方法。
[14] 前記造影剤(B)が、硫酸バリウム又は酸化ジルコニウムを含む、[13]に記載の組成物の製造方法。
[15] 前記造影剤(B)の体積平均粒子径は、5.0μm以下である、[13]又は[14]に記載の組成物の製造方法。
[16] 抗菌薬粒子(Z)をさらに含む[13]~[15]のいずれかに記載の組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、造影性を有しつつ、十分且つ適正な圧縮強度を有する硬組織補修用組成物の硬化体を付与可能な組成物、当該組成物より得られる硬組織補修用組成物、硬組織補修用キット及び組成物の製造方法を提供することにある。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態に係る組成物について説明する。なお、本明細書において、「~」の記載は、端点である下限値及び上限値を含む数値範囲を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
歯の掃除具
1か月前
個人
錠剤撒き器
3か月前
個人
穿刺補助具
5か月前
個人
男性用下着
5か月前
個人
乗馬テラピー
1か月前
個人
身体牽引装置
1か月前
個人
塗り薬塗り具
12日前
個人
染毛方法
1か月前
個人
収納容器
5日前
個人
健康器具
11日前
個人
発熱器具
1か月前
個人
動体視力強化装置
2か月前
個人
磁器治療器
1か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
3か月前
株式会社コロナ
脱臭機
3か月前
個人
鼻腔拡張具
4か月前
個人
排便漏れ予防装具
5か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
4か月前
個人
血管硬化度算出方法
2か月前
株式会社ナカニシ
生検針
1か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
1か月前
東レ株式会社
下肢着用具
1か月前
個人
マウスピース
5か月前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
3か月前
株式会社ファンケル
化粧料
2か月前
株式会社ファンケル
化粧料
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
個人
圧排器具
5か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
個人
Dr.なかまつよい耳
17日前
大正製薬株式会社
内服液剤
1か月前
株式会社MIC
陰茎補助具
10日前
株式会社ファンケル
化粧料
18日前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
個人
立位姿勢支持具
23日前
続きを見る