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公開番号2025016216
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119349
出願日2023-07-21
発明の名称システム、情報処理方法、機械学習装置、情報処理装置、プログラム、および学習済みモデル
出願人三井化学株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 16/683 20190101AFI20250124BHJP(計算;計数)
要約【課題】再生環状オレフィン樹脂の配合量または光学特性を高精度かつ短時間で出力するためのシステム、情報処理方法、機械学習装置、情報処理装置、プログラム、および学習済みモデルを提供すること。
【解決手段】再生環状オレフィン樹脂を含む樹脂組成物に関する情報を処理するシステムであって、前記樹脂組成物における前記再生環状オレフィン樹脂の配合量を示す配合情報と、前記再生環状オレフィン樹脂の光学特性を示す光学特性情報とが関係付けられた関係情報を記憶する記憶部と、前記配合情報および光学特性情報のうちの少なくとも1つの情報の入力に対して、前記関係情報に基づいて、前記少なくとも1つの情報と前記関係情報で関係付けられた情報を出力する演算部と、を備えるシステム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
再生環状オレフィン樹脂を含む樹脂組成物に関する情報を処理するシステムであって、
前記樹脂組成物における前記再生環状オレフィン樹脂の配合量を示す配合情報と、前記再生環状オレフィン樹脂の光学特性を示す光学特性情報とが関係付けられた関係情報を記憶する記憶部と、
前記配合情報および光学特性情報のうちの少なくとも１つの情報の入力に対して、前記関係情報に基づいて、前記少なくとも１つの情報と前記関係情報で関係付けられた情報を出力する演算部と、
を備えるシステム。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記演算部は、前記配合情報の入力に対して、前記関係情報に基づいて、前記光学特性情報を出力する
請求項１に記載のシステム。
【請求項３】
前記配合情報を入力変数とし、前記光学特性情報を出力変数として、機械学習を行うことで、学習済みモデルを前記関係情報として生成する学習部を備え、
前記演算部は、前記配合情報の入力に対して、前記学習済みモデルに基づいて、前記光学特性情報を出力する
請求項２に記載のシステム。
【請求項４】
前記配合量について、複数の候補を生成する候補生成部と、
前記複数の候補から、少なくとも１つの候補を抽出する抽出部と、を備え、
前記演算部は、前記複数の候補の各々について、当該候補を示す候補配合情報の入力に対して、前記学習済みモデルに基づいて前記光学特性情報を出力し、
前記抽出部は、前記複数の候補の各々についての前記光学特性情報に基づいて、前記複数の候補から、少なくとも１つの候補を抽出する
請求項３に記載のシステム。
【請求項５】
前記演算部は、前記光学特性情報の入力に対して、前記関係情報に基づいて、前記配合情報を出力する
請求項１に記載のシステム。
【請求項６】
前記光学特性情報は、ヘイズ、光線透過率、屈折率、複屈折、およびイエローインデックスのうちの少なくとも１つを含む
請求項１から５のうちの何れか１項に記載のシステム。
【請求項７】
再生環状オレフィン樹脂を含む樹脂組成物に関する情報を処理するシステムが、
前記樹脂組成物における前記再生環状オレフィン樹脂の配合量を示す配合情報と、前記再生環状オレフィン樹脂の光学特性を示す光学特性情報とが関係付けられた関係情報を記憶部から読み出し、
前記配合情報および光学特性情報のうちの少なくとも１つの情報の入力に対して、前記関係情報に基づいて、前記少なくとも１つの情報と前記関係情報で関係付けられた情報を出力する
情報処理方法。
【請求項８】
再生環状オレフィン樹脂を含む樹脂組成物に関する情報を処理する機械学習装置であって、
前記樹脂組成物における前記再生環状オレフィン樹脂の配合量を示す配合情報を入力変数とし、前記再生環状オレフィン樹脂の光学特性を示す光学特性情報を出力変数として、機械学習を行うことで、学習済みモデルを生成する学習部と、
を備える機械学習装置。
【請求項９】
再生環状オレフィン樹脂を含む樹脂組成物に関する情報を処理する情報処理装置であって、
前記樹脂組成物における前記再生環状オレフィン樹脂の配合量を示す配合情報を入力変数とし、前記再生環状オレフィン樹脂の光学特性を示す光学特性情報を出力変数として機械学習が行われることで生成された学習済みモデルを読み出し、前記配合情報の入力に対して、前記学習済みモデルに基づいて、前記光学特性情報を出力する演算部と、
を備える情報処理装置。
【請求項１０】
再生環状オレフィン樹脂を含む樹脂組成物に関する情報を処理するコンピュータに、
前記樹脂組成物における前記再生環状オレフィン樹脂の配合量を示す配合情報を入力変数とし、前記再生環状オレフィン樹脂の光学特性を示す光学特性情報を出力変数として、機械学習を行わせることで、学習済みモデルを生成させる、
プログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、システム、情報処理方法、機械学習装置、情報処理装置、プログラム、および学習済みモデルに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、環状オレフィン樹脂をリサイクルすることによって得られた再生環状オレフィン樹脂を用いて樹脂成形が行われている。しかしながら、リサイクルによって得られた再生環状オレフィン樹脂には多種多様な混合物が含まれている可能性があるため、再生環状オレフィン樹脂を用いると樹脂成形品の物性（光学特性等）が低下してしまう可能性がある。そこで、再生環状オレフィン樹脂を用いて樹脂成形が行われる際、樹脂成形品の物性をシミュレーションによって推定することが提案されている（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－８７４４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載の技術では、シミュレーションの解析処理に時間がかかるとともに、シミュレーションの解析精度が低いことによって樹脂成形品の物性が低下してしまう可能性があった。特に、樹脂成形品の光学特性は、再生環状オレフィン樹脂の配合量に大きく影響される。
【０００５】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、再生環状オレフィン樹脂の配合量または光学特性を高精度かつ短時間で出力するためのシステム、情報処理方法、機械学習装置、情報処理装置、プログラム、および学習済みモデルを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
［１］再生環状オレフィン樹脂を含む樹脂組成物に関する情報を処理するシステムであって、前記樹脂組成物における前記再生環状オレフィン樹脂の配合量を示す配合情報と、前記再生環状オレフィン樹脂の光学特性を示す光学特性情報とが関係付けられた関係情報を記憶する記憶部と、前記配合情報および光学特性情報のうちの少なくとも１つの情報の入力に対して、前記関係情報に基づいて、前記少なくとも１つの情報と前記関係情報で関係付けられた情報を出力する演算部と、を備えるシステム。
【０００７】
［２］前記演算部は、前記配合情報の入力に対して、前記関係情報に基づいて、前記光学特性情報を出力する［１］に記載のシステム。
【０００８】
［３］前記配合情報を入力変数とし、前記光学特性情報を出力変数として、機械学習を行うことで、学習済みモデルを前記関係情報として生成する学習部を備え、前記演算部は、前記配合情報の入力に対して、前記学習済みモデルに基づいて、前記光学特性情報を出力する［２］に記載のシステム。
【０００９】
［４］前記配合量について、複数の候補を生成する候補生成部と、前記複数の候補から、少なくとも１つの候補を抽出する抽出部と、を備え、前記演算部は、前記複数の候補の各々について、当該候補を示す候補配合情報の入力に対して、前記学習済みモデルに基づいて前記光学特性情報を出力し、前記抽出部は、前記複数の候補の各々についての前記光学特性情報に基づいて、前記複数の候補から、少なくとも１つの候補を抽出する［３］に記載のシステム。
【００１０】
［５］前記演算部は、前記光学特性情報の入力に対して、前記関係情報に基づいて、前記配合情報を出力する［１］に記載のシステム。
（【００１１】以降は省略されています）

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