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公開番号2025018838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122890
出願日2023-07-27
発明の名称電極用組成物、電極及び電池
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 4/62 20060101AFI20250130BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池の高温保存後抵抗の増加を抑制することができる電極用組成物を提供する。
【解決手段】本開示の電池用組成物は、高分子(A)を含有する。前記高分子(A)は、構成単位(a)を含む。構成単位(a)は、五員又は六員の窒素含有複素環式構造を有し、かつ前記窒素含有複素環式構造が不飽和結合を含む化合物に由来する。前記高分子(A)を構成する全構成単位の合計に対する前記高分子(A)中の前記構成単位(a)の割合は、50モル%超である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
高分子（Ａ）を含有し、
前記高分子（Ａ）が、五員又は六員の窒素含有複素環式構造を有し、かつ前記窒素含有複素環式構造が不飽和結合を含む化合物に由来する構成単位（ａ）を含み、
前記高分子（Ａ）を構成する全構成単位の合計に対する前記高分子（Ａ）中の前記構成単位（ａ）の割合が、５０モル％超である、電極用組成物。
続きを表示（約 400 文字）【請求項２】
前記構成単位（ａ）の割合が、６０モル％以上である、請求項１に記載の電極用組成物。
【請求項３】
前記構成単位（ａ）が、ビニルイミダゾールに由来する構成単位を含む、請求項１に記載の電極用組成物。
【請求項４】
さらに活物質（Ｂ）及びバインダー（Ｃ）を含む、請求項１に記載の電極用組成物。
【請求項５】
前記活物質（Ｂ）が、炭素系化合物を含む、請求項４に記載の電極用組成物。
【請求項６】
電極用組成物の固形分に対する前記高分子（Ａ）の含有量が、０．０１質量％～１．０質量％である、請求項１に記載の電極用組成物。
【請求項７】
集電体と、
請求項１～請求項６のいずれか１項に記載の電極用組成物の固体状物と、
を含む、電極。
【請求項８】
請求項７に記載の電極を備える、電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電極用組成物、電極及び電池に関する。
続きを表示（約 980 文字）【背景技術】
【０００２】
リチウムイオン二次電池は、高エネルギー密度の電池として、注目されている。
【０００３】
特許文献１は、電池の電極製造に用いる塗布液を開示している。特許文献１に開示の塗布液は、溶媒と、バインダーと、炭素系物質と、窒素を含む五員環構造を有する高分子と、を含有する。前記高分子の含有量は、塗布液の全質量に対して、１ｐｐｍ以上１００００ｐｐｍ以下である。特許文献１は、具体的に、前記高分子として、ポリビニルピロリドンとポリビニルイミダゾールの共重合体（モノマー比５０：５０）を開示している。特許文献１に開示の塗布液は、電池の電極材料層の原料に用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００４－６３４２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
電池には、高温環境（例えば、６０℃）下において長期（例えば、２８日間）保存された後の抵抗（以下、「高温保存後抵抗」ともいう）の増加を抑制することができる電極用組成物が求められている。
【０００６】
本開示は、上記事情に鑑み、電池の高温保存後抵抗の増加を抑制することができる電極用組成物、電極及び電池を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するための手段には、以下の態様が含まれる。
【０００８】
＜１＞高分子（Ａ）を含有し、
前記高分子（Ａ）が、五員又は六員の窒素含有複素環式構造を有し、かつ前記窒素含有複素環式構造が不飽和結合を含む化合物に由来する構成単位（ａ）を含み、
前記高分子（Ａ）を構成する全構成単位の合計に対する前記高分子（Ａ）中の前記構成単位（ａ）の割合が、５０モル％超である、電極用組成物。
【０００９】
＜２＞前記構成単位（ａ）の割合が、６０モル％以上である、前記＜１＞に記載の電極用組成物。
【００１０】
＜３＞前記構成単位（ａ）が、ビニルイミダゾールに由来する構成単位を含む、前記＜１＞又は＜２＞に記載の電極用組成物。
（【００１１】以降は省略されています）

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