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公開番号
2025017293
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023184078
出願日
2023-10-26
発明の名称
樹脂組成物、成形体及び樹脂組成物の製造方法
出願人
三井化学株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20250129BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】溶融押出時、流路壁面での抵抗を低減させることにより、剪断速度を上昇させても剪断応力の増加を抑制でき、且つ表面平滑性に優れる樹脂組成物を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂(A)と、下記式(1)で表されるシリル化ポリオレフィン(B)と、を含有する、樹脂組成物。
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(上記式(1)において、A
1
、A
2
およびA
3
は各々独立に、ポリオレフィン鎖または炭素数1~20の炭化水素基である。Rは炭素数1~20の炭化水素基である。各Rは同一でも異なっていてもよい。mは1~10,000の整数である。A
3
が複数存在する場合、各A
3
は同一でも異なっていてもよい。ただし、A
1
、A
2
、A
3
のうち、少なくとも1つはポリオレフィン鎖を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂(A)と、
下記式(1)で表されるシリル化ポリオレフィン(B)と、を含有する、
樹脂組成物。
TIFF
2025017293000009.tif
35
153
(上記式(1)において、A
1
、A
2
およびA
3
は各々独立に、ポリオレフィン鎖または炭素数1~20の炭化水素基である。Rは炭素数1~20の炭化水素基である。各Rは同一でも異なっていてもよい。mは1~10,000の整数である。A
3
が複数存在する場合、各A
3
は同一でも異なっていてもよい。ただし、A
1
、A
2
、A
3
のうち、少なくとも1つはポリオレフィン鎖を表す。)
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記熱可塑性樹脂(A)は、ポリオレフィンを含む、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記シリル化ポリオレフィン(B)は加工助剤である、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記樹脂組成物中の前記熱可塑性樹脂(A)の含有量に対する前記シリル化ポリオレフィン(B)の含有量の質量比が0.0001~0.3である、請求項1~3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
更にフィラー(C)を含有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の樹脂組成物を含む、成形体。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか1項に記載の樹脂組成物の製造方法であり、
熱可塑性樹脂(A)に、加工助剤としてシリル化ポリオレフィン(B)を添加する工程と、
溶融混錬する工程と、を含む、樹脂組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物、成形体及び樹脂組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
熱可塑性樹脂は、軽量、成形性、強靭な特性から、電気、電子部品、包装材料、一般家庭用品等に広く用いられている。
特許文献1には、熱可塑性樹脂及びポリオルガノシロキサン構造を有するシリコーンポリマーを含有する熱可塑性樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-172117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者による検討の結果、特許文献1の熱可塑性樹脂組成物を製造する過程で、熱可塑性樹脂及びポリオルガノシロキサン構造を有するシリコーンポリマーを混錬させる際、剪断速度を上昇させると剪断応力が大きくなりすぎるため、生産スピードが不十分であることが明らかとなった。また、剪断速度を上昇させると、得られる熱可塑性樹脂組成物の表面が粗くなることも明らかとなった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、混錬時に剪断速度を上昇させても剪断応力の増加を抑制でき、且つ表面平滑性に優れる樹脂組成物を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、以下に示す樹脂組成物、成形体及び樹脂組成物の製造方法が提供される。
1. 熱可塑性樹脂(A)と、
下記式(1)で表されるシリル化ポリオレフィン(B)と、を含有する、
樹脂組成物。
TIFF
2025017293000001.tif
35
153
(上記式(1)において、A
1
、A
2
およびA
3
は各々独立に、ポリオレフィン鎖または炭素数1~20の炭化水素基である。Rは炭素数1~20の炭化水素基である。各Rは同一でも異なっていてもよい。mは1~10,000の整数である。A
3
が複数存在する場合、各A
3
は同一でも異なっていてもよい。ただし、A
1
、A
2
、A
3
のうち、少なくとも1つはポリオレフィン鎖を表す。)
2. 前記熱可塑性樹脂(A)は、ポリオレフィンを含む、1.に記載の樹脂組成物。
3. 前記シリル化ポリオレフィン(B)は加工助剤である、1.又は2.に記載の樹脂組成物。
4. 前記樹脂組成物中の前記熱可塑性樹脂(A)の含有量に対する前記シリル化ポリオレフィン(B)の含有量の質量比が0.0001~0.3である、1.~3.のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
5. 更にフィラー(C)を含有する、1.~4.のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
6. 1.~5.のいずれか1つに記載の樹脂組成物を含む、成形体。
7. 1.~5.のいずれか1つに記載の樹脂組成物の製造方法であり、
熱可塑性樹脂(A)に、加工助剤としてシリル化ポリオレフィン(B)を添加する工程と、
溶融混錬する工程と、を含む、樹脂組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、溶融押出時、流路壁面での抵抗を低減させることにより、剪断速度を上昇させても剪断応力の増加を抑制でき、且つ表面平滑性に優れる樹脂組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本実施形態に係る樹脂組成物、成形体及び樹脂組成物の製造方法について、詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
本実施形態において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。本実施形態に段階的に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本実施形態に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
【0008】
1.樹脂組成物
本実施形態に係る樹脂組成物は、熱可塑性樹脂(A)と、下記式(1)で表されるシリル化ポリオレフィン(B)と、を含有する。
【0009】
TIFF
2025017293000002.tif
35
153
【0010】
上記式(1)において、A
1
、A
2
およびA
3
は各々独立に、ポリオレフィン鎖または炭素数1~20の炭化水素基である。Rは炭素数1~20の炭化水素基である。各Rは同一でも異なっていてもよい。mは1~10,000の整数である。A
3
が複数存在する場合、各A
3
は同一でも異なっていてもよい。ただし、A
1
、A
2
、A
3
のうち、少なくとも1つはポリオレフィン鎖を表す。
(【0011】以降は省略されています)
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