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公開番号2024133885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043887
出願日2023-03-20
発明の名称タイミングベルト及びタイミングベルトの交換方法
出願人三機工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65G 35/06 20060101AFI20240926BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】キャリアコンベヤを牽引ベルトにて縦に循環するリバースソータコンベヤ装置に使用される駆動ベルト(タイミングベルト)の取付固定穴が損傷した場合に当該駆動ベルトの交換を迅速かつ容易に行うことができるリバースソータコンベヤ装置の駆動ベルト及び駆動ベルトの交換方法を提供する。
【解決手段】キャリアコンベヤを固定する駆動ベルト(タイミングべルト)に所定のピッチで設けられているキャリアコンベヤ取付に必要な数のキャリアコンベヤの固定ピンの取付固定穴106bについて、キャリアコンベヤの取付に必要な数の取付固定穴を設けるだけで無くピッチを細かくした予備の固定ピンの取付固定穴を設けておくことにより、その取付固定穴が損傷して使えなくなった場合、キャリアコンベヤの取付位置をずらし予備に設けた取付固定穴に固定ピンを付け替える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
搬送台車を牽引ベルトにて縦に循環するリバースソータコンベヤ装置に使用される当該搬送台車を固定するタイミングベルトに、所定のピッチで設けられている搬送台車の取付に必要な数の搬送台車の固定ピンを取付ける取付固定穴を、搬送台車の取付に必要な数の取付固定穴を設けるだけで無くピッチを細かくした予備の取付固定穴を設けたことを特徴とするタイミングベルト。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
1)固定ピンを連結するための取付固定穴が損傷したタイミングベルトの取付固定穴に取付けていた搬送台車(20a)を、搬送台車に設けられた固定ピン(42a、41a)をタイミングベルト(106、107)の当該リバースソータコンベヤ装置の全長の両端部である頭尾部で当該タイミングベルト(106、107)の搬送台車の固定ピンの取付固定穴(106b)から取り外しタイミングベルト(106、107)から取り外す工程、
2)固定ピンを連結するための取付固定穴が損傷した搬送台車の固定ピンを外したタイミングベルト(106、107)において、タイミングべルトの搬送台車の固定ピンが取り外された取付固定穴(106b)の部分を、リバースソータの全長の内の少し頭尾部から離れた直線部分の作業がし易い場所に、人が介入して手で移動させる工程、
3)固定ピンを連結するための取付固定穴が損傷した搬送台車の搬送方向下流隣の搬送台車(20b)も、タイミングベルト(106、107)を搬送台車の幅方向へ広げながら、搬送台車の固定ピン(42a、41a)を取付固定穴(106b)から取り外す工程、
4)取り外した搬送台車(20a)をタイミングベルト(106)の下流側の予備の取付固定穴(106b1)に移して、対角にある搬送台車下部ローラの固定ピン(42a、41a)2点を、タイミングベルト(107)を搬送台車の幅方向へ広げながら、取付ける工程、
5)工程3と4を繰り返しながら、タイミングベルト全周に取りついている全台の搬送台車を下流側の予備の取付固定穴に移して、タイミングベルトに取り付けることを特徴とするリバースソータコンベヤ装置におけるタイミングベルトの交換方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上下に配置された2つの直線路を含むループ状の搬送路内で複数の搬送体を循環させながら、複数の搬送体のいずれかの搬送体に物品(搬送物)を載せ込むとともに、搬送体に載置された物品を目的の払出し部に払い出すリバースソータコンベヤ装置に使用する駆動ベルト(タイミングベルト)及び駆動ベルト(タイミングべルト)の交換方法に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
仕分けコンベヤ装置として、配置形状による分類では、ライン形仕分けコンベヤと、ループ形仕分けコンベヤとがあり、分岐形式では、水平押出し形、コンベヤ送出し形、傾斜滑降形などがある。このうち、ループ形仕分けでコンベヤ送出し形の中にベルトキャリア式仕分けコンベヤ装置がある(JIS B 8825参照)。
【0003】
ベルトキャリア式仕分けコンベヤ装置は、無端状に配置した多数の搬送台車(搬送体)を搬送路に沿って移動させるものである。この仕分けコンベヤ装置の各搬送台車は、搬送台車の移動方向に直交する方向に走行するコンベヤ(クロスソータコンベヤ)を有する。クロスソータコンベヤを搬送台車が有することで、搬送台車は、移動過程で搬送物を載せ込む又は搬送物を払い出すことが可能となる。
【0004】
このような仕分けコンベヤ装置には、例えば上下に配置した2つの直線路と、2つの直線路の両端部を接続する曲線路とを含むループ状の搬送路内で、搬送台車を循環させるリバースソータコンベヤ装置が提供される。
以下、2つの直線路のうち、一方の直線路を往路、他方の直線路を復路と称する。リバースソータコンベヤ装置として、例えば往路では搬送台車の搬送面が上方に向いた状態で移動し、復路では搬送台車の搬送面が下方に向いた状態に反転して移動するリバースソータコンベヤ装置がある。このリバースソータコンベヤ装置では、搬送台車は、往路から復路へと移動する間に180°反転され、復路から往路へと移動する間にさらに180°反転される。したがって、搬送台車は、復路から往路まで移動したときには、搬送物の載せ込みを可能としている。その一方で、搬送台車が復路を移動する過程では、搬送面が下方に向いた状態となるので、搬送物の載せ込みや搬送物の搬送を行うことは不可能である。
したがって、復路において搬送台車が反転されるリバースソータコンベヤ装置では、搬送物を搬送台車に載せ込む投入コンベヤ装置、搬送台車に載せ込まれた搬送物を払い出す払出しコンベヤ装置や払出しシュートは、往路に配置するしかなく、また、払出しコンベヤ装置や払出しシュートは、投入コンベヤ装置に対して往路内の下流側に配置するしかない。したがって、復路において搬送台車が反転されるリバースソータコンベヤ装置では、払出しコンベヤ装置や払出しシュートの設置数が制限されてしまう。その結果、搬送物を細かく仕分けることができないという問題を有している。
【0005】
一方、搬送方向の前後の端部に備えたターンユニットに、それぞれ両側に対をなすスプロケットホイールを配置し、当該これらのスプロケットホイール間に、両側一対のチェーンを掛け回し、これらのチェーンの間に、品物Wを搬送する複数のカートを配置し、各カートの前部左側の走行輪の回転軸と、左側のチェーンとを、左側連結ピンにて回転自在に接続する。また、各カートの後部右側の走行輪の回転軸と、右側のチェーンとを、右側連結ピンにて回転自在に接続する。両側のスプロケットホイールを、両側の連結ピンの離間寸法と同じ寸法だけ搬送方向にずらして配置するリバースソータコンベヤ装置も提供されている(特許文献1参照)。
このようなリバースソータコンベヤ装置は、往路だけでなく、復路においても搬送物を搬送することができ、また、多くの払出しコンベヤ装置や払出しシュートを設置できるという利点を有している。
【0006】
また、上記特許文献1に使用されているチェーン及びスプロケットからなる搬送手段のかわりに、従来プルファーにおいて問題となっていた金属粉、機械油等の生地への混入を回避、無端生地コンベアの重量の軽減、省エネ、金属チェーン及びスプロケットを用いていた場合に発生する騒音の低下等、種々の効果を得ることを可能とした樹脂製の無端ベルト及びプーリを使用したプルファーも提供されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平07-112813号公報
特開2006-204221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前記特許文献1においては、両側のスプロケットホイール間に金属チェーンを掛け搬送手段としているため、コンベアの重量の軽減、稼働時の騒音低下効果を得ることができない。
また、チェーンとカートの取付けは、チェーンにカートに設けられた連結ピンを回転自在に接続する構造となっており、チェーンに過度の負荷が掛かりチェーンが破損した場合には、破損したチェーン部分の交換取付に手間が掛かりチェーンを交換するのに長時間を要する。
これに対して前記特許文献2(図6及び7を参照)においては、樹脂製の無端ベルト及びプーリを使用しているためコンベアの重量の軽減、稼働時の騒音低下効果を得ることができるが、無端ベルトと生地受けの取付けは、一般的タイミングベルトのような形状とされており、その内周面に多数の係合突起が一定ピッチで設けられていると共にその長さ方向で一定の間隔をあけて生地受けの支持部材のピンを取付ける取付孔が設けられている無端ベルトの該取付孔に生地受けの支持部材のピンを差し込み生地受けを取付けている。
このため、無端ベルトに過度な荷重がかかり支持部材のピンにより取付孔が損傷した場合は、無端ベルト自体を交換する必要があるため、取り換えに長時間が掛かり、コストも掛かってしまう。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、キャリアコンベヤ(以下搬送台車)を牽引ベルトにて縦に循環するリバースソータコンベヤ装置に使用される当該搬送台車を固定する駆動ベルト(以下タイミングベルト)が、搬送台車に乗せられた仕分け荷のリバースソータコンベヤ装置の搬送台車が往路から復路へ、または、復路から往路へ移動する部分において、搬送台車の下面と隣合う搬送台車に乗っている仕分け荷の上部との接触による、仕分け荷の挟み込みなどで過度な負荷が掛かり搬送台車の固定ピンを連結するための取付固定穴が損傷した場合に当該タイミングベルトの交換を迅速かつ容易に行うことができるリバースソータコンベヤ装置のタイミングベルト及びタイミングベルトの交換方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的達成のため、 本発明者らは上記課題を下記の手段により解決した。
〔1〕搬送台車を牽引ベルトにて縦に循環するリバースソータコンベヤ装置に使用される当該搬送台車を固定するタイミングベルトに、所定のピッチで設けられている搬送台車の取付に必要な数の搬送台車の固定ピンを取付ける取付固定穴を、搬送台車の取付に必要な数の取付固定穴を設けるだけで無くピッチを細かくした予備の取付固定穴を設けたことを特徴とするタイミングベルト。
〔2〕
1)固定ピンを連結するための取付固定穴が損傷したタイミングベルトの取付固定穴に取付けていた搬送台車(20a)を、搬送台車に設けられた固定ピン(42a、41a)をタイミングベルト(106、107)の当該リバースソータコンベヤ装置の全長の両端部である頭尾部で当該タイミングベルト(106、107)の搬送台車の固定ピンの取付固定穴(106b)から取り外しタイミングベルト(106、107)から取り外す工程、
2)固定ピンを連結するための取付固定穴が損傷した搬送台車の固定ピンを外したタイミングベルト(106、107)において、タイミングべルトの搬送台車の固定ピンが取り外された取付固定穴(106b)の部分を、リバースソータの全長の内の少し頭尾部から離れた直線部分の作業がし易い場所に、人が介入して手で移動させる工程、
3)固定ピンを連結するための取付固定穴が損傷した搬送台車の搬送方向下流隣の搬送台車(20b)も、タイミングベルト(106、107)を搬送台車の幅方向へ広げながら、搬送台車の固定ピン(42a、41a)を取付固定穴(106b)から取り外す工程
4)取り外した搬送台車(20a)をタイミングベルト(106)の下流側の予備の取付固定穴(106b1)に移して、対角にある搬送台車下部ローラの固定ピン(42a、41a)2点を、タイミングベルト(107)を搬送台車の幅方向へ広げながら、取付ける工程、
5)工程3と4を繰り返しながら、タイミングベルト全周に取りついている全台の搬送台車を下流側の予備の取付固定穴に移して、タイミングベルトに取り付けることを特徴とするリバースソータコンベヤ装置におけるタイミングベルトの交換方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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