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公開番号2024133833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043815
出願日2023-03-20
発明の名称殺菌装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類A61L 9/20 20060101AFI20240926BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】光源を効率的に冷却することができる殺菌装置を提供する。
【解決手段】殺菌装置は、紫外線を放射する紫外線LEDを備えた光源と、流体を流入させる流入口と、前記流体を排出させる流出口と、流体を滞留させ、流体に光源からの紫外線を放射する空間である殺菌空間と、光源を冷却する空間である冷却空間と、筐体内を殺菌空間と冷却空間とに仕切る仕切り部と、を有し、殺菌空間と冷却空間とが、流体の流通が可能となるように接続されている筐体と、殺菌空間から前記流体を排出させる、または殺菌空間に前記流体を流入させるファンと、光源に接続され、冷却空間に位置するヒートシンクとを有し、光源は、紫外線の放射側は殺菌空間に位置し、紫外線の放射側とは反対側は冷却空間に位置し、紫外線の放射側とは反対側においてヒートシンクと接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
紫外線を放射する紫外線LEDを備えた光源と、
流体を流入させる流入口と、前記流体を排出させる流出口と、前記流体を滞留させ、前記流体に前記光源からの紫外線を放射する空間である殺菌空間と、前記光源を冷却する空間である冷却空間と、筐体内を前記殺菌空間と前記冷却空間とに仕切る仕切り部と、を有し、前記殺菌空間と前記冷却空間とが、前記流体の流通が可能となるように接続されている筐体と、
前記殺菌空間から前記流体を排出させる、または前記殺菌空間に前記流体を流入させるファンと、
前記光源に接続され、前記冷却空間に位置するヒートシンクと、
を有し、
前記光源は、紫外線の放射側は前記殺菌空間に位置し、紫外線の放射側とは反対側は前記冷却空間に位置し、紫外線の放射側とは反対側において前記ヒートシンクと接続されている、殺菌装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記仕切り部は、径方向内側と径方向外側とを仕切る筒状に形成され、径方向内側に前記殺菌空間を形成し、径方向外側に前記冷却空間を形成し、
前記光源は、前記仕切り部の内周面に配置され、
前記ヒートシンクは、前記仕切り部の外周面に配置される、請求項1に記載の殺菌装置。
【請求項3】
前記殺菌空間は、前記流体が前記仕切り部の軸方向一方の側から流入するように構成され、流入した前記流体が前記仕切り部の軸方向他方の側から流出するように構成され、
前記ファンは、前記殺菌空間における前記流体の流出側に配置される、請求項2に記載の殺菌装置。
【請求項4】
前記筐体は、さらに、
前記仕切り部における軸方向一方の側に設けられ、前記殺菌空間と前記冷却空間とを連通すると共に、前記仕切り部の中心軸に向かって渦巻くように前記流体を導くサーキュレーターリブを有する、請求項2または請求項3に記載の殺菌装置。
【請求項5】
前記流入口および前記流出口は、前記冷却空間および前記殺菌空間に対して、前記仕切り部の軸方向における同一側に設けられる、請求項2または請求項3に記載の殺菌装置。
【請求項6】
前記流入口に流れ込む前記流体の流入方向は、前記仕切り部の径方向であり、
前記流出口から排出される前記流体の排出方向は、前記仕切り部の軸方向である、請求項5に記載の殺菌装置。
【請求項7】
前記ヒートシンクは、前記仕切り部の周方向に断続的に複数配置され、
前記筐体は、前記ヒートシンクそれぞれに対応する位置に、前記冷却空間に前記流体を流入させるための複数の開口を有する、請求項2または請求項3に記載の殺菌装置。
【請求項8】
前記光源の配向角は30度以下であり、前記殺菌空間の内面に紫外線の反射材が配置されていない、請求項2または請求項3に記載の殺菌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
波長200~280nmの深紫外線の照射によって細菌、ウイルス等を効率的に殺菌できることが知られており、発光波長が深紫外である紫外線LEDを用いて空気を殺菌する殺菌装置が知られている(たとえば特許文献1、2)。
【0003】
特許文献1には、天井に取り付けられる筐体と、筐体内に配置されるファンと、紫外線LEDを用いた光源と、を有し、筐体にはファンの動作時に天井面に沿って空気を吸い込む吸込口と吸込口から吸い込まれた空気を鉛直下方に吹き出す吹出口とを有し、吸い込まれた空気に紫外線を照射することで殺菌する装置が記載されている。
【0004】
特許文献2には、筒状の筐体の内側側面に周方向に沿って紫外線LEDを用いた光源を複数個配置し、筐体内に軸方向に空気を流し、筐体の中心部に向かって紫外線を照射することで空気を殺菌する装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-51137号公報
国際公開第2022/224375号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来の空気を殺菌する殺菌装置は、天井や壁付近に配置されることから、放熱が不十分となりやすい環境である。そのため紫外線LEDを用いた光源からの熱がこもり、発光強度の低下など、光源の劣化、短寿命化や性能低下の懸念があった。その結果、殺菌・除菌の効率が低下してしまう可能性があった。
【0007】
また、特許文献1の構造では、光源が吸入口付近に配置されるため、光源からの紫外線が外部に漏れ、周辺部材を劣化させてしまう可能性があった。
【0008】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、光源を効率的に冷却することができる殺菌装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、
紫外線を放射する紫外線LEDを備えた光源と、
流体を流入させる流入口と、前記流体を排出させる流出口と、前記流体を滞留させ、前記流体に前記光源からの紫外線を放射する空間である殺菌空間と、前記光源を冷却する空間である冷却空間と、筐体内を前記殺菌空間と前記冷却空間とに仕切る仕切り部と、を有し、前記殺菌空間と前記冷却空間とが、前記流体の流入が可能となるように接続されている筐体と、
前記殺菌空間から前記流体を排出させる、または前記殺菌空間に前記流体を流入させるファンと、
前記光源に接続され、前記冷却空間に位置するヒートシンクと、
を有し、
前記光源は、紫外線の放射側は前記殺菌空間に位置し、紫外線の放射側とは反対側は前記冷却空間に位置し、紫外線の放射側とは反対側において前記ヒートシンクと接続されている、殺菌装置にある。
【発明の効果】
【0010】
上記一態様では、流体がヒートシンクを通過するため、効率的に光源を冷却することができる殺菌装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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