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公開番号2024177558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2024177696,2022007095
出願日2024-10-10,2022-01-20
発明の名称ガラスラン
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60J 10/50 20160101AFI20241212BHJP(車両一般)
要約【課題】ドアガラスの振動を効率的に流して散逸させることが可能なガラスランを提供する。
【課題を解決するための手段】
底壁20と、車外側側壁30と、車内側側壁40を基本骨格とし、基本骨格がドアフレーム3に取付けられ、ドアガラス4の昇降をガイドするガラスラン10であって、ガラスラン10の車外側側壁30の車内側には、ドアガラス4に摺接すると共に、車外側側壁30より硬度が高い硬質部31が形成され、硬質部31の厚さをt1、硬質部31と車外側側壁30の厚さの和をTとした時、t1は、0.4T以上、1.0T以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
底壁と、車外側側壁と、車内側側壁を基本骨格とし、前記基本骨格がドアフレームに取付けられ、ドアガラスの昇降をガイドするガラスランであって、
前記車外側側壁の車内側には、前記ドアガラスに摺接すると共に、前記車外側側壁より硬度が高い硬質部が形成され、
前記硬質部の厚さをt1、前記硬質部と前記車外側側壁の厚さの和をTとした時、
t1は、0.4T以上、1.0T以下であることを特徴とするガラスラン。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
底壁と、車外側側壁と、車内側側壁を基本骨格とし、前記基本骨格がドアフレームに取付けられ、ドアガラスの昇降をガイドするガラスランであって、
前記車外側側壁の車内側には、前記ドアガラスに摺接すると共に、前記車外側側壁より硬度が高い硬質部が形成され、
前記硬質部の厚さをt1、前記硬質部と前記車外側側壁の厚さの和をTとした時、
t1は、0.4T以上、1.0T未満であり、
前記硬質部の車外側にインサートが埋設されていることを特徴とするガラスラン。
【請求項3】
底壁と、車外側側壁と、車内側側壁を基本骨格とし、前記基本骨格がドアフレームに取付けられ、ドアガラスの昇降をガイドするガラスランであって、
前記車外側側壁の車内側には、前記ドアガラスに摺接すると共に、前記車外側側壁より硬度が高い硬質部が形成され、
前記車外側側壁の前記硬質部の車外側にのみインサートが埋設されていることを特徴とするガラスラン。
【請求項4】
前記インサートは、金属板、ワイヤーキャリア、又はワイヤー芯材である請求項2又は請求項3に記載のガラスラン。
【請求項5】
底壁と、車外側側壁と、車内側側壁を基本骨格とし、前記基本骨格がドアフレームに取付けられ、ドアガラスの昇降をガイドするガラスランであって、
前記車外側側壁の車内側には、前記ドアガラスに摺接する硬質部が形成され、
前記車外側側壁の前記硬質部と接続する部分には、半硬質材で構成される半硬質材部が形成され、前記半硬質材部の硬度は、前記硬質部より小さく、前記半硬質材部以外の前記車外側側壁より大きいことを特徴とするガラスラン。
【請求項6】
底壁と、車外側側壁と、車内側側壁を基本骨格とし、前記基本骨格がドアフレームに取付けられ、ドアガラスの昇降をガイドするガラスランであって、
前記車外側側壁の車内側には、前記ドアガラスに摺接すると共に、前記車外側側壁より硬度が高い硬質部が形成され、
前記硬質部は、前記ドアガラスに摺接する部分と、前記車外側側壁内とに分割して形成されることを特徴とするガラスラン。
【請求項7】
前記車外側側壁内に形成される前記硬質部は、前記車外側側壁の車外側に露出するように形成される請求項6に記載のガラスラン。
【請求項8】
前記硬質部の車内側表面には、凸状のリブが形成されている請求項6又は請求項7に記載のガラスラン。
【請求項9】
車外側に露出する前記硬質部は、前記ドアフレームに面で当接している請求項6又は請求項7に記載のガラスラン。
【請求項10】
車外側に露出する前記硬質部は、突出部として形成されている請求項6又は請求項7に記載のガラスラン。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等車両のドアに形成されたドアフレームに取付けられるガラスランに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等車両の静粛性向上は、乗員の快適性が高められるので、商品力向上のアピール度が高い。又、今後急速に普及が進むことが予想される電気自動車においては、従来搭載されているエンジンが無くなるので、そのエンジン音が無くなることによって残存する主な騒音は、ロードノイズと風切音が顕在化する。したがって、それらの低減技術の必要性が従来以上に高まっている。
【0003】
風切音は、走行時の風が車両に当たって車室外で発生する音が車体を透過して車室内に届く音である。その透過経路では、車室内の乗員の耳の位置に近いドアガラスの寄与が最も大きいことが分かっており、ドアガラスの板厚増加やアコースティックガラスの設定等の対策が行われているが、重量増とコストアップが障害になっている。
【0004】
ところで、ドアガラス以外にも、ドアガラスとドアフレームとの間のシール材であるガラスランにおいて、特に1kHz以上の高周波数域において騒音の低減が可能であり、この低減効果の増大化検討が行われている。
【0005】
我々は、風切音による騒音を低減する技術として、ドアガラスの振動エネルギーをドアガラスに当接する部品に効率的に流して散逸させる、いわゆるインピーダンスマッチングを利用して振動を低減することに着目し、特許文献1において、騒音の低減を実現した。
【0006】
特許文献1の技術を、図8に基づいて説明する。ガラスラン10は、底壁20、車外側側壁30及び車内側側壁40を基本骨格とし、チャンネル状(断面が略コ字形)に形成されている。
【0007】
車外側側壁30の車内側には、車内側に突出してドアガラス4に摺接すると共に車外側側壁30より硬度が高い肉厚部31が形成されている。又、肉厚部31の車内側表面には、複数本の凸状のリブ32が長手方向に連続して平行に形成されている。
【0008】
車外側側壁30に形成した肉厚部31にドアガラス4を摺接させ、肉厚部31の硬度を車外側側壁30より高くすることにより、ドアガラス4と肉厚部31との剛性差が小さくなり、インピーダンスマッチングによりドアガラス4の振動を肉厚部31に効率的に流して散逸させることができる。その結果、風切音による騒音を低減することができる。
【0009】
又、肉厚部31の車内側表面には、複数本の凸状のリブ32を長手方向に連続して平行に形成することにより、ドアガラス4の昇降時に肉厚部31に埃、チリや異物などが噛み込まれ、それに伴う異音の発生を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特願2021-140940号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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