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公開番号
2024133809
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023043780
出願日
2023-03-20
発明の名称
ガス精製方法およびガス精製装置
出願人
住友精化株式会社
代理人
主分類
B01D
53/04 20060101AFI20240926BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】ガス吸着カラムを用いるガス精製方法において、吸着材の吸収性能を効率的に維持する。
【解決手段】吸着材が充填されてなり、前記吸着材を挟んで、ガス導入口とガス導出口とが配設されたガス吸着カラムに、ガス状物質を通過させて、前記ガス状物質に含まれる除去対象成分を除去することによるガス精製方法において、前記ガス状物質の通過を間欠的に行うことを特徴とするガス精製方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
吸着材が充填されてなり、前記吸着材を挟んで、ガス導入口とガス導出口とが配設されたガス吸着カラムに、ガス状物質を通過させて、前記ガス状物質に含まれる除去対象成分を除去することによるガス精製方法において、前記ガス状物質の通過を間欠的に行うことを特徴とするガス精製方法。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記ガス状物質の通過を0.5時間以上の間隔で間欠的に行う、請求項1に記載のガス精製方法。
【請求項3】
前記ガス状物質が腐食性ガスである、請求項1に記載のガス精製方法。
【請求項4】
前記吸着材がハイシリカゼオライト、活性アルミナおよびシリカアルミナゲルからなる群より選ばれる一種である、請求項1に記載のガス精製方法。
【請求項5】
吸着材が充填されてなり、前記吸着材を挟んで、ガス導入口とガス導出口とが配設されたガス吸着カラムを有し、前記ガス吸着カラムにガス状物質を通過させて、前記ガス状物質に含まれる除去対象成分を除去する精製装置において、前記ガス状物質の通過を間欠的に行い得るように構成されたガス精製装置。
【請求項6】
吸着材が充填されてなり、前記吸着材を挟んで、ガス導入口とガス導出口とが配設されたガス吸着カラムが複数設けてなるガス精製装置に、ガス状物質を通過させて、前記ガス状物質に含まれる除去対象成分を除去することによるガス精製方法において、前記ガス吸着カラムへの前記ガス状物質の通過を部分的に行うことを特徴とするガス精製方法。
【請求項7】
吸着材が充填されてなり、前記吸着材を挟んで、ガス導入口とガス導出口とが配設されたガス吸着カラムを複数有し、前記ガス吸着カラムにガス状物質を通過させて、前記ガス状物質に含まれる除去対象成分を除去する精製装置において、前記ガス吸着カラムへの前記ガス状物質の通過を部分的に行い得るように構成されたガス精製装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はガス精製方法に関し、より詳しくは、吸着材が充填されたガス吸着カラムに、ガス状物質を間欠的に通過させて、該物質に含まれる除去対象成分(吸着質)を除去することによるガス精製方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
吸着材を用いるガスの精製方法は、古くから化学工業、食品工業、石油工業などで採用されている。
かかる精製方法において、ガス吸着に用いられる吸着材としては、活性炭、ゼオライト、シリカゲル、活性アルミナなどの多孔質材料が知られている。これらの多孔質材料は大きな比表面積と無数の細孔を有し、ファンデルワールス力による物理吸着及び細孔による分子篩の効果でガスの精製を可能とすることが知られている。
【0003】
これらの多孔質材料は、使用に伴い吸着性能が低下し、吸着性能を回復させるためには、多孔質材料からの吸着質の脱離、即ち再生操作を余儀なくされる。
該多孔質材料の一般的な再生方法としては、高温に加熱して吸着質を脱離させる方法が知られている。しかしながら、高温下での加熱による多孔質材料の劣化およびエネルギーコストの増大を惹起することから、該多孔質材料の吸着性能の低下を防止し、その吸着性能を効率的に維持する手法の開発が求められている。
そのような手法として、特許文献1には、ガス吸着時に、多孔質材料を冷却フィンおよび冷却ファンからなる空冷機構や水冷機構などの冷却手段で冷却する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-89833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記文献に記載の手法では、冷却設備を必要とすることから、より簡便に、多孔質材料の吸着性能の低下を防止し、その吸着性能を効率的に維持する手法の開発が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる状況下、本発明者らは鋭意検討した結果、吸着質を含むガス状物質を、吸着材として多孔質材料が充填されたガス吸着カラムに、間欠的に通過させることにより、該吸着材の吸着性能を効率的に維持することが出来ることを見出し本発明に至った。
即ち、本発明は以下の各項に記載の発明に関する。
【0007】
1.吸着材が充填されてなり、前記吸着材を挟んで、ガス導入口とガス導出口とが配設されたガス吸着カラムに、ガス状物質を通過させて、前記ガス状物質に含まれる除去対象成分を除去することによるガス精製方法において、前記ガス状物質の通過を間欠的に行うことを特徴とするガス精製方法。
【0008】
2.前記ガス状物質の通過を0.5時間以上の間隔で間欠的に行う、項1に記載のガス精製方法。
【0009】
3.前記ガス状物質が腐食性ガスである、項1に記載のガス精製方法。
【0010】
4.前記吸着材がハイシリカゼオライト、活性アルミナおよびシリカアルミナゲルからなる群より選ばれる一種である、項1に記載のガス精製方法。
(【0011】以降は省略されています)
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