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公開番号
2024133106
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2024109964,2022190238
出願日
2024-07-09,2018-09-12
発明の名称
眼科撮影装置
出願人
株式会社トプコン
代理人
個人
主分類
A61B
3/10 20060101AFI20240920BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】広角のOCTスキャンを高速で行いつつ高品質のOCT画像を取得する。
【解決手段】実施形態の眼科撮影装置は、2以上のBスキャンを含む準備的OCTスキャンで構築された準備的画像に基づきフォーカス制御パラメータを設定した後、黄斑中心からOCTスキャン適用エリアの外縁まで渦巻状スキャンパターン又は外縁から黄斑中心への渦巻状スキャンパターンにしたがうOCTスキャンを実行しつつ、フォーカス制御パラメータに基づき焦点位置変更部の制御を行う。この制御は、渦巻状スキャンパターンの開始点と終了点とを接続する滑らかな曲線状、階段状、及び折れ線状のいずれかのパターンにしたがって実行される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
被検眼に光コヒーレンストモグラフィ(OCT)スキャンを適用してデータを収集するデータ収集部と、
前記データ収集部により収集された前記データから画像を構築する画像構築部と、
前記データ収集部により前記被検眼に投射される測定光の光路に設けられた焦点位置変更部と、
OCTスキャン適用エリアの中心領域に対する連続的な第1部分パターンと周縁領域に対する連続的な第2部分パターンとを含むスキャンパターンにしたがって前記データ収集部を制御するスキャン制御部と、
前記第1部分パターンの少なくとも一部へのOCTスキャンの適用と並行して第1焦点位置を適用し、且つ、前記第2部分パターンの少なくとも一部へのOCTスキャンの適用と並行して前記第1焦点位置と異なる第2焦点位置を適用するように前記焦点位置変更部を制御するフォーカス制御部と、
前記フォーカス制御部に提供されるフォーカス制御パラメータを設定するパラメータ設定部と
を含み、
前記スキャンパターンにしたがうOCTスキャンの前に、前記データ収集部は、2以上のBスキャンを含む準備的OCTスキャンを前記被検眼に適用し、
前記画像構築部は、前記準備的OCTスキャンにより収集されたデータから準備的画像を構築し、
前記パラメータ設定部は、前記画像構築部により構築された前記準備的画像に基づいて1以上のフォーカス制御パラメータを設定し、
前記パラメータ設定部による前記1以上のフォーカス制御パラメータの設定の後に、前記スキャン制御部は、前記スキャンパターンにしたがう前記OCTスキャンとして、前記中心領域内の黄斑中心をスキャン開始点とし且つ偏角の変化とともに動径を増加しながら前記周縁領域を通過して前記OCTスキャン適用エリアの外縁のスキャン終了点に至る渦巻状スキャンパターンにしたがうOCTスキャン、及び、前記OCTスキャン適用エリアの外縁をスキャン開始点とし且つ偏角の変化とともに動径を減少しながら前記周縁領域を通過して前記中心領域内の黄斑中心に設定されたスキャン終了点に至る渦巻状スキャンパターンにしたがうOCTスキャンの一方を、前記データ収集部に実行させ、
前記スキャンパターンにしたがう前記OCTスキャンと並行して、前記フォーカス制御部は、前記パラメータ設定部により設定された前記1以上のフォーカス制御パラメータに基づく前記スキャン開始点と前記スキャン終了点とを接続する滑らかな曲線状、階段状、及び折れ線状のいずれかのパターンにしたがって前記焦点位置変更部の制御を実行する
ことを特徴とする眼科撮影装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記準備的OCTスキャンは、互いに直交する2つのBスキャンを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
【請求項3】
前記準備的OCTスキャンに含まれるBスキャンは、前記中心領域及び前記周縁領域の双方を通過する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科撮影装置。
【請求項4】
前記1以上のフォーカス制御パラメータは、前記第1焦点位置及び前記第2焦点位置を含む焦点位置変更範囲を含む
ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の眼科撮影装置。
【請求項5】
前記1以上のフォーカス制御パラメータは、焦点位置の移動速度及び移動加速度の少なくとも一方を含む
ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の眼科撮影装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、眼科撮影装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
眼科診療において、画像診断や画像解析の重要性が増してきている。特に、光コヒーレンストモグラフィ(OCT)の眼科への応用が、その傾向に拍車をかけている。OCTは被検眼の3次元イメージングや3次元的な構造解析・機能解析を可能とし、例えば様々な計測値の分布を取得するために威力を発揮している。
【0003】
近年、OCTスキャン範囲の拡大、つまりOCTの広画角化、が進められている。例えば、眼底の中心から周辺までの広い範囲をスキャンするために、光スキャナ(ガルバノミラー等)の偏向角度の拡大や、それに応じた構造・制御・画像化の最適化が施された装置が開発されている(例えば、特許文献1、2を参照)。
【0004】
眼底の広い範囲にOCTスキャン(一般にラスタースキャン)を適用すると、眼球光学系の収差の影響により、特に眼底中心部から離れた箇所(周辺部と呼ばれる)において画質が劣化する。これは、眼底中心部よりも周辺部において眼球の収差が大きいことに起因する(例えば、非特許文献1を参照)。
【0005】
このような画質劣化を解消するためにフォーカス制御を行うことが考えられる。しかし、フォーカス制御の速度はOCTスキャンの速度(例えば、Aスキャンの繰り返しレート)よりもかなり遅いため、眼底の広い範囲に高速でラスタースキャンを適用しつつフォーカス制御を行うことは現実的とは言えない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-086311号公報
特開2017-047113号公報
【非特許文献】
【0007】
JAMES POLANS、外4名、「Wide-field optical model of the human eye with asymmetrically tilted and decentered lens that reproduces measured ocular aberrations」、Optica、2015年2月、Vol.2、No.2、p.124-134
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この発明の目的は、広角のOCTスキャンを高速で行いつつ高品質のOCT画像を取得することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
例示的な実施形態の第1の態様は、被検眼に光コヒーレンストモグラフィ(OCT)スキャンを適用してデータを収集するデータ収集部と、前記データ収集部により収集された前記データから画像を構築する画像構築部と、前記データ収集部により前記被検眼に投射される測定光の光路に設けられた焦点位置変更部と、OCTスキャン適用エリアの中心領域に対する連続的な第1部分パターンと周縁領域に対する連続的な第2部分パターンとを含むスキャンパターンにしたがって前記データ収集部を制御するスキャン制御部と、前記第1部分パターンの少なくとも一部へのOCTスキャンの適用と並行して第1焦点位置を適用し、且つ、前記第2部分パターンの少なくとも一部へのOCTスキャンの適用と並行して前記第1焦点位置と異なる第2焦点位置を適用するように前記焦点位置変更部を制御するフォーカス制御部とを含む眼科撮影装置である。
【0010】
例示的な実施形態の第2の態様は、第1の態様の眼科撮影装置であって、前記スキャンパターンは、前記OCTスキャン適用エリアの中心を原点とする極座標系で定義される曲線状スキャンパターンを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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