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公開番号
2024131642
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042039
出願日
2023-03-16
発明の名称
印刷装置および印刷方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20240920BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】吐出不良の検出精度の向上に資するテストパターンが求められている。
【解決手段】印刷装置は、第1ノズル列、第2ノズル列、第3ノズル列および第4ノズル列が第1方向と交差する第2方向に沿って配列された印刷ヘッドに媒体へ液体を吐出させてテストパターンを印刷する制御部を備え、テストパターンは、第2方向に沿うキャリッジの移動と共に印刷ヘッドが液体を吐出する主走査と、副走査とにより印刷され、制御部は、第1ノズル列により形成される第1線群、第2ノズル列により形成される第2線群、第3ノズル列により形成される第3線群、および第4ノズル列により形成される第4線群を含み、第1線群および第3線群と、第2線群および第4線群と、が第1方向においてノズル間隔よりも短い第1距離だけずれており、第2方向から見て、第1線群と第3線群とが重なり、第2線群と第4線群とが重なるように、テストパターンを印刷する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出する複数のノズルが所定のノズル間隔で第1方向に並ぶノズル列である第1ノズル列、第2ノズル列、第3ノズル列および第4ノズル列が、前記第1方向と交差する第2方向に沿って配列された印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドを搭載し、前記第2方向に沿って往復移動可能なキャリッジと、
前記第1方向における媒体と前記印刷ヘッドとの相対移動を行う移動部と、
前記印刷ヘッドに前記ノズルから前記媒体へ液体を吐出させてテストパターンを印刷する制御部と、を備え、
前記テストパターンは、前記第2方向に沿う前記キャリッジの移動と共に前記印刷ヘッドが前記ノズルから液体を吐出する主走査と、前記第1方向における前記相対移動である副走査とにより印刷され、
前記制御部は、
前記ノズル列の各ノズルからの液体吐出により形成される複数の線を有する線群である、前記第1ノズル列により形成される第1線群、前記第2ノズル列により形成される第2線群、前記第3ノズル列により形成される第3線群、および前記第4ノズル列により形成される第4線群、を含み、
前記第1線群および前記第3線群と、前記第2線群および前記第4線群とが、前記第1方向において前記ノズル間隔よりも短い第1距離だけずれており、
前記第2方向から見て、前記第1線群と前記第3線群とが重なり、前記第2線群と前記第4線群とが重なるように、前記テストパターンを印刷する、ことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記第1距離を前記ノズル間隔の半分の距離として前記テストパターンを印刷する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記印刷ヘッドには、前記第1ノズル列、前記第2ノズル列、前記第3ノズル列および前記第4ノズル列を含むn列の前記ノズル列が、前記第2方向に沿って配列されており、
前記制御部は、
前記n列の前記ノズル列のそれぞれに前記線群を形成させてn個の前記線群を有する前記テストパターンを印刷する場合に、
前記nが偶数であれば、前記n個の前記線群のうち、n/2個の前記線群と、残りの前記線群とが、前記第1方向において前記第1距離だけずれるように前記テストパターンを印刷し、
前記nが奇数であれば、前記n個の前記線群のうち、n/2±1個の前記線群と、残りの前記線群とが、前記第1方向において前記第1距離だけずれるように前記テストパターンを印刷する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
2回の前記主走査と、2回の前記主走査の間に実行する1回の前記副走査とにより前記テストパターンを印刷する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記印刷ヘッドを制御して、前記ノズル列内で前記第1方向において隣り合う前記ノズルが形成する前記線同士を前記第2方向にずらして形成させる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
【請求項6】
液体を吐出する複数のノズルが所定のノズル間隔で第1方向に並ぶノズル列を有する印刷ヘッドに前記ノズルから媒体へ液体を吐出させてテストパターンを印刷する印刷方法であって、
前記印刷ヘッドには、前記ノズル列である第1ノズル列、第2ノズル列、第3ノズル列および第4ノズル列が、前記第1方向と交差する第2方向に沿って配列されており、
前記第2方向に沿って移動する前記印刷ヘッドが前記ノズルから液体を吐出する主走査と、前記第1方向における前記媒体と前記印刷ヘッドとの相対移動である副走査とにより前記テストパターンを印刷する印刷工程を有し、
前記印刷工程では、
前記ノズル列の各ノズルからの液体吐出により形成される複数の線を有する線群である、前記第1ノズル列により形成される第1線群、前記第2ノズル列により形成される第2線群、前記第3ノズル列により形成される第3線群、および前記第4ノズル列により形成される第4線群、を含み、
前記第1線群および前記第3線群と、前記第2線群および前記第4線群とが、前記第1方向において前記ノズル間隔よりも短い第1距離だけずれており、
前記第2方向から見て、前記第1線群と前記第3線群とが重なり、前記第2線群と前記第4線群とが重なるように、前記テストパターンを印刷する、ことを特徴とする印刷方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、テストパターンを印刷可能な印刷装置および印刷方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液体を吐出可能な複数のノズルが並ぶノズル列を有する印刷ヘッドを用いて印刷を行うインクジェットプリンターでは、ノズル毎に吐出不良が発生し得る。吐出不良には、ノズルの詰まりによりノズルから液体のドットが吐出されないドット抜けの他、ドットの着弾位置が理想的でない着弾位置ずれや、吐出されるドットが大き過ぎたり小さ過ぎたりするドット太りやドット細り等がある。
【0003】
また、吐出不良が生じている吐出口を特定するためのテストパターンを記録ヘッドが記録し、テストパターンを読取装置により読み取って得られた画像データを解析することで、吐出不良が生じている吐出口を特定する技術が開示されている(特許文献1参照)。前記文献1のテストパターンによれば、ノズル列の複数のノズルそれぞれにより記録される各直線画像が、記録媒体の搬送方向におけるノズル間隔で並んで記録される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016‐221835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
テストパターンが記録された原稿の読取装置による読取時に、原稿の搬送速度のばらつき等の搬送誤差が生じて、得られる画像データにおける線画像の太さや間隔に読取誤差が表れることがある。そのため、画像データの解析に際しては、このような読取誤差を除去するための補正を画像データに施した上で解析を実行しなければ、吐出不良を正確に検出することができない。
【0006】
しかしながら、従来のテストパターンでは、ノズルとノズルとの間には何もパターンが記録されない。そのため、テストパターンを読み取った画像データを得ても、このようなノズルとノズルとの間に対応して何も記録されていない領域に関しては読取誤差の有無が不明であり、画像データに対して上述の補正を適切に行うことが難しい。
また、従来のテストパターンでは、テストパターンが記録された原稿が傾いた状態で読み取られた場合には、線画像の太さを他の線画像と比較して評価することが難しくなることが多く、そのためドットの太り、細りを正確に検出することが難しかった。
このような課題に鑑みて、吐出不良の検出精度の向上に資するテストパターンを印刷することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
印刷装置は、液体を吐出する複数のノズルが所定のノズル間隔で第1方向に並ぶノズル列である第1ノズル列、第2ノズル列、第3ノズル列および第4ノズル列が、前記第1方向と交差する第2方向に沿って配列された印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを搭載し、前記第2方向に沿って往復移動可能なキャリッジと、前記第1方向における媒体と前記印刷ヘッドとの相対移動を行う移動部と、前記印刷ヘッドに前記ノズルから前記媒体へ液体を吐出させてテストパターンを印刷する制御部と、を備え、前記テストパターンは、前記第2方向に沿う前記キャリッジの移動と共に前記印刷ヘッドが前記ノズルから液体を吐出する主走査と、前記第1方向における前記相対移動である副走査とにより印刷され、前記制御部は、前記ノズル列の各ノズルからの液体吐出により形成される複数の線を有する線群である、前記第1ノズル列により形成される第1線群、前記第2ノズル列により形成される第2線群、前記第3ノズル列により形成される第3線群、および前記第4ノズル列により形成される第4線群、を含み、前記第1線群および前記第3線群と、前記第2線群および前記第4線群と、が前記第1方向において前記ノズル間隔よりも短い第1距離だけずれており、前記第2方向から見て、前記第1線群と前記第3線群とが重なり、前記第2線群と前記第4線群とが重なるように、前記テストパターンを印刷する。
【0008】
液体を吐出する複数のノズルが所定のノズル間隔で第1方向に並ぶノズル列を有する印刷ヘッドに前記ノズルから媒体へ液体を吐出させてテストパターンを印刷する印刷方法であって、前記印刷ヘッドには、前記ノズル列である第1ノズル列、第2ノズル列、第3ノズル列および第4ノズル列が、前記第1方向と交差する第2方向に沿って配列されており、前記第2方向に沿って移動する前記印刷ヘッドが前記ノズルから液体を吐出する主走査と、前記第1方向における前記媒体と前記印刷ヘッドとの相対移動である副走査とにより前記テストパターンを印刷する印刷工程を有し、前記印刷工程では、前記ノズル列の各ノズルからの液体吐出により形成される複数の線を有する線群である、前記第1ノズル列により形成される第1線群、前記第2ノズル列により形成される第2線群、前記第3ノズル列により形成される第3線群、および前記第4ノズル列により形成される第4線群、を含み、前記第1線群および前記第3線群と、前記第2線群および前記第4線群とが、前記第1方向において前記ノズル間隔よりも短い第1距離だけずれており、前記第2方向から見て、前記第1線群と前記第3線群とが重なり、前記第2線群と前記第4線群とが重なるように、前記テストパターンを印刷する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
装置構成を簡易的に示す図。
媒体と印刷ヘッドとの関係性を上方からの視点により示す図。
テストパターンの印刷工程を示すフローチャート。
本実施形態のテストパターンの例を示す図。
図5Aは本実施形態のテストパターンのスキャンデータを例示する図、図5Bは本実施形態のテストパターンの傾いたスキャンデータを例示する図。
図6Aは従来のテストパターンのスキャンデータを例示する図、図6Bは従来のテストパターンの傾いたスキャンデータを例示する図。
本実施形態のテストパターンであって図4とは異なる例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎない。各図は例示であるため、比率や形状や濃淡が正確でなかったり、互いに整合していなかったり、一部が省略されていたりする場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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