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公開番号2024131508
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041817
出願日2023-03-16
発明の名称導電性組成物
出願人日油株式会社
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類H01B 1/22 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】パターンのカスレ、欠け、印刷線幅の設計値からの大幅な乖離などの印刷不具合や、膜中における絶縁成分の残存が生じにくい導電性組成物を提供する。
【解決手段】(a)炭素数8~18の脂肪族モノカルボン酸、(b)式(1)で表されるアスコルビン酸誘導体、(c)導電性粒子を含有し、成分(a)~(c)合計100質量%に対し(a)の含有率0.1~10質量%、(b)の含有率0.1~10質量%、(c)の含有率80~99.8質量%である導電性組成物。
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[R1~R4は、それぞれ独立して水素原子またはR5-CO-、R1~R4のうち少なくとも1つはR5>-CO-である。R5は炭素数が3~24のアルキル基である。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)炭素数が8~18の脂肪族モノカルボン酸、
(b)下記式(1)で表されるアスコルビン酸誘導体、及び、
(c)導電性粒子を含有し、
成分(a)~(c)の合計100質量%に対して、成分(a)の含有率が0.1~10質量%、成分(b)の含有率が0.1~10質量%、成分(c)の含有率が80~99.8質量%である導電性組成物。
TIFF
2024131508000007.tif
42
162
[式(1)中、R

~R

は、それぞれ独立して水素原子または、R

-CO-のいずれかであり、R

~R

のうち少なくとも1つはR

-CO-である。R

は炭素数が3~24のアルキル基である。]

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は導電性組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境負荷低減の観点から、電子部品における電極形成方法において、工程中に多量の廃液を排出する従来のウェットエッチング法から、各種印刷機を用いた印刷法への置き換えが進められている。その中で、汎用的な印刷法であるスクリーン印刷機を用いた電極形成技術の開発が盛んに行なわれており、その材料としてスクリーン印刷性と硬化膜の導電性に優れた導電性ペーストの組成開発が進められている。
【0003】
スクリーン印刷を用いた電極形成のメリットとして、メッシュサイズや乳剤厚などスクリーン版の仕様を調整することで印刷膜厚のコントロールが可能であるため、電子部品の回路設計や必要とされる要求特性に合わせて様々な膜厚の印刷パターンが形成可能である点が挙げられる。
【0004】
例えば特許文献1には、スクリーン印刷で厚膜パターンを形成でき、加熱によって導電性に優れた、膜厚30μm以上の硬化膜を得ることが可能な導電性ペーストが開示されている。また、特許文献2には、スクリーン印刷で薄膜パターンを形成でき、加熱によって導電性に優れた、膜厚10μm以下の硬化膜(薄膜電極層)を得ることが可能な薄膜用導電性ペーストが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-049735号公報
特開2021-180079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記特許文献1に開示された導電性ペーストは、膜厚30μm以上の厚膜パターンの印刷性や得られた硬化膜の導電性は優れるものの、膜厚10μm以下の薄膜パターンを印刷した場合に、ペーストのレベリング性が不十分なために硬化膜のカスレや欠けによる印刷不具合が生じるおそれがある。
【0007】
一方、上記特許文献2に開示された導電性ペーストは、膜厚10μm以下の薄膜パターンの印刷性や得られた硬化膜の導電性は優れるものの、膜厚30μm以上の厚膜パターンを印刷した場合に、ペースト中に気泡や溶剤等の絶縁成分が残存しやすくなることで導電性粒子の近接により形成される導電パスが遮断されやすくなり、硬化膜の導電性が悪化するおそれがある。
【0008】
本発明が解決すべき課題は、スクリーン印刷で電極パターンを形成した場合に、電極パターン或いは硬化膜の膜厚に関わらず、パターンのカスレ、欠け、印刷線幅の設計値からの大幅な乖離などの印刷不具合や、膜中における絶縁成分の残存が生じにくく、優れた印刷性と導電性を得ることが可能な導電性組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するために検討を重ねた結果、導電性粒子と所定の脂肪族モノカルボン酸に加えて、特定の構造を含むアスコルビン酸誘導体を、それぞれ所定の含有率の範囲で配合することにより、上記課題を解決できる導電性組成物を提供できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明は、(a)炭素数が8~18の脂肪族モノカルボン酸、(b)下記式(1)で表されるアスコルビン酸誘導体、及び、(c)導電性粒子を含有し、成分(a)~(c)の合計100質量%に対して、成分(a)の含有率が0.1~10質量%、成分(b)の含有率が0.1~10質量%、成分(c)の含有率が80~99.8質量%である導電性組成物に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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