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公開番号
2024168074
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084471
出願日
2023-05-23
発明の名称
導電性組成物
出願人
日油株式会社
代理人
弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20241128BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】例えばスクリーン印刷により形成された硬化前の印刷膜に気泡が生じにくく、硬化膜表面の凹凸が小さく、その端部のにじみが生じにくく、良好な導電性を有する硬化膜を形成可能な導電性組成物を提供すること。
【解決手段】(A)バインダー樹脂 1~30質量%、(B)エチレンジアミン骨格を有するアミン化合物 0.1~5質量%、(C)導電性粒子 50~98質量%、(D)ポリイソシアネート 0.5~15質量%、を含む導電性組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)バインダー樹脂 1~30質量%、
(B)エチレンジアミン骨格を有するアミン化合物 0.1~5質量%、
(C)導電性粒子 50~98質量%、
(D)ポリイソシアネート 0.5~15質量%、
を含む導電性組成物。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記(B)エチレンジアミン骨格を有するアミン化合物が、下記式(1)で表されるアミン、下記式(2)で表されるアミン及び分子量が100~10,000のポリエチレンイミンから選択される少なくとも1種である、請求項1記載の導電性組成物。
TIFF
2024168074000013.tif
17
167
(式(1)中、重合度nは1~5である。)
TIFF
2024168074000014.tif
38
167
(式(2)中、R
1
は炭素数1~3の炭化水素基であり、R
2
は炭素数1~5の炭化水素基である。)
【請求項3】
前記(A)バインダー樹脂が、下記式(3)で表されるモノマー(a1)に由来する構成単位が20~100モル%、前記モノマー(a1)と共重合可能なモノマー(a2)に由来する構成単位が0~80モル%で構成される重合体である、請求項1又は2に記載の導電性組成物。
TIFF
2024168074000015.tif
23
167
(式(3)中、R
3
は単結合、アミド基又はエステル基であり、R
4
は水素原子又はメチル基である。)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性組成物に関し、特に、スクリーン印刷に適用される導電性組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、導電性組成物をスクリーン印刷で電子基板上に印刷した後、硬化させることで電子デバイス用配線を形成する方法が注目されている。この方法は、筐体等に直接配線を形成できるため部品数の低減や軽薄短小化ができるといった特徴がある。
【0003】
導電性組成物としては、銀や銅といった金属粒子やカーボンブラック等の炭素導電紛を主成分とし、バインダー樹脂や分散剤等を含むものが一般的である。導電性組成物に使用されるバインダーとしては、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂等がよく用いられるが、中でもアクリル系樹脂は共重合させるモノマーの種類によって耐衝撃性、熱可塑性、光反応性等さまざまな機能を付与することができる。例えば分散性の悪い酸化性金属粒子等も、親水性の官能基を有するモノマーを共重合させることで分散性を向上させることができ、導電性組成物の耐久性を低下させる分散剤量を減らすことも可能である。
【0004】
一方で、スクリーン印刷用のバインダーとしてアクリル系樹脂を用いた場合、糸ひき性と流動性の悪さから、スクリーン印刷時に空気を巻き込むことで印刷後硬化前の印刷膜中に気泡が多数存在するとともに、硬化膜の表面の凹凸が著しく大きく、数多く形成されるという問題がある。これを抑制する方法としては希釈剤を大量に添加する方法もあるが、この方法を実施する場合、チキソトロピー性(以下、チキソ性とも称する。)が悪化し印刷後の硬化膜の端部のにじみが発生するとともに導電性粒子の充填率が低下し導電性が悪化する問題がある。
【0005】
例えば、特許文献1には、スクリーン印刷により形成された導体パターンの端部のにじみを抑制する方法が開示されている。特許文献1に開示された導電性組成物は、金属酸化物を含有することでチキソ性に優れており、導電性を損なうことなくにじみのない配線パターンを得ることができる。しかし、金属酸化物により導電性組成物の硬化膜表面に気泡の痕が存在し表面の凹凸が大きくなる可能性が高くなる恐れがある。
【0006】
また、特許文献2には、イソシアネート構造を持つバインダー樹脂と導電材、バインダー樹脂を溶解する溶剤からなる印刷用の導電性組成物が記載されている。この導電性組成物はバインダー樹脂中にカルボン酸金属塩部位を持っており、低いエネルギーで高い導電性をもつ印刷パターンを形成することが可能である。しかし、導電性組成物のチキソ性が悪く溶剤量が多い場合は印刷パターンの端部のにじみが生じるとともに導電性が悪化することがあり、溶剤量が少ない場合は硬化膜の表面の凹凸が大きくなることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平7―6623号公報
国際公開第2017/163615号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決すべき課題は、例えばスクリーン印刷により形成された硬化前の印刷膜に気泡が生じにくく、硬化膜表面の凹凸が小さく、その端部のにじみが生じにくく、良好な導電性を有する硬化膜を形成可能な導電性組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するために検討を重ねた。その結果、バインダー樹脂、導電性粒子、特定のアミン化合物、ポリイソシアネートを所定の比率で含有する導電性組成物により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、下記[1]~[3]に関する。
【0010】
[1]
(A) バインダー樹脂 1~30質量%、
(B) エチレンジアミン骨格を有するアミン化合物 0.1~5質量%、
(C) 導電性粒子 50~98質量%、
(D) ポリイソシアネート 0.5~15質量%、
を含む導電性組成物。
(【0011】以降は省略されています)
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