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公開番号
2024130706
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023040569
出願日
2023-03-15
発明の名称
芝管理機
出願人
株式会社マキタ
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
A01D
34/47 20060101AFI20240920BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】カッタユニットの振動を小さくすることができる技術を提供する。
【解決手段】芝管理機は、地面に沿う左右方向に延びる回転軸周りを回転するカッタユニットと、を備えている。カッタユニットは、左右方向に延びる第1部分を備えており、回転軸周りを回転するシャフトと、第1部分上で左右方向に並んでいる偶数個のカッタブレードと、を備えている。各カッタブレードは、少なくとも3つの姿勢のうちの1つの姿勢で第1部分に取り付けられている。中心位置よりも右側に配置されるカッタブレードの数は、中心位置よりも左側に配置されるカッタブレードの数と同一である。中心位置から右方向に見たときのカッタブレードの左右方向の配置は、中心位置から左方向に見たときのカッタブレードの左右方向の配置と同一である。中心位置から等距離に位置する2個のカッタブレードの姿勢は、同一である。
【選択図】図22
特許請求の範囲
【請求項1】
地面上を移動しながら前記地面上の芝生のメンテナンスを行う芝管理機であって、
原動機と、
前記原動機の動作により、前記地面に沿う左右方向に延びる回転軸周りを回転するカッタユニットと、を備えており、
前記カッタユニットは、
前記左右方向に延びる第1部分を備えており、前記回転軸周りを回転するシャフトと、
前記第1部分上で前記左右方向に並んでおり、前記回転軸から離反するように前記第1部分から延びている偶数個のカッタブレードと、を備えており、
各カッタブレードは、少なくとも3つの姿勢のそれぞれで前記第1部分に取り付け可能であり、前記少なくとも3つの姿勢のうちの1つの姿勢で前記第1部分に取り付けられており、
最も左側に位置する前記カッタブレードと最も右側に位置する前記カッタブレードとの間の前記左右方向の中心を中心位置と規定し、
前記中心位置よりも右側に配置される前記カッタブレードの数は、前記中心位置よりも左側に配置される前記カッタブレードの数と同一であり、
前記中心位置から右方向に見たときの前記カッタブレードの前記左右方向の配置は、前記中心位置から左方向に見たときの前記カッタブレードの前記左右方向の配置と同一であり、
前記中心位置から等距離に位置する2個の前記カッタブレードの前記姿勢は、同一である、芝管理機。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記カッタブレードが前記第1部分から延びる方向が、前記カッタブレードの前記少なくとも3つの姿勢で異なる、請求項1に記載の芝管理機。
【請求項3】
前記カッタブレードは、
カッタ部と、
前記カッタ部に接続されており、前記第1部分に取り付けられる取付部と、を備えており、
前記取付部は、前記第1部分が挿入される取付開口を有する、請求項1または2に記載の芝管理機。
【請求項4】
前記第1部分の外周面は、多角形状を有しており、
前記取付開口は、前記シャフトの多角形状と同一の多角形状を有する、請求項3に記載の芝管理機。
【請求項5】
前記原動機は、電動モータである、請求項1から4のいずれか一項に記載の芝管理機。
【請求項6】
前記電動モータの回転を前記シャフトに伝達する伝達ユニットをさらに備えており、
前記伝達ユニットは、前記シャフトの前記左右方向の一端に接続されている、請求項5に記載の芝管理機。
【請求項7】
前記シャフトの前記左右方向の他端を回転可能に支持する支持ユニットをさらに備えている、請求項6に記載の芝管理機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、芝管理機に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、耕うん機が開示されている。耕うん機は、原動機と、原動機の動作により地面に沿う左右方向に延びる回転軸周りを回転するカッタユニットと、を備えている。カッタユニットは、左右方向に延びる第1部分を備えており、回転軸周りを回転するシャフトと、第1部分上で左右方向に並んでおり、回転軸から離反するように第1部分から延びている偶数個のカッタブレードと、を備えている。各カッタブレードは、4つの姿勢のそれぞれで第1部分に取り付け可能であり、4つの姿勢のうちの1つの姿勢で第1部分に取り付けられている。最も左側に位置するカッタブレードと最も右側に位置するカッタブレードとの間の左右方向の中心は、中心位置と規定される。中心位置よりも右側に配置されるカッタブレードの数は、中心位置よりも左側に配置されるカッタブレードの数と同一である。中心位置から右方向に見たときのカッタブレードの左右方向の配置は、中心位置から左方向に見たときのカッタブレードの左右方向の配置と同一である。中心位置から等距離に位置する2個のカッタブレードの姿勢は、異なる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国実用新案第204810825号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の耕うん機では、中心位置から等距離に位置する2個のカッタブレードの姿勢が異なる。このため、中心位置から等距離に位置する2個のカッタブレードにおいて、一方のカッタブレードが地面に当たるときには、他方のカッタブレードが地面に当たらず、他方のカッタブレードが地面に当たるときには、一方のカッタブレードが地面に当たらない。このため、中心位置から左側に配置されるカッタブレードと、中心位置から右側に配置されるカッタブレードとで、地面とカッタブレードの当たり方が異なる。これにより、カッタユニットの振動が大きくなる。本明細書では、カッタユニットの振動を小さくすることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、芝管理機を開示する。芝管理機は、地面上を移動しながら地面上の芝生のメンテナンスを行う。芝管理機は、原動機と、原動機の動作により、地面に沿う左右方向に延びる回転軸周りを回転するカッタユニットと、を備えている。カッタユニットは、左右方向に延びる第1部分を備えており、回転軸周りを回転するシャフトと、第1部分上で左右方向に並んでおり、回転軸から離反するように第1部分から延びている偶数個のカッタブレードと、を備えている。各カッタブレードは、少なくとも3つの姿勢のそれぞれで第1部分に取り付け可能であり、少なくとも3つの姿勢のうちの1つの姿勢で第1部分に取り付けられている。最も左側に位置するカッタブレードと最も右側に位置するカッタブレードとの間の左右方向の中心を中心位置と規定する。中心位置よりも右側に配置されるカッタブレードの数は、中心位置よりも左側に配置されるカッタブレードの数と同一である。中心位置から右方向に見たときのカッタブレードの左右方向の配置は、中心位置から左方向に見たときのカッタブレードの左右方向の配置と同一である。中心位置から等距離に位置する2個のカッタブレードの姿勢は、同一である。
【0006】
上記の構成によれば、中心位置から等距離に位置する2個のカッタブレードにおいて、一方のカッタブレードが地面に当たるときには、他方のカッタブレードも地面に当たり、一方のカッタブレードが地面に当たらないときには、他方のカッタブレードも地面に当たらない。このため、中心位置から左側に配置されるカッタブレードと、中心位置から右側に配置されるカッタブレードとで、地面とカッタブレードの当たり方が同一となる。これにより、カッタユニットの振動を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例の芝管理機2の斜視図である。
実施例の上側ハウジング26と下側ハウジング28との接続箇所の断面図である。
実施例の芝管理機2において、右前輪60が取り外された状態の右側ハンドルブラケット110近傍の分解斜視図である。
実施例の芝管理機2において、第2連通ポート44近傍の斜視図である。
実施例の芝管理機2において、バッテリカバー14が開かれた状態の斜視図である。
実施例の芝管理機2のカッタユニット130近傍の断面図である。
実施例の前輪ユニット22と高さ調整ユニット24の斜視図である。
実施例の前輪ユニット22と高さ調整ユニット24において、高さ調整ユニット24近傍の斜視図である。
実施例の高さ調整ユニット24の断面図である。
実施例の芝管理機2において、右前輪60近傍の断面図である。
実施例の芝管理機2において、電動モータ122近傍の断面図である。
実施例の芝管理機2において、第2連通ポート44近傍の断面図である。
実施例の電動モータ122と、ファン126と、伝達ユニット128と、カッタユニット130の斜視図である。
実施例の芝管理機2において、カッタユニット130近傍の断面図である。
実施例の取付ユニット178の斜視図である。
実施例の取付ユニット178の斜視図である。
実施例の取付ユニット178において、右側シャフト挿入開口198近傍の分解斜視図である。
実施例の取付ユニット178において、左側シャフト挿入開口216近傍の分解斜視図である。
実施例のバッテリ取付ユニット16と、バッテリパックBPと、前輪ユニット22と、制御ユニット120と、電動モータ122と、ファン126と、カッタユニット130の左側面図である。
実施例のバッテリ取付ユニット16と、バッテリパックBPと、前輪ユニット22と、制御ユニット120と、電動モータ122と、ファン126と、カッタユニット130の後面図である。
実施例のバッテリ取付ユニット16と、バッテリパックBPと、前輪ユニット22と、制御ユニット120と、電動モータ122と、ファン126と、カッタユニット130の上面図である。
実施例のカッタユニット130の斜視図である。
実施例のシャフト232の斜視図である。
実施例のカッタユニット130の分解斜視図である。
実施例のカッタユニット130の前面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して以下に詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、開示された追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された芝管理機、その製造方法及び使用方法を提供するために、他の特徴や発明とは別に、又は共に用いることができる。
【0009】
また、以下の詳細な説明で開示される特徴や工程の組み合わせは、最も広い意味において本発明を実施する際に必須のものではなく、特に本発明の代表的な具体例を説明するためにのみ記載されるものである。さらに、以下の代表的な具体例の様々な特徴、ならびに、特許請求の範囲に記載されるものの様々な特徴は、本発明の追加的かつ有用な実施形態を提供するにあたって、ここに記載される具体例のとおりに、あるいは列挙された順番のとおりに組合せなければならないものではない。
【0010】
本明細書及び/又は特許請求の範囲に記載された全ての特徴は、実施例及び/又は特許請求の範囲に記載された特徴の構成とは別に、出願当初の開示ならびに特許請求の範囲に記載された特定事項に対する限定として、個別に、かつ互いに独立して開示されることを意図するものである。さらに、全ての数値範囲及びグループ又は集団に関する記載は、出願当初の開示ならびに特許請求の範囲に記載された特定事項に対する限定として、それらの中間の構成を開示する意図を持ってなされている。
(【0011】以降は省略されています)
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