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公開番号2024130450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040178
出願日2023-03-14
発明の名称トナーカートリッジ及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20240920BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】空気でトナーを送るトナーカートリッジ及びこれを備える画像形成装置の一形態を提供する。
【解決手段】トナーカートリッジは、トナー収容室と、フィルタと、空気を受け入れるための受入口が設けられ、フィルタを介してトナー収容室と隣り合う第1空気室と、受入口に向けて送り込まれる空気が通過するための第2空気室と、第1空気室と第2空気室とを連通させる連通状態と、第1空気室と第2空気室とを連通させない非連通状態と、に切り替え可能な連通弁と、を備える。連通弁は、第1空気室が負圧で第2空気室が正圧となる場合に連通状態に切り替え、第1空気室が正圧で第2空気室が負圧となる場合に非連通状態に切り替える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
トナーカートリッジであって、
トナーを収容するトナー収容室と、
トナーの通過を規制し空気の通過を許容するフィルタと、
空気を受け入れるための受入口が設けられ、前記フィルタを介して前記トナー収容室と隣り合う第1空気室と、
前記受入口に向けて送り込まれる空気が通過するための第2空気室と、
前記第1空気室と前記第2空気室とを連通させる連通状態と、前記第1空気室と前記第2空気室とを連通させない非連通状態と、に切り替え可能な連通弁と、を備え、
前記連通弁は、前記第1空気室が負圧で前記第2空気室が正圧となる場合に前記連通状態に切り替え、前記第1空気室が正圧で前記第2空気室が負圧となる場合に前記非連通状態に切り替える、
ことを特徴とするトナーカートリッジ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第2空気室は、前記トナーカートリッジの外部から空気を取り入れるための開口と、前記開口に設けられ、前記開口を開放する開状態と、前記開口を閉鎖する閉状態と、に切り替え可能な開閉弁と、を有し、
前記開閉弁は、前記第2空気室から前記第1空気室に向かって空気が送り込まれる際の空気の流れの方向に関して、前記連通弁の上流に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
【請求項3】
前記開閉弁は、前記連通弁が前記連通状態にあるときに前記閉状態となり、前記連通弁が前記非連通状態にあるときに前記開状態となる、
ことを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
【請求項4】
前記第2空気室は、前記第2空気室に向けて空気を送り込むポンプに接続されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
【請求項5】
前記トナー収容室は、前記第1空気室が負圧で前記第2空気室が正圧となる場合に、前記ポンプから前記第2空気室、前記受入口、前記第1空気室及び前記フィルタを介して空気が送られ、前記第1空気室が正圧で前記第2空気室が負圧となる場合には、前記連通弁が前記非連通状態に切り替わることで前記ポンプによって空気を吸引されない、
ことを特徴とする請求項4に記載のトナーカートリッジ。
【請求項6】
前記連通弁、前記連通状態及び前記非連通状態は、それぞれ第1連通弁、第1連通状態及び第1非連通状態であり、
前記トナー収容室から排出された空気が通過するための第3空気室と、
前記第1空気室と前記第3空気室とを連通させる第2連通状態と、前記第1空気室と前記第3空気室とを連通させない第2非連通状態と、に切り替え可能な第2連通弁と、
前記第2連通弁と前記トナー収容室との間に設けられるフィルタ部材と、を更に備え、
前記フィルタ部材は、トナーの通過を規制し空気の通過を許容するように構成され、
前記第2連通弁は、前記トナー収容室が正圧で前記第3空気室が負圧となる場合に前記第2連通状態に切り替え、前記トナー収容室が負圧で前記第3空気室が正圧となる場合に前記第2非連通状態に切り替える、
ことを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
【請求項7】
前記開口、前記開状態、前記閉状態及び前記開閉弁は、それぞれ第1開口、第1開状態、第1閉状態及び第1開閉弁であり、
前記第3空気室は、前記トナーカートリッジの外部から空気を取り入れるための第2開口と、前記第2開口に設けられ、前記第2開口を開放する第2開状態と、前記第2開口を閉鎖する第2閉状態と、に切り替え可能な第2開閉弁と、を有し、
前記第2開閉弁は、前記第3空気室から前記第2開口に向かって空気が送り込まれる際の空気の流れの方向に関して、前記第2連通弁の下流に配置されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のトナーカートリッジ。
【請求項8】
前記第2開閉弁は、前記第2連通弁が前記第2連通状態にあるときに前記第2閉状態となり、前記第2連通弁が前記第2非連通状態にあるときに前記第2開状態となる、
ことを特徴とする請求項7に記載のトナーカートリッジ。
【請求項9】
前記第3空気室は、前記第3空気室から空気を吸引する吸引ポンプに接続されている、
ことを特徴とする請求項7に記載のトナーカートリッジ。
【請求項10】
前記吸引ポンプは、前記第1空気室が負圧で前記第2空気室が正圧となる場合に、前記第3空気室から空気を吸引する、
ことを特徴とする請求項9に記載のトナーカートリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トナーを収容するトナーカートリッジ及びこれを備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1によると、トナーを収容する現像手段と、現像手段に供給されるトナーを供給するトナー供給搬送装置と、を備えた画像形成装置が開示されている。トナー供給搬送装置は、トナーを収容するトナー収容部と、現像手段に向けてトナーを排出するためのトナー排出口と、トナー排出口の付近に設けられる多孔質部材と、多孔質部材からトナー収容部に向けて送気する送気手段と、を有している。送気手段により多孔質部材を通ってトナー収容部に送られた空気によって、トナー収容部内のトナーが流動化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-48009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、空気でトナーを送るトナーカートリッジ及びこれを備える画像形成装置の一形態を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、トナーカートリッジであって、トナーを収容するトナー収容室と、トナーの通過を規制し空気の通過を許容するフィルタと、空気を受け入れるための受入口が設けられ、前記フィルタを介して前記トナー収容室と隣り合う第1空気室と、前記受入口に向けて送り込まれる空気が通過するための第2空気室と、前記第1空気室と前記第2空気室とを連通させる連通状態と、前記第1空気室と前記第2空気室とを連通させない非連通状態と、に切り替え可能な連通弁と、を備え、前記連通弁は、前記第1空気室が負圧で前記第2空気室が正圧となる場合に前記連通状態に切り替え、前記第1空気室が正圧で前記第2空気室が負圧となる場合に前記非連通状態に切り替える、ことを特徴とする。
【0006】
また、本発明は、トナーカートリッジであって、トナーを収容するトナー収容室と、トナーの通過を規制し空気の通過を許容するフィルタと、空気を受け入れるための受入口が設けられ、前記フィルタを介して前記トナー収容室と隣り合う第1空気室と、前記受入口に向けて送り込まれる空気が通過するための第2空気室と、前記第1空気室と前記第2空気室とを連通させる連通状態と、前記第1空気室と前記第2空気室とを連通させない非連通状態と、に切り替え可能な連通弁と、前記第2空気室に向けて空気を送り込むポンプと、を備え、前記連通弁は、前記第1空気室が負圧で前記第2空気室が正圧となる場合に前記連通状態に切り替え、前記第1空気室が正圧で前記第2空気室が負圧となる場合に前記非連通状態に切り替える、ことを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、画像形成装置において、装置本体と、前記装置本体に着脱可能に支持されるトナーカートリッジと、前記トナーカートリッジからトナーを供給されるプロセスカートリッジと、を備え、前記トナーカートリッジは、トナーを収容するトナー収容室と、トナーの通過を規制し空気の通過を許容するフィルタと、空気を受け入れるための受入口が設けられ、前記フィルタを介して前記トナー収容室と隣り合う第1空気室と、を有し、前記装置本体は、前記受入口に向けて送り込まれる空気が通過するための第2空気室と、前記第1空気室と前記第2空気室とを連通させる連通状態と、前記第1空気室と前記第2空気室とを連通させない非連通状態と、に切り替え可能な連通弁と、を有し、前記連通弁は、前記第1空気室が負圧で前記第2空気室が正圧となる場合に前記連通状態に切り替え、前記第1空気室が正圧で前記第2空気室が負圧となる場合に前記非連通状態に切り替える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、空気でトナーを送るトナーカートリッジ及びこれを備える画像形成装置の一形態を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す全体概略図。
プロセスカートリッジを示す断面図。
(a)はポンプが縮んだ際のトナーカートリッジ、ポンプ及びバルブユニットを示す断面図、(b)はポンプが伸びた際のトナーカートリッジ、ポンプ及びバルブユニットを示す断面図。
(a)はトナー収容室内のトナーが排出されていない初期状態を示す図、(b)はトナー収容室内のトナーが排出されていく様子を示す図。(c)はトナー収容室内のトナーが更に排出されていく様子を示す図、(d)はトナー収容室内のトナーが更に排出されていく様子を示す図。
第2の実施の形態に係るプロセスカートリッジを示す断面図。
(a)は第3の実施の形態に係るトナーカートリッジ及びその周辺構成を示す断面図、(b)はトナーカートリッジ及びその周辺構成を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施の形態>
〔全体構成〕
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態に係る画像形成装置IFは、電子写真方式のレーザビームプリンタである。画像形成装置IFは、図1に示すように、装置本体Aと、プロセスカートリッジBと、トナーカートリッジCと、を有しており、プロセスカートリッジB及びトナーカートリッジCは、装置本体Aに対して着脱可能に設けられている。本実施の形態では、装置本体Aとは、画像形成装置IFからプロセスカートリッジB及びトナーカートリッジCを除いた部分を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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