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公開番号
2024130253
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023039880
出願日
2023-03-14
発明の名称
画像処理装置およびその制御方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04N
1/60 20060101AFI20240920BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】より効率的な色変換処理を可能とする画像処理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置は、画像データを取得する画像取得手段と、画像データに適用可能な第1の色変換情報を取得する変換情報取得手段と、画像データを複数の領域データに分割する分割手段と、第1の色変換情報を補正して第2の色変換情報を生成する補正手段を有し、補正手段は、複数の領域データの各領域データに対して、領域データに含まれる第1の色と第2の色とをそれぞれ第1の色変換情報に基づき変換することにより得られる第3の色と第4の色との間の色差が所定の色差より小さくなる場合、第1の色と第2の色とをそれぞれ第2の色変換情報に基づき変換することにより得られる第5の色と第6の色との間の色差が所定の色差より大きくなるように生成した第2の色変換情報に基づいて、それぞれの領域データに対して色変換処理を施す。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
画像データを取得する画像取得手段と、
前記画像データに適用可能な第1の色変換情報を取得する変換情報取得手段と、
前記画像データを複数の領域データに分割する分割手段と、
前記第1の色変換情報を補正して第2の色変換情報を生成する補正手段と、
前記複数の領域データの各領域データに対して、前記第1の色変換情報と前記第2の色変換情報との何れかに基づく色変換処理を施す処理手段と、
を有し、
前記補正手段は、前記複数の領域データの各領域データに対して、領域データに含まれる第1の色と第2の色とをそれぞれ前記第1の色変換情報に基づき変換することにより得られる第3の色と第4の色との間の色差が所定の色差より小さくなる場合、前記第1の色と前記第2の色とをそれぞれ前記第2の色変換情報に基づき変換することにより得られる第5の色と第6の色との間の色差が前記所定の色差より大きくなるように、前記第2の色変換情報を生成し、
前記処理手段は、前記複数の領域データのうち前記第2の色変換情報が生成された1個以上の領域データに対してそれぞれの領域データに対応する前記第2の色変換情報に基づく色変換処理を施す
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1の色変換情報は所定の色空間における第1の色域の色から第2の色域の色へ変換するための変換情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記第2の色域は、前記処理手段によって色変換処理された画像データに基づき画像形成を行う画像形成装置の出力色域である
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記補正手段は、前記第3の色と前記第5の色とは異なり前記第4の色と前記第6の色とは同一となるような前記第2の色変換情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記補正手段が前記第2の色変換情報を生成する対象となる領域データの個数の上限Lを取得する上限取得手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記Lは、前記補正手段による前記第2の色変換情報の生成処理および前記処理手段による前記第2の色変換情報に基づく色変換処理の処理速度が所定の要求速度以上となるように設定されており、
前記所定の要求速度は、前記処理手段によって色変換処理された画像データに基づき画像形成を行う画像形成装置の画像形成速度に基づいて決定される
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記分割手段は、前記画像データを前記Lを上限とした複数の領域データに分割する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項8】
複数の領域データそれぞれに対して前記第2の色変換情報に基づく色変換処理の優先度を設定する設定手段をさらに有し、
前記補正手段は、前記複数の領域データの個数が前記Lを超える場合、各領域データに対して設定された優先度の高い順に、前記Lを上限とした1以上の領域データに対して前記第2の色変換情報を生成する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記処理手段は、前記複数の領域データのうち、前記第2の色変換情報に基づく色変換処理を施さなかった領域データに対して前記第1の色変換情報に基づく色変換処理を施す
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記所定の色差は、前記第1の色と前記第2の色との間の色差より小さくかつ視覚特性において異なる色として識別される色差である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、色変換処理に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
所定の色空間で記述されたデジタル原稿を受け取り、その色空間中の各色についてプリンタで再現可能な色域へのマッピングを行い、出力を行う画像処理装置が知られている。特許文献1には、「知覚的(Perceptual)」なマッピングと、「絶対的測色的(Absolute Colorimetric)」なマッピングについて記載されている。また、特許文献2には、入力したカラー画像信号に対する、色空間圧縮の有無および圧縮方向の決定について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-27948号公報
特開平07-203234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の「知覚的」マッピングを行った場合、デジタル原稿の色空間中でプリンタの再現可能な色であっても彩度が低下することがある。また、「絶対的測色的」マッピングを行った場合、プリンタの再現色域外の複数の色間において、マッピング後の色間距離がマッピング前の色間距離よりも小さくなる色縮退が生じることがある。また、特許文献2においては、彩度方向に一意の圧縮が行われるため適切な色縮退が行われない懸念がある。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、より効率的な色変換処理を可能とする技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の問題点を解決するため、本発明に係る画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、画像処理装置は、
画像データを取得する画像取得手段と、
前記画像データに適用可能な第1の色変換情報を取得する変換情報取得手段と、
前記画像データを複数の領域データに分割する分割手段と、
前記第1の色変換情報を補正して第2の色変換情報を生成する補正手段と、
前記複数の領域データの各領域データに対して、前記第1の色変換情報と前記第2の色変換情報との何れかに基づく色変換処理を施す処理手段と、
を有し、
前記補正手段は、前記複数の領域データの各領域データに対して、領域データに含まれる第1の色と第2の色とをそれぞれ前記第1の色変換情報に基づき変換することにより得られる第3の色と第4の色との間の色差が所定の色差より小さくなる場合、前記第1の色と前記第2の色とをそれぞれ前記第2の色変換情報に基づき変換することにより得られる第5の色と第6の色との間の色差が前記所定の色差より大きくなるように、前記第2の色変換情報を生成し、
前記処理手段は、前記複数の領域データのうち前記第2の色変換情報が生成された1個以上の領域データに対してそれぞれの領域データに対応する前記第2の色変換情報に基づく色変換処理を施す。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より効率的な色変換処理を可能とする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像処理システムの全体構成を示す図である。
記録ヘッドによる記録動作を説明する図である。
画像処理装置の処理を示すフローチャートである。
画像処理パイプラインを模式的に示す図である(第1実施形態)。
領域設定の詳細処理を示すフローチャートである。
領域設定処理の一例を説明する図である。
優先度設定のテーブルの一例を示す図である。
色縮退補正テーブル作成の詳細処理を示すフローチャートである。
色縮退補正を模式的に示す図である(第1実施形態)。
ユーザ入力UIの一例を示す図である。
色差判定を模式的に示す図である(第2実施形態)。
色縮退補正を模式的に示す図である(第2実施形態)。
明度補正テーブルのグラフを示す図である。
画像データの一例を示す図である。
画像処理パイプラインを模式的に示す図である(第3実施形態)。
画像データと各スキャン領域との関係を示す図である。
画像処理パイプラインを模式的に示す図である(変形例1)。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
(第1実施形態)
本発明に係る画像処理装置の第1実施形態として、インクジェット記録装置108に提供される画像データを生成する画像処理装置101を例に挙げて以下に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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