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公開番号2024129581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038892
出願日2023-03-13
発明の名称エッチング方法及びエッチング装置
出願人東京エレクトロン株式会社
代理人弁理士法人弥生特許事務所
主分類H01L 21/3065 20060101AFI20240919BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】基板に形成された酸化シリコン膜をエッチングするにあたり、エッチング後の酸化シリコン膜の形状を所望のものとすること。
【解決手段】本開示のエッチング方法は、表面に酸化シリコン膜が形成された基板に、ハロゲン含有ガスと、アンモニアガスと、アミンガスとをエッチングガスとして供給して、前記酸化シリコン膜をエッチングするエッチング工程を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
表面に酸化シリコン膜が形成された基板に、ハロゲン含有ガスと、アンモニアガスと、アミンガスとをエッチングガスとして供給して、前記酸化シリコン膜をエッチングするエッチング工程を含むエッチング方法。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記基板の表面には、前記酸化シリコン膜と、当該酸化シリコン膜とは種類が異なるシリコン含有膜と、が互いに隣接すると共に、各々露出して設けられ、
前記エッチング工程は、前記酸化シリコン膜及び前記シリコン含有膜のうち、前記酸化シリコン膜を選択的にエッチングする工程を含む請求項1記載のエッチング方法。
【請求項3】
前記酸化シリコン膜とは種類が異なるシリコン含有膜は、シリコン膜である請求項2記載のエッチング方法。
【請求項4】
前記基板の表面には、側壁が前記シリコン膜によって形成される凹部が設けられ、
前記エッチング工程は、当該凹部内に形成された前記酸化シリコン膜をエッチングする工程を含む請求項3記載のエッチング方法。
【請求項5】
前記エッチングガスのうちの少なくともいずれかを前記基板に供給するエッチング期間と、
前記エッチング期間の後で前記各エッチングガスの前記基板への供給を停止し、前記基板の周囲を排気する排気期間と、からなるサイクルが繰り返される請求項1記載のエッチング方法。
【請求項6】
前記ハロゲン含有ガス、前記アンモニアガス、前記アミンガスの各々の前記基板へ供給される期間は互いに重なる請求項5記載のエッチング方法。
【請求項7】
前記アンモニアガス、前記アミンガスの各々の前記基板へ供給される期間は互いに重なり、
前記基板に供給する前記アンモニアガスの流量に対する前記アミンガスの流量の割合は、3より小さい請求項5記載のエッチング方法。
【請求項8】
表面に酸化シリコン膜が形成された基板を格納する処理容器と、
前記酸化シリコン膜をエッチングするために、ハロゲン含有ガスと、アンモニアガスと、アミンガスとをエッチングガスとして供給して、前記酸化シリコン膜をエッチングするガス供給機構と、
を備えるエッチング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エッチング方法及びエッチング装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
半導体装置の製造工程で、例えば半導体ウエハ(以下、ウエハと記載する)である基板に形成された酸化シリコン膜に対してエッチングが行われる。特許文献1では、当該酸化シリコン膜に対してアミンガスを供給してエッチングを行うことが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2020/054476A1号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、基板に形成された酸化シリコン膜をエッチングするにあたり、エッチング後の酸化シリコン膜の形状を所望のものとすることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のエッチング方法は、表面に酸化シリコン膜が形成された基板に、ハロゲン含有ガスと、アンモニアガスと、アミンガスとをエッチングガスとして供給して、前記酸化シリコン膜をエッチングするエッチング工程を含む。
【発明の効果】
【0006】
本開示は、基板に形成された酸化シリコン膜をエッチングするにあたり、エッチング後の酸化シリコン膜の形状を所望のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態であるエッチング方法を行う対象であるウエハの縦断側面図である。
比較例のエッチング工程を示すウエハの縦断側面図である。
比較例のエッチング工程を示すウエハの縦断側面図である。
他の比較例のエッチング工程を示すウエハの縦断側面図である。
本実施形態の概要を示すための説明図である。
本実施形態のエッチング工程を示すための縦断側面図である。
本実施形態のエッチング工程を示すチャート図である。
本実施形態のエッチング工程を実施するための装置の縦断側面図である。
評価試験の結果を示すグラフ図である。
評価試験の結果の画像を示す説明図である。
評価試験の結果の画像を示す説明図である。
評価試験の結果の画像を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示のエッチング方法の一実施形態(実施例)について説明する。このエッチング方法の概要を述べると、ハロゲン含有ガス、NH

(アンモニア)ガスと、アミンガスと、をエッチングガスとして基板であるウエハWに供給して、ウエハWの表面におけるSiOx(酸化シリコン)膜11をエッチングする。図1に示すように、ウエハWの表面にはSi膜12が形成されており、Si膜12には溝が形成されている。従ってSi膜12と、Si膜12の下方側に形成される下層膜13とによって、ウエハWの厚さ方向に開口する凹部14が形成されており、Si膜12は凹部14をなす側壁として構成されている。なお、下層膜13は後述のいくつかの図では表示を省略する。
【0009】
そして上記の凹部14内に、SiOx膜11が形成されている。上記のエッチングガスを用いることによって、各々シリコン含有膜であると共にウエハWの表面に露出するSiOx膜11及びSi膜12のうち、SiOx膜11が選択的にエッチングされる。エッチング後にSiOx膜11の一部が凹部14内に残留するように処理が行われる。
【0010】
実施例のエッチングについてより具体的に述べると、ウエハWへのエッチングガスの供給と、ウエハWへのエッチングガスの供給を停止させた状態での反応生成物の昇華(気化も含む)と、を繰り返し行うことで、所望の量のSiOx膜11をエッチングする。なお、本実施例ではエッチングガスの一つであるハロゲン含有ガスとして、例えばHF(フッ化水素)ガスを用いる。
(【0011】以降は省略されています)

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