TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024129577
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038885
出願日2023-03-13
発明の名称基板処理方法、基板処理装置及びソフトウエア
出願人東京エレクトロン株式会社
代理人弁理士法人弥生特許事務所
主分類H01L 21/302 20060101AFI20240919BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アンモニアガス及びアミンガスのうちの少なくとも一方を少なくとも含むエッチングガスを用いて基板にエッチング処理を行うにあたり、当該基板の面内の各部で均一性高い処理を行う。
【解決手段】本開示のエッチング方法は、第1エッチングガス、アンモニアガス及びアミンガスのうちの少なくとも一方を含む第2エッチングガスの各々を、ガス供給源からガス供給路に供給する工程と、
前記第1エッチングガス及び前記第2エッチングガスを、前記ガス供給路に設けられる貯留部に貯留して、当該貯留部の内部を昇圧させる貯留工程と、
前記ガス供給路において前記貯留部の下流側に設けられるバルブを開いて、前記貯留部に貯留された前記第1エッチングガス及び前記第2エッチングガスを、内部に基板が格納された処理容器に供給し、前記基板に形成された第1膜をエッチングするガス供給工程と、
を実施する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1エッチングガス、アンモニアガス及びアミンガスのうちの少なくとも一方を含む第2エッチングガスの各々を、ガス供給源からガス供給路に供給する工程と、
前記第1エッチングガス及び前記第2エッチングガスを、前記ガス供給路に設けられる貯留部に貯留して、当該貯留部の内部を昇圧させる貯留工程と、
前記ガス供給路において前記貯留部の下流側に設けられるバルブを開いて、前記貯留部に貯留された前記第1エッチングガス及び前記第2エッチングガスを、内部に基板が格納された処理容器に供給し、前記基板に形成された第1膜をエッチングするガス供給工程と、
を含むエッチング方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1エッチングガスはハロゲン含有ガスであり、
前記第1膜はシリコン含有膜である請求項1記載のエッチング方法。
【請求項3】
前記第1膜を繰り返しエッチングするために、前記バルブの開閉を繰り返して前記ガス供給工程を繰り返し行う開閉工程を含む請求項2記載のエッチング方法。
【請求項4】
前記貯留工程は、
前記貯留部内を第1圧力から前記第1圧力よりも高い第2圧力とする初期貯留工程と、
前記ガス供給工程を行うことで前記第2圧力よりも低く、且つ前記第1圧力よりも高い第3圧力とされた前記貯留部内を再度当該第2圧力とする再貯留工程と、を含み、
前記ガス供給工程と、前記再貯留工程とからなるサイクルが繰り返し行われる請求項3記載のエッチング方法。
【請求項5】
前記バルブの開放に応じたタイミングで、前記処理容器内の圧力を一の圧力から低下させて他の圧力に変更する工程と、
前記バルブを開いてから次に当該バルブを開くまでに前記処理容器内の圧力を前記他の圧力から前記一の圧力へ上昇させる工程と、
を備える請求項3記載のエッチング方法。
【請求項6】
前記貯留部は、第1貯留部及び第2貯留部を含み、
前記バルブは、第1バルブ及び第2バルブを含み、
前記貯留工程は、前記第1エッチングガス、前記第2のエッチングガスを第1貯留部、第2貯留部に夫々貯留する工程を含み、
前記ガス供給工程は、前記第1貯留部の下流側に設けられる前記第1バルブ、前記第2貯留部の下流側に設けられる前記第2バルブを夫々開く工程を含む請求項2記載のエッチング方法。
【請求項7】
前記ガス供給工程は、前記第1バルブ及び前記第2バルブを同時に開く工程を含む請求項6記載のエッチング方法。
【請求項8】
前記基板には前記第1膜とは異なる種類の第2膜が形成され、
前記第1膜及び前記第2膜のうち第1膜が選択的にエッチングされるように、前記バルブの閉鎖と、前記処理容器内の排気と、を行う請求項2記載のエッチング方法。
【請求項9】
前記第1膜は酸化シリコン膜であり、前記第2膜は窒化シリコン膜である請求項8記載のエッチング方法。
【請求項10】
駆動機構により、前記処理容器内で前記基板を載置するステージを昇降させて、前記ステージと前記処理容器の天井との距離を変更する工程を備え、
前記ガス供給工程は、
前記基板の処理条件に応じて設定された高さに位置した前記ステージ上の当該基板に、前記第1エッチングガス及び前記第2エッチングガスを供給する工程を含む請求項1記載のエッチング方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、基板処理方法、基板処理装置及びソフトウエアに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
半導体ウエハ(以下、ウエハと記載する)などの基板を処理に対して、タンクに一旦貯留したガスを処理容器内に放出して処理を行う場合が有る。特許文献1では、フラットパネルディスプレイ(FPD)製造用の基板に対して、そのようにタンクに貯留されたHe、HCl、SF

の各ガスを放出してエッチング処理を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5235293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、アンモニア及びアミンガスのうちの少なくとも一方を少なくとも含むエッチングガスを用いて基板にエッチング処理を行うにあたり、当該基板の面内の各部で均一性高い処理を行うことができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のエッチング方法は、第1エッチングガス、アンモニアガス及びアミンガスのうちの少なくとも一方を含む第2エッチングガスの各々を、ガス供給源からガス供給路に供給する工程と、
前記第1エッチングガス及び前記第2エッチングガスを、前記ガス供給路に設けられる貯留部に貯留して、当該貯留部の内部を昇圧させる貯留工程と、
前記ガス供給路において前記貯留部の下流側に設けられるバルブを開いて、前記貯留部に貯留された前記第1エッチングガス及び前記第2エッチングガスを、内部に基板が格納された処理容器に供給し、前記基板に形成された第1膜をエッチングするガス供給工程と、
を含むエッチング方法。
【発明の効果】
【0006】
本開示は、アンモニア及びアミンガスのうちの少なくとも一方を少なくとも含むエッチングガスを用いて基板にエッチング処理を行うにあたり、当該基板の面内の各部で均一性高い処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態であるエッチング装置の縦断正面図である。
前記エッチング装置の縦断側面図である。
前記エッチング装置の内部を示す概略斜視図斜視図である。
前記エッチング装置により行われる処理のタイミングチャートである。
前記エッチング装置の動作を示す作用図である。
前記エッチング装置の動作を示す作用図である。
エッチング処理されるウエハの表面の縦断面を示す模式図である。
エッチング処理されるウエハの表面の縦断面を示す模式図である。
エッチング処理されるウエハの表面の縦断面を示す模式図である。
エッチング処理されるウエハの表面の縦断面を示す模式図である。
エッチング処理されるウエハの表面の縦断面を示す模式図である。
エッチング処理されるウエハの表面の縦断面を示す模式図である。
前記エッチング装置により行われる他の処理のタイミングチャートである。
前記エッチング装置の動作を示す作用図である。
前記エッチング装置により行われる他の処理のタイミングチャートである。
評価試験での処理を説明するためのタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示のエッチング装置の一実施形態であると共に、本開示に係るエッチング方法を実施するエッチング装置1について、図1、図2に縦断正面図、縦断側面図を夫々示している。エッチング装置1において行われる処理の概要を先に説明する。このエッチング装置1は、エッチングガスとしてハロゲン含有ガス及び塩基性ガスを用いることで、真空雰囲気である所望の圧力下で、ウエハWの表面のエッチングを行う。なお、このエッチングを行うにあたり、ウエハWの周囲にプラズマは形成されない。
【0009】
エッチング装置1に搬送される上記のウエハWには、第1膜であるSiOx(酸化シリコン)膜101の他に第2膜であるSiN(窒化シリコン膜)102が形成されており、各々ウエハWの表面に露出した状態となっている。SiOx膜101及びSiN膜102のいずれも、エッチングガスに対して被エッチング性を有する。つまり、第1エッチングガスであるハロゲン含有ガスと、第2エッチングガスである塩基性ガスとが揃って供給された状態になると、SiOx膜101及びSiN膜102はいずれもエッチングされる。
【0010】
エッチング装置1はSiOx膜101及びSiN膜102のうち、SiOx膜101を選択的に、且つウエハWの面内において均一性高くエッチングできるように構成されている。詳しく述べると、エッチング装置1ではSiOx膜101とSiN膜102との間におけるエッチングガス(ハロゲン含有ガス及び塩基性ガス)に対するインキュベーションタイムが異なることを利用して、上記の選択的エッチングが行われる。インキュベーションタイムとは、ガスが基板上の膜に吸着してから当該膜に対して反応が開始されるまでの時間である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
複円環アレーアンテナ
7日前
オムロン株式会社
入力装置
7日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
27日前
株式会社村田製作所
磁性部品
19日前
日新イオン機器株式会社
プラズマ源
28日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
7日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
7日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
7日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
7日前
オムロン株式会社
電磁継電器
6日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
12日前
日本バイリーン株式会社
電極支持体
今日
ローム株式会社
電子部品
28日前
TDK株式会社
電子部品
6日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
28日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
27日前
古河電池株式会社
非水電解質二次電池
19日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
6日前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
27日前
住友化学株式会社
積層基板
19日前
三洲電線株式会社
撚線導体
22日前
住友化学株式会社
積層基板
19日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
7日前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
6日前
川崎重工業株式会社
ロボット
26日前
ソニーグループ株式会社
面発光素子
26日前
三菱電機株式会社
半導体装置
22日前
オムロン株式会社
電磁継電器
6日前
オムロン株式会社
電磁継電器
6日前
株式会社ヨコオ
アンテナ装置
今日
HOYA株式会社
光照射モジュール
22日前
エリーパワー株式会社
蓄電池
22日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
6日前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板処理装置
22日前
株式会社カネカ
固体撮像装置
27日前
本田技研工業株式会社
端子台
28日前
続きを見る