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公開番号2024129561
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038857
出願日2023-03-13
発明の名称画像形成装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/21 20060101AFI20240919BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 画質低下を抑制しつつ、乾燥によるプリントシートの伸縮を抑制する画像形成装置を得る。
【解決手段】 プリント条件調整部2は、(a)プリントシートにおけるプリント対象画像についてのインク被覆率を導出し、(b)導出したインク被覆率に対応する黒生成率を特定し、(c)特定した黒生成率で黒インク色の画像データの生成を黒生成・UCR処理部5に実行させる。ここで、インク被覆率は、その画像においてインクが吐出される画素についての、有彩インク色および黒インク色のインク使用量の、所定最大値に対する割合を示す。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
プリントシートに対してインクを吐出して画像をプリントするインクジェット方式のプリント装置と、
前記画像についての有彩インク色の画像データから黒インク色の画像データを生成するとともに、前記黒インク色の画像データの生成に対応して前記有彩インク色の画像データの値を調整する黒生成・UCR処理部と、
前記黒生成・UCR処理部より生成された前記黒インク色の画像データおよび調整された前記有彩インク色の画像データに基づくプリントを前記プリント装置に実行させる画像出力部と、
(a)前記プリントシートにおける前記画像についてのインク被覆率を導出し、(b)導出した前記インク被覆率に対応する黒生成率を特定し、(c)特定した前記黒生成率で前記黒インク色の画像データの生成を前記黒生成・UCR処理部に実行させるプリント条件調整部とを備え、
前記インク被覆率は、前記画像において前記インクが吐出される画素についての、前記有彩インク色および前記黒インク色のインク使用量の、所定最大値に対する割合を示すこと、
を特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記プリント条件調整部は、前記インク被覆率が高いほど前記黒生成率を高くすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記プリント条件調整部は、前記インク被覆率が所定閾値以上である場合、前記黒生成率を高くし、前記インク被覆率が所定閾値未満である場合、前記黒生成率を高くしないことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像に対して所定の画像処理を実行可能な画像処理部をさらに備え、
前記プリント条件調整部は、前記インク被覆率に対応する変倍率およびプリントタイミング調整量を特定し、(c)特定した前記変倍率で前記画像の変倍を前記画像処理部に実行させ、(d)特定した前記プリントタイミング調整量だけプリントタイミングをずらすように前記画像出力部に前記プリント装置を制御させること、
を特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記プリント条件調整部は、両面プリントの場合、前記変倍率を、前記プリントシートの1面目についての前記変倍率より前記プリントシートの2面目についての前記変倍率が大きくなるように調整することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ある印刷装置は、乾燥によるプリントシートの伸縮を考慮して、裏面印刷時に見当合わせ補正を行っている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
ある画像記録装置は、印字率パターンに応じて、乾燥によるプリントシートの伸縮を考慮して、プリントすべき画像の変倍を行っている(例えば特許文献2参照)。ここで、印字率パターンは、印字可能領域を分割して得られる複数領域の印字率のパターンである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-144608号公報
特開2017-105073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、インクジェット方式のプリントにおいて、乾燥によるプリントシートの伸縮を考慮して、プリント位置の調整や画像の変倍が行われているものの、プリントシートの伸縮自体は依然として生じており、十分に、プリントシートの伸縮の影響が抑制されない可能性ある。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、画質低下を抑制しつつ、乾燥によるプリントシートの伸縮を抑制する画像形成装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る画像形成装置は、プリントシートに対してインクを吐出して画像をプリントするインクジェット方式のプリント装置と、前記画像についての有彩インク色の画像データから黒インク色の画像データを生成するとともに、前記黒インク色の画像データの生成に対応して前記有彩インク色の画像データの値を調整する黒生成・UCR処理部と、前記黒生成・UCR処理部より生成された前記黒インク色の画像データおよび調整された前記有彩インク色の画像データに基づくプリントを前記プリント装置に実行させる画像出力部と、(a)前記プリントシートにおける前記画像についてのインク被覆率を導出し、(b)導出した前記インク被覆率に対応する黒生成率を特定し、(c)特定した前記黒生成率で前記黒インク色の画像データの生成を前記黒生成・UCR処理部に実行させるプリント条件調整部とを備える。ここで、前記インク被覆率は、前記画像において前記インクが吐出される画素についての、前記有彩インク色および前記黒インク色のインク使用量の、所定最大値に対する割合を示す。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画質低下を抑制しつつ、乾燥によるプリントシートの伸縮を抑制する画像形成装置が得られる。
【0009】
本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図2は、図1に示す画像形成装置における、インク被覆率に対応するプリント条件調整の一例について説明する図である。
図3は、図1に示す画像形成装置における、プリントシート種別に対応するプリント条件調整の一例について説明する図である。
図4は、図1に示す画像形成装置における、プリントモードに対応するプリント条件調整の一例について説明する図である。
図5は、図1に示す画像形成装置における、印字率に対応するプリント条件調整の一例について説明する図である。
図6は、図1に示す画像形成装置の動作について説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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