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公開番号2024129287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038390
出願日2023-03-13
発明の名称情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類G06Q 10/109 20230101AFI20240919BHJP(計算;計数)
要約【課題】取引内容に応じて、未処理帳票の事務処理に必要となる予測日数をユーザーに通知する。
【解決手段】情報処理装置は、処理済みの帳票から固有表現を表す文字列情報を抽出する抽出手段と、抽出された前記文字列情報と、前記処理済みの帳票をユーザーが取引に関する事務処理を行うのに要した処理日数とをデータセットとして学習を行うことにより、未処理の帳票を前記ユーザーが前記事務処理を行うのに見込まれる予測日数を推論するためのモデルを生成する学習手段と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
処理済みの帳票から固有表現を表す文字列情報を抽出する抽出手段と、
抽出された前記文字列情報と、前記処理済みの帳票をユーザーが取引に関する事務処理を行うのに要した処理日数とをデータセットとして学習を行うことにより、未処理の帳票を前記ユーザーが前記事務処理を行うのに見込まれる予測日数を推論するためのモデルを生成する学習手段と、
を備える、
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記未処理の帳票から抽出された固有表現を表す文字列情報を、前記学習手段によって生成された前記モデルに入力することにより、前記未処理の帳票を前記ユーザーが前記事務処理を行うのに見込まれる前記予測日数を推論する推論手段と、
をさらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記推論手段から得られた、前記未処理の帳票の前記予測日数を前記ユーザーに通知する通知手段と、
をさらに備える、ことを特徴とする請求項2に情報処理装置。
【請求項4】
前記通知手段は、前記未処理の帳票の前記予測日数をUI画面に表示する、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通知手段は、前記未処理の帳票の前記予測日数を前記ユーザーにメール送信する、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
帳票から抽出された固有表現を表す文字列情報、当該帳票の予測日数、及び当該帳票の処理日数を当該帳票と紐づけて格納する記憶手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
各種処理を実行する制御手段と、をさらに備え、
ユーザー入力された前記処理済みの帳票の処理完了日を取得した場合、
前記制御手段は、
前記記憶手段に格納されている前記処理済みの帳票の前記文字列情報から帳票発行日又は帳票作成日を取得し、
前記処理完了日、及び前記帳票発行日又は前記帳票作成日から前記処理済みの帳票の前記処理日数を算出し、
算出された前記処理済みの帳票の前記処理日数を前記記憶手段に格納する、
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記学習手段は、所定の契機で前記記憶手段に格納されている未学習の前記処理済みの帳票の前記文字列情報及び前記処理日数を学習することにより前記モデルを更新する、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記所定の契機は、未学習の前記処理済みの帳票の前記処理日数が前記記憶手段に格納された時である、ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記所定の契機は、所定期間の経過である、ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、文書データの特徴を学習する技術に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
紙文書として利用、保管されていた帳票等のいわゆる書類をスキャンし、文書データとして保管するケースが増加している。これらの書類のうち、帳票には、見積書の見積期限、発注書の納品期限、又は請求書の支払い期限等の期限情報が含まれている場合がある。これらの期限情報は、特に企業間の取引において遵守されるべき重要な項目であり、ユーザーにとっても重要な情報である。特許文献1には、文書のメタデータから期限情報を抽出又は推定し、期限日以前に期限情報をユーザーに通知する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-187708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実際にユーザーが帳票の事務処理を行う際、期限情報、並びに取引内容及び処理実績に応じて決定される処理日数もユーザーには重要な情報となる。即ち、ユーザーは帳票の事務処理を行う際に期限情報だけではなく、処理日数も考慮して業務を遂行している。特許文献1に係る技術では、取引内容に応じて予測される処理日数をユーザーに通知することはできないため、ユーザーにとっては利便性が欠ける。本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、取引内容に応じて、未処理帳票の事務処理に必要となる予測日数をユーザーに通知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る情報処理装置は、処理済みの帳票から固有表現を表す文字列情報を抽出する抽出手段と、抽出された前記文字列情報と、前記処理済みの帳票をユーザーが取引に関する事務処理を行うのに要した処理日数とをデータセットとして学習を行うことにより、未処理の帳票を前記ユーザーが前記事務処理を行うのに見込まれる予測日数を推論するためのモデルを生成する学習手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本開示の技術によれば、取引内容に応じて、未処理帳票の事務処理に必要となる予測日数をユーザーに通知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図。
情報処理装置の構成の一例を示すブロック図。
ユーザーに予測日数を通知する処理を示すフローチャート。
処理される提案書の予測日数を通知する具体例を示す図。
処理される請求書の予測日数を通知する具体例を示す図。
モデルを学習及び更新する処理を示すフローチャート。
要対応フォルダへ振り分ける処理を示すフローチャート。
要注意フォルダへ振り分ける処理を示すフローチャート。
事務処理を開始する日までの日数を表示する処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態は本開示を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。また、本開示の情報処理装置における処理及びデータベース等の記憶装置は、複写機、PC、又はクラウドなどで実現される。また、フローチャートにおける各工程(ステップ)については「S」で始まる符号を用いて示す。
【0009】
[第1実施形態]
<情報処理装置のハードウェア構成>
図1は、情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。主要なハードウェアは、CPU101、ROM102、RAM103、外部メモリ104、入力装置105、表示装置106、通信インターフェイス107、及び入出力部(I/O)108を含む。上記の各構成要素はシステムバス109を介して接続される。CPU101は、ROM102に記憶された制御プログラム及びデータをRAM102に読み出して後述する各種処理を実行し、システムバス109に接続された各構成要素を制御する。ROM102は、BIOS(Basic Input/Output System)プログラム等のブートプログラム、及びCPU101が実行する制御プログラム及びデータ等の固定データを格納する。RAM103は、CPU101の主メモリ、ワークエリアなどの一時記憶領域として使用される。外部メモリ104は、情報処理装置100が処理するプログラムを格納する。入力装置105はタッチパネル、キーボード、マウス、又はロボットコントローラー等であり、ユーザーによる情報の入力や設定に係る処理を行う。表示装置106は、CPU101からの指示に従って情報処理装置100の演算結果を表示する。なお、表示装置106は、液晶表示装置、プロジェクタ、又はLEDインジケータ等である。また表示装置106と入力装置105とは操作パネル等で構成され、一体化されていてもよい。通信インターフェイス107は、ネットワークを介して他の情報処理装置等と通信を行う。通信インターフェイス107はイーサネット(登録商標)等でもよく、USBバス、シリアル通信、又は無線通信であってもよい。入出力部(I/O)108は、スキャナ等との接続を行う。情報処理装置100は、上記では1つの装置として説明を行ったが、複数の装置から構成されていてもよい。例えば、外部メモリ104は外部のストレージサーバを用いてもよい。情報処理装置100は、PC、又はノートPCに限られず、スマートフォン、タブレット端末、又はPDA(Personal Digital Assistant)等であってもよい。
【0010】
<情報処理装置の機能構成>
図2は、本実施形態に係る情報処理装置100の構成を示すブロック図である。情報処理装置100は、抽出部201、入力部202、記憶部203、学習部204、推論部205、通知部206、及び制御部207を含む。情報処理装置100の各機能は、RAM103に読み出された制御プログラム及びRAM103に記憶された各種データに基づく処理をCPU101が実行することにより実現される。記憶部203は、RAM103及び外部メモリ104によって実現され、各種データを保持する。入力部202は、入力装置105によって実現され、ユーザーからの入力を受け付ける。
(【0011】以降は省略されています)

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