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公開番号
2024128821
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023038057
出願日
2023-03-10
発明の名称
アクティブノイズコントロールシステム及びアクティブノイズコントロール方法
出願人
日東電工株式会社
,
学校法人 関西大学
代理人
個人
,
個人
主分類
G10K
11/178 20060101AFI20240913BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】騒音源の左右方向の位置に対するロバスト性を有するANCを実現することに適した技術を提供する。
【解決手段】
左右方向D2に、第1の壁80A及び第2の壁80Bが対向している。第1の壁80A及び第2の壁80Bの間に、空間86が位置する。空間86から遠ざかる第1音波を、第1スピーカ10Aの第1放射面15Aが放射する。空間86から遠ざかる第2音波を、第2スピーカ10Bの第2放射面15Bが放射する。第1放射面15Aの少なくとも一部と、第2放射面15Bの少なくとも一部とは、左右方向D2に関して互いに異なる位置にある。第1放射面15Aにおける第1音波と第2放射面15Bにおける第2音波との差が、空間86の内部から空間86の外部に出ていく音に応じて変化する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の壁と、
前記第1の壁に左右方向に対向する第2の壁と、
前記第1の壁及び前記第2の壁の間に位置する空間と、
前記空間から遠ざかる第1音波を放射する第1放射面を有する第1スピーカと、
前記空間から遠ざかる第2音波を放射する第2放射面を有する第2スピーカと、
を備え、
前記第1放射面の少なくとも一部と、前記第2放射面の少なくとも一部とは、前記左右方向に関して互いに異なる位置にあり、
前記第1放射面における前記第1音波と前記第2放射面における前記第2音波との差が、前記空間の内部から前記空間の外部に出ていく音に応じて変化する、
アクティブノイズコントロールシステム。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記第1放射面における前記第1音波の位相を、第1位相と定義し、
前記第1放射面における前記第1音波の音圧を、第1音圧と定義し、
前記第2放射面における前記第2音波の位相を、第2位相と定義し、
前記第2放射面における前記第2音波の音圧を、第2音圧と定義したとき、
前記第1位相及び前記第2位相の差と、前記第1音圧及び前記第2音圧の差とが、前記空間の内部から前記空間の外部に出ていく音に応じて変化する、
請求項1に記載のアクティブノイズコントロールシステム。
【請求項3】
前記第1スピーカを支持する第1支持体と、
前記第2スピーカを支持する第2支持体と、を備え、
前記左右方向に直交する方向であって、前記空間を通り且つ前記第1放射面及び前記第2放射面の間を通る基準軸が延びる方向を、前後方向と定義し、
前記左右方向及び前記前後方向に直交する方向を、上下方向と定義したとき、
上開口部及び下開口部からなる群より選択される少なくとも1つが設けられ、
前記上開口部は、前記第1支持体の上端部、前記第2支持体の上端部、前記第1の壁及び前記第2の壁により区画され、
前記下開口部は、前記第1支持体の下端部、前記第2支持体の下端部、前記第1の壁及び前記第2の壁により区画されている、
請求項1に記載のアクティブノイズコントロールシステム。
【請求項4】
前記第1放射面及び前記第2放射面は、前記左右方向に関して前記第1の壁及び前記第2の壁の間に位置する、
請求項1に記載のアクティブノイズコントロールシステム。
【請求項5】
第3の壁を備え、
前記左右方向に直交する方向であって、前記空間を通り且つ前記第1放射面及び前記第2放射面の間を通る基準軸が延びる方向を、前後方向と定義したとき、
前記前後方向に関し、前記空間は、前記第1スピーカ及び前記第2スピーカの組み合わせと、前記第3の壁と、の間に位置する、
請求項1に記載のアクティブノイズコントロールシステム。
【請求項6】
前記左右方向に直交する方向であって、前記空間を通り且つ前記第1放射面及び前記第2放射面の間を通る基準軸が延びる方向を、前後方向と定義したとき、
前記アクティブノイズコントロールシステムは、角度つき状態を備え、
前記角度つき状態は、第1条件及び第2条件からなる群より選択される少なくとも1つが成立する状態であり、
前記第1条件は、前記第1放射面が、前記前後方向から前記基準軸側に逸れた方向に面するという条件であり、
前記第2条件は、前記第2放射面が、前記前後方向から前記基準軸側に逸れた方向に面するという条件である、
請求項1に記載のアクティブノイズコントロールシステム。
【請求項7】
前記第1条件は、前記第1放射面が、前記前後方向から前記基準軸側に0°よりも大きく45°以下逸れた方向に面するという条件であり、
前記第2条件は、前記第2放射面が、前記前後方向から前記基準軸側に0°よりも大きく45°以下逸れた方向に面するという条件である、
請求項6に記載のアクティブノイズコントロールシステム。
【請求項8】
前記空間の内部に位置する少なくとも1つの参照マイクロフォンと、
前記空間の外部に位置する少なくとも1つの誤差マイクロフォンと、
前記少なくとも1つの参照マイクロフォンと、前記少なくとも1つの誤差マイクロフォンと、を用いて前記第1音波及び前記第2音波を制御する制御装置と、を備える、
請求項1に記載のアクティブノイズコントロールシステム。
【請求項9】
前記空間の外部に位置する第1誤差マイクロフォンと、
前記空間の外部に位置する第2誤差マイクロフォンと、
前記第1誤差マイクロフォンと、前記第2誤差マイクロフォンと、を用いて前記第1音波及び前記第2音波を制御する制御装置と、を備え、
前記第1誤差マイクロフォンの少なくとも一部と、前記第2誤差マイクロフォンの少なくとも一部とは、前記左右方向に関して互いに異なる位置にある、
請求項1に記載のアクティブノイズコントロールシステム。
【請求項10】
前記第1放射面は、前記第2放射面に比べ、左側に位置し、
前記第1誤差マイクロフォンは、前記第2誤差マイクロフォンに比べ、左側に位置し、
前記制御装置は、
前記第1誤差マイクロフォンを用いて前記第1音波を制御し、
前記第2誤差マイクロフォンを用いて前記第2音波を制御する、
請求項9に記載のアクティブノイズコントロールシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクティブノイズコントロールシステム及びアクティブノイズコントロール方法に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
アクティブノイズコントロール(ANC)が知られている。ANCでは、騒音が、逆位相の音で低減される。特許文献1及び特許文献2には、ANCの例が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-190599号公報
特開2022-047766号公報
特開2016-122187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、左右方向に対向する壁の間の空間における騒音源からの音を空間の外部において低減するANCであって、騒音源の左右方向の位置に対するロバスト性を有するANCを実現することに適した技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、
第1の壁と、
前記第1の壁に左右方向に対向する第2の壁と、
前記第1の壁及び前記第2の壁の間に位置する空間と、
前記空間から遠ざかる第1音波を放射する第1放射面を有する第1スピーカと、
前記空間から遠ざかる第2音波を放射する第2放射面を有する第2スピーカと、
を備え、
前記第1放射面の少なくとも一部と、前記第2放射面の少なくとも一部とは、前記左右方向に関して互いに異なる位置にあり、
前記第1放射面における前記第1音波と前記第2放射面における前記第2音波との差が、前記空間の内部から前記空間の外部に出ていく音に応じて変化する、
アクティブノイズコントロールシステムを提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る技術は、騒音源の左右方向の位置に対するロバスト性を有するANCを実現することに適している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るANCシステムの斜視図である。
実施形態に係るANCシステムの上面図である。
実施形態に係るANCシステムの側面図である。
対称配置における騒音の伝搬の説明図である。
非対称配置における騒音の伝搬の説明図である。
上下方向に並ぶスピーカが発する音の説明図である。
左右方向に並ぶスピーカが発する音の説明図である。
第1支持体と第1スピーカの第1放射面との説明図である。
第2支持体と第2スピーカの第2放射面との説明図である。
第1支持体と第1スピーカの第1放射面との説明図である。
第2支持体と第2スピーカの第2放射面との説明図である。
圧電スピーカの厚さ方向に平行な断面における断面図である。
圧電スピーカを固定面とは反対側から観察したときの図である。
別の構成例に係る圧電スピーカを示す図である。
対称配置を説明するための上面図である。
非対称配置を説明するための上面図である。
対称配置及び非対称配置を説明するための側面図である。
実験例A~D、I、K及びLのスピーカの配置の説明図である。
実験例E、F及びJのスピーカの配置の説明図である。
実験例G及びHのスピーカの配置の説明図である。
フィルムスピーカ及び対称配置を採用した場合に第1誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
フィルムスピーカ及び非対称配置を採用した場合に第1誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
フィルムスピーカ及び対称配置を採用した場合に第2誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
フィルムスピーカ及び非対称配置を採用した場合に第2誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
フィルムスピーカを採用した場合に第1誤差マイクロフォンで測定される消音効果を示すグラフである。
フィルムスピーカを採用した場合に第2誤差マイクロフォンで測定される消音効果を示すグラフである。
ダイナミックスピーカ及び対称配置を採用した場合に第1誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
ダイナミックスピーカ及び非対称配置を採用した場合に第1誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
ダイナミックスピーカ及び対称配置を採用した場合に第2誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
ダイナミックスピーカ及び非対称配置を採用した場合に第2誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
ダイナミックスピーカを採用した場合に第1誤差マイクロフォンで測定される消音効果を示すグラフである。
ダイナミックスピーカを採用した場合に第2誤差マイクロフォンで測定される消音効果を示すグラフである。
実験例I及びJの測定領域を説明する上面図である。
実験例I及びJの測定領域を説明する側面図である。
第1誤差マイクロフォンで測定される消音効果の経時変化を示すグラフである。
第2誤差マイクロフォンで測定される消音効果の経時変化を示すグラフである。
第1誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
第2誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
スピーカの種類毎の消音効果を示すグラフである。
フィルムスピーカを採用した場合の測定領域における消音効果の分布を示すカラーマップである。
ダイナミックスピーカを採用した場合の測定領域における消音効果の分布を示すカラーマップである。
実験例K及びLの測定領域を説明する上面図である。
実験例K及びLの測定領域を説明する側面図である。
第1誤差マイクロフォンで測定される消音効果の経時変化を示すグラフである。
第2誤差マイクロフォンで測定される消音効果の経時変化を示すグラフである。
第1誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
第2誤差マイクロフォンで測定される音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。
扉の角度毎の消音効果を示すグラフである。
角度なし状態における測定領域における消音効果の分布を示すカラーマップである。
角度つき状態における測定領域における消音効果の分布を示すカラーマップである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本発明者らの検討内容)
左右方向に対向する2つの壁の間に空間があり、空間の内部に位置する騒音源から空間の外部へと音が出ていく環境を考える。例えば、この環境は、個人ブース内に人間が存在する環境である。この例では、個人ブースが上記2つの壁を有し、個人ブース内の人間が騒音源に対応する。
【0009】
上記の環境において、アクティブノイズコントロール(ANC)により空間から遠ざかる消音用の音波を放射することによって、騒音源からの音を空間の外部において低減させることが可能である。ただし、騒音源の左右方向の位置に対するロバスト性を有するANCを実行することは、必ずしも容易ではない。騒音源からの音が空間の外部において実用的なレベルで低減されるのは、左右方向に関してある範囲(スイートスポット)内に騒音源が位置する場合に限られうる。ANCの構成によっては、スイートスポットが狭いという状況又はスイートスポットが実質的に存在しないという状況が生じうる。そこで、本発明者らは、広いスイートスポットを実現することに適したANCを検討した。
【0010】
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明するが、以下は本発明の実施形態の例示に過ぎず、本発明を制限する趣旨ではない。以下では、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「高さ」等の用語は、要素間の相互の配置を指定するために用いており、ANCの実行時におけるこれらの要素の姿勢を限定する意図ではない。また、以下では、同一又は類似する構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)
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